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自己肯定感が低い人ほど肩の力を抜けない

歌人の斎藤茂吉の長男で、
精神科医の斎藤茂太さんという方が
いらっしゃいまして

その方の名言の中に


苦労から抜け出したいなら、
肩の力を抜くことを覚えなさい。

という言葉があります。


頑張りすぎなければ
ストレスはあまり生じにくいですし
メンタル系の疾患も
頑張りすぎないことが
回復するためには
必須だったりします。


ただ
肩の力を抜こうと思っても
またすぐに肩に力が入ってしまう人が
多いこともあると思います。


結果として
頑張り続けてしまって
回復する前に
メンタルが崩壊していく。


メンタルに強くなる
というのは
回復、リカバリーの機会を
しっかり設けられることだと思うんです。


◯肩の力を抜けないのは自己肯定感の低さのせい


そして過去に
自己肯定感が低い人ほど
頑張りすぎてしまう

という記事を書いたことがあるのですが

失敗する自分を受けいれられなかったり
ミスする人だと周りに思われたくなかったり
成果を出して
他人と自分は違うと思いたい人だったり

自己肯定感が低いが故に
サボることができなかったり
頑張り続けてしまうから

肩の力を抜けない
という性格に
なっているのだと思います。


◯うまくいっても認められないから肩の力を抜けない


そういう人が大きな成果や
評価をあげたとするじゃないですか。

だけど
根本的に自分を信じられない人や
自分のことを受け入れられていない人は

その瞬間に少しは喜べたとしても

「たまたまうまくいっただけだ」
「まぐれが起きただけだ」
「大した成果ではない」


と考えてしまったり

達成感をそれなりに
感じることができたとしても

自分が納得する基準というか
ハードルが上がってしまい
同じような成果では
満足できなくなってしまうんですね。

だから結局

うまくいこうが
うまくいかなかろうが

肩の力を抜くことができず
できていないところや
足りていない部分ばかりに
先に目が向いてしまう。

つまり
自分のできていない部分に
フォーカスしてしまうようになる
んですよね。

満足する基準が高くなっている分
何をしても
どんな仕事の成果を上げたとしても

「このくらい出来て普通だ」

と捉えてしまう。

だから休むポイントを
うまく作れないんですよね。


◯失敗を肯定する考え方


肩の力を抜くためには
失敗を肯定させるような
考え方
をしていくことが
大事だなと最近は思います。


そんな大それた方法ではないですが
失敗したと考えるのではなく
うまくいかない方法を知ることができた

と捉えてみましょう。

結局失敗からしか
学ぶことはなくて

「あ、ここに落とし穴があるんだな」
「こう言うとこの人は気に入らないんだな」

とダメな方法を知ることで
対策がとれる。

方法だけではなく
そこに至る準備が足りなかったとか
自分の傾向を知れたりとか

どんどんと成長につながるためには
うまく行かない方法も
何か通りも試さないとダメなんですよね。


人と喧嘩して
仲直りして
人間関係の距離感を掴めるもの。

最初から喧嘩せず
嫌われないようにしていると

言いたいことも言えないし
相手が言いたいことを言った時に
受け止められなかったりするだけなので

うまく行かなかったと感じた時は
「この方法はダメなんだな」

と捉えることで
少し前向きに考えられるかもしれません😌

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玲/精神科ナース
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