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21世紀を生きる私へ2
2章
のぞみは大学の期末レポートに追われていた。
のぞみ:ああ、もうなんでもっと早くからやらなかったんだろう。しかもこれ難しいし。
のぞみはやりたいこともまだ定まっていないため、広く学べる文学部で学んでいる。しかし、レポートが他学部より多いのがのぞみの通う大学の文学部だったのだ。
のぞみはひまりに電話をして助けを求めるが、ひまりはすでに寝ているらしく出てこない。
のぞみ:ガチで終わらない、、、
のぞみはしばらく自分の部屋でパソコンと格闘していたがいつの間にか寝落ちていた。
夢の中ののぞみ:なにこれ、
あ、あついっ、、!!!!
のぞみは目覚める
のぞみ:また見た。てか、レポート!!!!
後味が悪い中必死にレポートと格闘し、何とか提出期限に間に合ったのだった。
翌朝
のぞみ:おはよ〜
母:あ、おはよう。レポート終わったの?
のぞみ:うん、何とか。でも最悪、またあの夢見た。
父:やっぱり一回どこかで診てもらったほうがいいんじゃないか?
弟:のぞみ誰かに呪われてるんじゃない?
のぞみ:もし誰かに呪われてたら今頃私死んでるよ
母:呪いはどうかと思うけど、もうすぐ夏休みになるし一度どこかで診てもらうのもありかもね。
のぞみ:変な人に思われるんじゃない?
父:ん?のぞみは元々変わってるじゃないか。
のぞみ:どこが?
父:8月になると毎年元気なくなるところとか。
のぞみ:なんか暑くて夏バテ気味になるだけだって。
弟:わかんないかもよ、のぞみの背後に幽霊が、、!!
のぞみ:もう!!ふざけないでよ!!!
あ、いてて。寝不足で頭痛が。
母:ちょっと、大丈夫?
のぞみ:行かないと単位落とすから行ってくる。
テスト終わったら帰って寝るわ
母:気をつけて〜
父:まあ寝不足でも死なない死なない!
のぞみはとりあえず大学にテストを受けに行った。そしてなんとか夏休みを迎えることができた。
のぞみの不可解な夢の謎はいつ解けるのか?
(3へ続く)
ここで今回私がこの作品を書こうと至った経緯を述べます。
私は21世紀に生まれました。21世紀のことしか分かりません。
しかし、なぜか生まれる10年くらい前の歌を聴いて「懐かしい〜。どこかで聴いたことある」「あの時私ああだったかな〜」と感じることが度々ありました。
そう感じていた時ふと、「前世の記憶を持って生まれた人の人生を描くの面白いかも」と考えたのが最初のきっかけになります。
そして、来年は終戦から80年を迎えること、私自身は21世紀しか生きてないけど、この歴史を過去のものとしてではなく、今に、これからに私なりに考えて繋げたいという考えが湧き上がり、今回の作品を書くに至りました。
若輩者ですので、理解が浅い部分あるかもしれませんが、この後も読んでくださると幸いです。
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