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るいとも〜いつでも心はつながってる〜10
優子泣きながら電話をする
優子:りつさ〜ん、どうしよう、赤坂くん、
原口:優子さん落ち着いて。
優子:、そんなはずじゃなかったのに、、。
原口:わかった。優子さん、今から行く。だから落ち着いて。
原口はかわいにひかりのことを任せて優子の家にいく。
ひかり:ママどこ行くの?
原口:ママの友達のところ。パパと一緒に待ってて。
ひかり:わかった!気をつけてね〜
原口:ありがと、ひかり。
原口が優子の家に行くと、
優子:りつさん、ありがと、、
優子はまだ泣いていた。原口はそんな優子さんのことを抱きしめる。しばらく原口の腕の中で泣いている優子。ようやく落ち着きを取り戻した。
優子:急に電話してごめんね。でももう私どうすればいいか分からなくて、、
原口:どんなことしたの?
優子:私あれから考えて、森田さんのことをコラボ企画から外した。
原口:強制的に距離をとらせたってことね。
優子:うん。私がそういうことをすることで抑止力になると思って。だって私はコジカフーズの役員でもあるから。
原口:それでその後は?
優子:赤坂くんに帰ってきてから怒られた。「今の優子さんは嫌だ。俺、優子さんに信用されてなかったんだ。1番私情で仕事してるのは優子さんだ」って。私何もいえなかった。これが1番誰も傷つかないと思ったら、赤坂くんを怒らせ、私が1番私情に振り回された行動してるって気がついて、、。どうすればよかったの、、
原口:優子さん、優子さんは間違ってない。上司として冷静な判断をした。
優子:りつさん、、。
原口:赤坂くんは、優子さんのこと嫌いになったんじゃなくて、何も言われなかったことが嫌だったんじゃないかな。
優子:だけど、それは、
原口:優子さんは間違ってない。優子さんの気持ち分かる。私もかわいとの間に昔そんなことがあった。
かわいのためにシンガポールにいかせたかった、上司として。ちょうどその頃かわいが元婚約者のことで色々考えてて、私はそんなかわいを見るのが嫌だった。だからこそ、私情をもって判断しないように慎重に考えた、つもり。
だけど、やっぱりその後かわいとはギクシャクした関係がしばらく続いた。
優子は黙って聞いている。
原口:その直後に妊娠が発覚して、かわいもすごい考えて今は3人で暮らしてる。
だから何がいいたいかっていうと、優子さんは悪くないし、今が辛いのも当たり前だし、だけどちゃんと向き合ってるから、絶対また分かりあう時がくる。
優子:りつさん、、(優子はまた泣きそうになっている)
原口:あ、でももし赤坂くんがこのことから目を逸らして逃げ続けて優子さんを傷つけるなら私が容赦しない。その時はすぐに言って。
優子:ありがと、りつさん。(泣きながら言っている)
原口:大丈夫、優子さん。
優子はまた原口の腕の中で泣いた。そして落ち着いたところで原口に帰ってもらった。優子は1人で考えた、赤坂に本当に言いたいことは何か、今後どうすればいいか。
結局赤坂はその日は帰ってこなかった。
赤坂はどこに行ってしまったのだろうか🤔果たして林優子と赤坂剛は仲直りできるのだろうか
(11へ続く)
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