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21世紀を生きる私へ3

※もし不快な思いをされた方いたらすみません。

3章
8月。のぞみはやはり例年のようにどこか本調子ではなかった。

のぞみ:なんか変な感じがする。
母:大丈夫?
のぞみ:うん。毎年のことだから慣れてる。
母:病院探してみたの、お母さん。
のぞみ:え?
母:こことかどう?(催眠療法に功績がある病院を示す)

のぞみ:え、なに寝るの、私?
母:ちがうわよ。催眠術じゃなくて催眠療法。治療の1つだって。

のぞみ:なんか胡散臭い。あ、だけど、聞いたことあるかも、どこかで。
母:あなたがよければ行ってみたら、1回。

のぞみ:うーん、そうだな。ちょっと考えとく。
母:じゃあお母さんパート行ってくるね

のぞみは1人病院に行くか考えた。
今までも内科などにかかったが、特に異常はなく謎が残るままだったのだ。

のぞみ:予約するのか〜
予約画面をのぞいてみる。すると、奇跡的に2日後空いてる時間があった。

のぞみ:うん、試しに行ってみるか。
のぞみは母親に薦められた病院に行ってみることにした。

のぞみはひまりに電話をした。
のぞみ:もしもし?
ひまり:あーのぞみー!
のぞみ:ちょっとさ、聞いてほしいことあってさ。

ひまり:どうしたの?
のぞみ:笑わないでよ、いや笑ってもいいんだけど、
ひまり:なになに?
のぞみ:私さ、昔から変な夢にうなされるの。
ひまり:どんな夢?
のぞみ:なんか目の前が光ったと思ったら体がすごく熱くなって、それですごく変な感じになってうなされるの。

ひまり:それ、前にも聞いたよ
のぞみ:その続き。
ひまり:ん?
のぞみ:それがさ、今度そのことで病院行くことになったの。
ひまり:病院?
のぞみ:精神科。
ひまり:せいしんか、?
のぞみ:メンタルの病院。催眠療法受けるんだ。
ひまり:あなたはだんだんねむくな〜る
のぞみ:それは催眠術。
ひまり:そうなんだ、いつ行くの?
のぞみ:明後日。奇跡的に空いてた。

ひまり:なんか緊張するね。
のぞみ:え、笑われるかと思った。
ひまり:なんでよ、笑わないよ!
のぞみ:どうして?
ひまり:そんな、前からのぞみが悩んでること笑うわけないじゃん。それに、また去年みたいに今あんまり調子良くないんでしょ?

のぞみ:よく分かるね、、!
ひまり:分かるよ!のぞみ分かりやすいから。

のぞみ:なんか、ひまりと話してたら安心して来た。ありがと

ひまり:また教えてよ。
のぞみ:うん。分かった。じゃあね、バイバイ!

電話を切ったのぞみはその後しばらく寝てから、慌ててバイトに行った。


のぞみはどうやら医療の力を借りて、妙な夢について向き合うようだ。(4へ続く)


※今回精神科の話を一部出しました。書く上で一応調べて書きました。しかし、もし意図せず、不快な思いをした方いましたらすみません。
ただ、作者は書きたいこと最後まで貫きますので理解のほどよろしくお願いいたします🙇‍♀️

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