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自分の考えが正しいと思っている人ほど疲れやすい
他人に流されない
とか
自分を強く持つ
とか
自分軸で生きることが
大事であるというような
発信をよく見かけますよね。
私自身も
そういう類の考え方を持っているし
発信もしてきたのですが
一方で誤解されていることもあって
自分を持つ
イコール
自分の考え方が世間一般的に
正しいと思いなさい!
ということでは
ないんです。
自分の考え方に自信を持っている人ほど
〝こうあるべき!〟
という凝り固まった
考え方になりやすくて
結果として
周りと衝突して
自分が傷つくこともあるよね
という話をします。
◯価値観を押し付けるから怒りやすい
どうしても人は
自分の考えが正しいと思いがちですし
新しい考え方や
若い人の考え方に対して
否定的になりやすい。
でも
誰のいつの時代の価値観が
正しいのかなんて
わからないわけです。
多数派の意見が
正しいとは限らないですしね。
ただ
自分なりの価値観や
判断軸を持つことは大事で
もっと大事なことは
それを他人にも押し付けようとしないこと
なんですよね。
自分の価値観を
相手にぶつけて
相手を変えようとするから
うまくいかないし
故に腹が立つんです。
言い方を変えると
相手に勝とうとするから
必死になるし
執着してしまう。
ストレスの原因は
執着ですから
変わらない相手が
ストレスを与えているのではなく
自分の価値観で
相手を言い負かそうとしている
自分がストレスを生み出しているわけです。
自分の意見が通らなかったり
自分の考えと違う行動を
相手が取った時に
自分が負けた
という感覚になる。
だから余計に
相手を言い負かしたくなるわけです。
いや、でも…
と思いたくなる気持ちはわかります。
みんな私と同じように思ってる
とか
あの人だけ違うことをやっている
とか
思いたくなるんですけど
自分も同じように
周りから話が通じない人
と思われて
積極的に説得しようと
思われてないだけかもしれません。
私自身も
周りは同調してくれるけど
同調する人だけが
周りにいるんじゃないか?
と常に自分が正しいと思いたいことも
一応疑うようにしています。
その方が客観的になれますし
冷静になれますからね。
◯自己矛盾と戦わないといけない
人は完璧じゃないですよね。
それはある程度のみんな
わかっていることだと思います。
にも関わらず
「自分の考えは常に正しい」
と信じてしまうと
自らの矛盾やミスに対して
過剰に敏感になります。
この自己矛盾の葛藤が
疲れやすさを生む原因となります。
失敗や間違いを
認めることができない人は
その出来事に対して
必要以上に悩み続けます。
「これはそういうことなのね、OK」
と自分が間違っていた時に
そういうものなのか
と学べば
淡々としていられますが
「自分とは合わない!」
「それは違うと思う!」
「そんなわけない!」
と
自分と違うことを
受け入れようとしないから
怒ってしまうわけです。
「自分が正しい」と信じることは
「自分は間違えない」
というプレッシャーを
自らに課しているのと同じです。
このプレッシャーが
失敗時の精神的ダメージを増幅させます。
私の昔の同僚に
他人にものすごく厳しい人がいたんですけど
その人が凡ミスをした時
お昼休憩も取らずに
働き続けてたんですね。
おそらく罪滅ぼしのつもり
だったんでしょうけど
休憩を取らないと
管理者は困るし
周りは気を遣うし
仕事の効率も下がるから
良いことないんですよね。
普段から他人のミスに厳しいかったり
自分は正しい感を
出し続けてしまうと
自分が間違った時の
落ち込み方がハンパしゃない。
周りは落ち込むことなど
全く求めていなくて
サッと改善してくれれば
それでいいんですよね。
他人に厳しい人は
自分にも厳しくなってしまって
お互いに苦しむだけなので
自分の価値観を盲信せず
正しさより
共感を前に出していきましょう😌
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