超激短小説127「pretend」

子供の頃は子供のふり
大人の頃は大人のふり
女のふり、男のふり
ふりふりふりふり
何でもいい
地球人を一括り

4さいから気付いたの
ぼくは、わたしは
人間のふり
ここで生きる為に
汚ないモノを見るような
突き飛ばされると傷付くの

それでも黙っていられない
口から生まれて来た子です
傷ついても何が正しいかを考える

地球では
優しい事と、酷い事
半分ずつ
お互い学ぶ為に
良いと感じる事、悪いと感じる事
半分ずつ
みんながみんな無意識に
自分のフリして生きている

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