はじめてのタブレットPC ~Surface Pro8~
最近、夏のボーナスで、MicrosoftのSurface Pro 8を購入しました。仕事がら、PDFの論文や資料を読む機会が多く、どうしても手書きで、書き込めるタブレットが欲しくて、いろいろ検討していたのですが、Surface Pro8を購入するという結論に至ったのです。
しかし、いかんせん高い!ということで、最後の最後まで購入自体を迷っていたのですが、タイミングよくMicrosoft storeで、キーボードとSlim Pen 2がセットで叩き売られていたため、ようやく決断することができました。
しかし、購入に至るまでの道のりは、非常に険しいものでした。今日はそのお話をしたいと思います。
なぜ、iPadではなく、Surfaceを選んだのか?
理想的なタブレット端末の探索を初めて、数か月。こっそりと仕事中抜け出し、会社近くの家電量販店に通うこと、数十回。ようやくたどり着いた機種は、言わずと知れた Microsoft謹製の最新型タブレットPCでした。
しかし、タブレット端末の王者といえば、もちろん iPad。それ以外にも、最近ポピュラーになってきたChrome OS、LenovoやSumsungが力を入れているAndroid タブレットなど、選択肢は実に多様です。
なぜ、王者iPadではなく、Surfaceなのか?
それは、「画面の切り取り」機能をSurface Penのクリック一つで起動できるからです。
「画面の切り取り」機能とは、Windows 10から実装されたスクリーンショットの機能で、画面上の任意の場所を好きなサイズでスクリーンショット取得できます。
キーボードだと「Win + Shift + S」で起動させることができます。これが、ペンのボタンひとつでできてしまうというのは、iPadを含む、他のタブレットにはマネできない機能なのです。
もともと、論文読みのために購入したかったタブレット。iPadで同じ操作をすためには、①図表などをいちいちスクショして、②必要な箇所だけトリミングして、③画像を保存して、④最後ノートに貼り付け、4ステップも必要になってしまいます。
これが、ワンクリックでできてしまうなんて!
論文読みとしては、悶絶の機能なのです!
ということで、数か月間にわたるOS戦争は、iPad OSを退け、Windowsに軍配が上がったのでした。
数あるSurfaceシリーズの中で、なぜ、Pro8を選んだのか?
OSが決まったところで、次の問題は、Surfaceシリーズの中で、Pro 7か、Pro 8か、Pro Xか、Go 3かという点になります。これが、また、悩ましかった…
まず、Surface Go 3は、Surface シリーズで最小・最軽量の端末で、お値段も手ごろです。しかし、OSにロックがかかっており、カスタマイズ性に難があります。また、最高メモリが8GBとWindows 11を動かすにはやや心もとない。そして、ウェブ会議とメモアプリの同時使用には、10.5インチのディスプレイはあまりに窮屈でした。ということで早々に脱落。
次は、Surface Pro Xです。こちらは、見た目はPro 8と全く同じですが、LTE対応で接続性は優れている上に、お値段は少しだけ安いというメリットがあります。しかし、CPUがMicrosoft SQというスマホ用のSnapdragonをベースにした仕様となっており、32bit版のソフトしか動かないということで、あえなく脱落。
残るは、Pro 7かPro 8です。Pro 8の方がリフレッシュレート120Hzに対応し、スピーカーも非常によく、Thunderbolt対応で、まさに最新版に相ふさわしい仕様です。しかし、メモリ16GBでタイプカバーとペンをつけると軽く20万円はこえてしまうというコスパの悪さがあります。
一方、Pro 7は、2019年発売ではあるものの、Type AやSDカードスロットがあり、周辺機器への追加投資が最小限で済みます。また、Pro 8よりも100g以上軽く、Core i7・16GBでもPro 8よりも安くつくということで、非常に魅力的ではありました。
決定打はディスプレイサイズだった…!
ストアでポチる最後の最後まで迷ったのですが、決め手になったのはディスプレイサイズでした。Pro 8は13インチであるのに対して、Pro 7は12.3インチ。
わずかな違いではありますが、横置きしたときに、ディスプレイの縦サイズが1cm程度大きくなる、というのは、マルチタスクでPDF論文を読みながらメモアプリを使用する際に、圧倒的な視認性の差が生じます。
迷った時こそ、初心に立ち返ることが重要だと、思い知らされた次第ですね。
To Be Continued…
ということで、長きにわたる検討の結果、セールの後押しもあり、ようやくSurface Pro 8を購入するに至ったわけでした。以下が最終的なスペックと購入品になります。
本体スペック
機種: Surface Pro 8
CPU: Core i5
メモリ: 16GB
ストレージ: 256GB
周辺機器
Surface Pro 8 タイプ カバー
Slim Pen 2
Surface Pen
Surface Pen 替え芯セット
さて、鋭い方はお気づきかと思いますが、セットでSlim Pen 2がついているのに、前世代のSurface Penをあえて購入しています。この理由については、別記事で紹介しております。
事前に吟味を重ねただけあって、読書に論文読み、ウェブセミナーにNoteの閲覧など、大活躍しており、大満足の買い物となりました。
Surfaceシリーズの購入をご検討中の方、よろしければご参照ください。
『孤独のDx』編集長|カイト
また、もし、Surfaceの活用術にご興味のある方は、以下のマガジンも、よろしければ、ご参照ください。
Surface Labo 主任研究員|カイト
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