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映画『バクマン。』感想

予告編
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過去の感想文を投稿する記事【73】

 明日、7月15日(土)にWOWOWにて放送予定の本作。

 公開は2015年。でも劇場じゃなくDVDレンタルの新作で観た覚えがあるから、実際に鑑賞して感想文を書いたのは多分2016年。まだギリギリ学生よー笑
 今とは一人称が違っていたり(っていうか「オレ」だったり「私」だったり、統一されていない笑)するのも、自分の事ながら面白く思えてしまいます。


 本文中で「少年ジャンプ歴は10年ぐらい」みたいなこと述べていますが、あれからおよそ7年ですか……。当時は社会人になって仕事を始めたら読まなくなると思っていましたが、案外わからないものですね。

多分ずーっとジャンプだけは読み続ける気がします。



今更だけど……


 見応えのある映像の数々……。真城(佐藤健)と高木(神木隆之介)がモノローグで少年ジャンプの解説をする冒頭シーンや、2人が漫画制作に没頭する様子をプロジェクションマッピング(もしかしたらCGかも?)を駆使して表現していたシーンなど。サカナクションが手掛けたBGMのオシャレな雰囲気も相俟って、MV調な映像が多々見受けられたように感じます。

 そんな素敵な映像たちを携えた本作は一見、「劇場で観たかった」と思わせる。原作を知っていて尚、映画化には不向きな題材なのではないかと余計な危惧(もしくは余計なお世話)すら感じていた人々(オレもその1人)にとってはなおさら。

 しかしながら、ある意味DVDで良かったとも思えます。エンドロールを観るとより一層に! 未見であれば、絶対に見逃してはなりません。いや、観るに決まっている。劇場で鑑賞する時、エンドロールを見ずに帰ってしまうタイプの人たちだって、最後まで観てしまうはず。ジャンプ作品が好きであれば勿論のこと、それほど知らなくてもド肝を抜かれること必至の演出が施されています。私も、何回一時停止したことか……。見れば見るほど素敵なエンドロールは、間違いなく本作の見どころの1つです。



 10年ぐらいですかね、オレの少年ジャンプ歴は。リアルタイムではない過去の作品も含めて、週刊少年ジャンプが大好きです。冒頭のジャンプ解説シーンや、新人漫画家たちの漫画談義は、「あ、その作品オレも知っているよ!」という感覚があるだけで、妙に嬉しく楽しくなる不思議な力があります。異様なほどにジャンプ至上主義な描き方をしている本作だから、という勘違いかもしれませんが、それだけジャンプ作品には魅力がいっぱいあるということなのかもしれません。

 見ているだけで楽しい映像や、少年ジャンプの中で少年ジャンプ論を語る、という若干のメタ的な要素も面白いですが、物語としても面白いです。原作とは違う点は多くあったものの、真城×高木というバディムービーな構図の中で、高木以外の真城の対となる人物の描き方が素敵。真城✖おじさん(宮藤官九郎)、真城✖亜豆(小松菜奈)……etc. それぞれが魅力的。


 病室を出る時の亜豆のあのセリフ……。恋愛的な要素を随分省いた中で、この重要な2人をどうくっつけるのかと思いながら観ていましたが、こう来るとは! まぁちょっとクサイ気もしますが、ひいてはジャンプっぽいとも言えるので良いじゃないかと。


 ってか今更だけど、「バクマン」ってどういう意味だろう?



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