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42 死んだ人に会う方法

私が娘の死後から書いているアメーバブログで、ずっと読み続けられている記事があります。それが「死んだ人に会う方法」という記事。アメーバユーザーだけでなく、検索サイトなどから見にいらっしゃる方もいるようです。それぐらい、死んだ人にみな会いたいですよね。私もその一人でしたから、その記事になる情報を求め得たわけなのです。

「死んだ人に会う方法」という記事を書いたのは、まだ娘が亡くなってから数ヶ月の頃でした。その数ヶ月の間に娘の声を聞いたり、娘が夢に出てきたりした時の、まだ少ない事例の中で共通する状況から、仮説を立てた記事です。その仮説とは、見えない存在とのコンタクトには、脳の松果体と、幸せホルモンといわれる「セロトニン」が関わっているのではないかというものです。今回は、その仮説を導き出した体験と、そこから始まった私の探求によって得た、現在の見解を書いていきたいと思います。

娘が死んでしまった直後の私は、幽霊でもいいから出てきてくれないかなと、心のどこかで思っていました。夢にもでてきてくれないかなと毎晩思うのですが、泣き疲れて目を閉じると、瞼の裏側はそれまでに見たことがないような、不気味な模様が見えてる始末。精神的に参っていて、現実も夢もその途中も、絶望一色でした。

それでも諦めず夢でもいいから会いたいと寝る前に願いつづけて数日したある日、ついに娘の夢を見たのです。とは言っても、娘の姿ではなく、文字でした。漫画の吹き出しのように、私の目の前にひょこっと吹き出し窓が現れ、そこには「ごめんね」とPOP体で書かれていました。つづけて「がんばって!」の文字も。

実はこの夢以前に、私は仏壇に向かって先に死んでしまったことについて文句を言った時に、「死んじゃダメって残る側の都合だよね、ウケる〜」という娘の声を聞いてたことがありました。この時のことを振り返ると、文句を我慢せずに言えた時、私は自分自身を癒したのかもしれないと思えました。

そしてあの夢を見た日から、不思議な体験が続きました。まだ小学一年生だった三女が私の布団に潜り込んで来た夜に、その顔が長女の顔にしか見えなくなって抱きしめることができたり、三女が寝言で長女が小さい頃に使っていた一人称を連呼したり(三女は知らないはずの一人称です)・・・まるで、私に会いに来てくれていることをアピールしているかのようでした。

人様からみたら、気が狂ってるの一言で済まされることかもしれませんが、何度かこのような奇跡のようなこと続いたことで、娘とコンタクトを取れる時の自分の状態に共通点があるのではないかと興味が湧いたのです。その時に共通していたのは、夜や朝方の静かな場所で、呼吸が落ち着いていて、頭がまだ働かない状態の、ほっとしている時でした。一言で言えばリラックスしている時です。

リラックスって、自分に何かを頑張らせたり、我慢させているとできません。息をしているだけでいいという状態を自分に許せる状態のことです。そしてそんなリラックス状態の時に分泌されているのが、幸せホルモン「セロトニン」なのです。そしてセロトニンを分泌する器官は脳にある松果体という部分です。

私は胎教や産後訪問などをしていたので、脳科学も少しかじったことがあるのですが、松果体は脳にある第三の目とも言われる、光を感知する器官であり、眠りを司るメラトニンや、セロトニンなどのホルモンを分泌するところでもあります。その知識がふいに意識上に現れて、セロトニン分泌することで、松果体が活性化し、光の存在になった娘を察知できるのかもしれないという思いに至ったのです。そして、リラックスしていれば、娘に会えるのかもしれない!そんな仮説が生まれたのです。

ちょうど引きこもりも決め込んだ時期でしたから、生活はリラックスし放題でした。お風呂やトイレに入っている時、料理中やお散歩中、映画を見たり、ブログを書いていると、娘の声が聞こえたり、娘のメッセージがあらゆるところに現れました。自分では気づけなかったことや思ってもみなかった情報がもたらされ、私はどんどん見えない存在がいる世界に確信を持っていきました。

しかし、そんな引きこもり生活を送っていても、たまに娘が近くに感じられない時もありました。その時に共通することは、ただ一つ!自分自身を責めている時です。泣いたり怒ったりしても、娘の声は私に届きましたが、「私はダメな母親だ」とか「感情を抑えられない・・・」とか「あれもやらなきゃ!」などと、自分に厳しくなっている時や、自分を裁いているときです。

感情の種類でネガティブだからダメだとか、そうゆうことではないようなのです。泣きたい時に泣き、怒りたいことはちゃんと怒ってスッキリして、いかに早くリラックス状態になるかが鍵のようなのです。泣きたいのにいつまでも泣く自分を許さなかったり、怒りたいのに我慢して、怒りたくなった自分を責めていると、光の存在は離れていくようなのです。

そのことがわかってきた時、私は大いなる愛に気付かされました。光となった存在に会いたければ、自分自身の全てを許し、自分を愛さなければならないということです。娘が私に「会いたかったら自分を幸せにしなさい」と教えてくれているようでした。私は人のために自分を我慢してしまう人間でしたから、私が自分を幸せにする方法があるとしたら、娘に会えるという「にんじん」が必要だったのです。そしてその機会を与えてくれたのだと思いました。

そしてもう一つ重要なことを発見しました。この宇宙は似たエネルギー同士が引き合う力が働いています。全ての物質は同じエネルギーを帯びた素粒子の集まりです。ということは、私が自分を愛している時に、娘に会えるということは、娘も私を愛しているということ。そして逆に、私が自分を否定している時に会えないのは、娘が私を否定せず無償の愛を注いでくれているから波長が合わないということなのです。

もしも死んだ愛する人に会いたいのなら、自分を幸せにして、愛してくださいと伝えます。それしか方法がないと私は思います。なぜなら、死んだあの人は愛を送り続けているからです。もしそうでないとしたら、会う必要もないですしね。

ちなみに、セロトニンの合成には、大豆や乳製品で摂取できる必須アミノ酸「トリプトファン」と腸内細菌がつくる酵素「ビタミンB6」が必要です。幸せに生きると決めたら、納豆やヨーグルトを食べると良さそうですね。私もほぼ毎日発酵食品と大豆製品を食べています。



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