私のママは8
5章
ひかりが黙って映画デートをしてからしばらく経ち、12月に入った。ひかりはいよいよ中学受験に向けて勉強に勤しんでいた。
担任:ええと。じゃあこれはどうしてこうなるか分かる人?
誰もいない?そしたら、原口さん。
ひかり:はい。これ〜〜だからです。
担任:そうですね!分かりやすくありがとうございます!
じゃあこれ書き終わった人は休み時間。
ひかりはもう書き終わっていたので、机の上を片し始めた。
片付けた頃、すずかと目が合い、何やら合図を送っているようだった。
ひかり:どうしたの?
すずか:ひかり〜もう一回教えて、さっきのところ。
ひかり:これがこうなるから、こうなるの。
すずか:あ、あ!!なるほど!分かった!ありがと!!
ひかり:ぜんぜんだよ
すずか:そういえば最近どうなの?
ひかり:何が?
すずか:たくとくんと。
ひかり:今度たくとの家に遊びに行くことになった。
なのか:ええ、なにそれ!!
みみ:ひかりとたくと仲良すぎ!!!
ことね:すごいね、、!!
すずか:てことは、たくとはひかりと付き合ってること親に言ったってこと?
ひかり:そういうことでしょ。じゃなきゃ家に行けないし。
なのか:ひかりは?
ひかり:私は言ってないよ。
みみ:どうして?
ひかり:なんかいえない。
ことね:バレないの?
ひかり:案外バレないよ。
ことね:そうなんだ
なのか:うちのパパとママだったらバレてるな〜。特にママ。
すずか:わかる!私も絶対にママにバレる。
みみ:私は自分からいっちゃう!
ひかり:たぶん、私のところパパもママも仕事が忙しくて分かんないんだと思う。
ことね:なるほどね、!
すずか:そういえば、パパとママで話思い出したんだけど、私のパパとママ、私がいるってことが分かってから結婚したんだって。
なのか:そうなんだ、!
すずか:でも、もう私がいるってこと分かるより前から結婚考えてたらしいから、そんなにびっくりもしなかったけど?
ひかり:私のところとにてるかも
みみ:だけどさ、どうするんだろうね?
ことね:なにが?
みみ:もし子どもがいるってこと分かっても結婚しないってなったら。
みみちゃんの最後の発言がこの後のひかりの心情に影響を与えるのはいうまでもない😢(9へ続く)
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