【菜園】土づくり&【災害】トイレ対策

はじめに
 私は、約30年、家庭菜園を楽しんでいます。最初のきっかけは、災害時に野菜が不足した話を、被災者から聞いたことです。
 始めた頃は、適当にタネを蒔くだけの自然農法でしたが、僅かの収穫しか得られなかったので、少しずつ研究するようになりました。

玄米と米ぬか
 家庭菜園の本を読み、肥料として米ぬかが有効と知り、手に入れようとしたものの、近隣には米農家も精米所もなく諦めかけていたところに、通販雑誌でコンパクトな家庭用精米機を見つけ自宅精米を始めたことで、手に入れられるようになりました。精米後すぐのごはんは美味しく、玄米は保存が効き1年分まとめて購入できるので、非常食対策にもなりました。
 ただし、米ぬかには独特な匂いがあり、苦手な方もいますので、その辺りを確認してからの導入をお勧めします。

コーヒーかす
 茶葉やコーヒーかすも菜園に撒いていたのですが、その周囲の育ちが悪いことに気付き、その際に、UCCのウェブサイトで調べたところ、コーヒーかすは1年目はカフェイン等の影響により植物の生育を抑制し、2年目以降は土壌微生物群により分解され堆肥化すること、アンモニアを捕捉、吸着、中和する効果があることを知り、災害時のトイレ対策用としても準備しています。

土(堆肥)づくり
 家庭菜園の土づくりに、コンポストを一時期使っていたのですが、強烈な臭気と大量のウジに心折れ、いまは、①生ごみ発酵堆肥づくり、②腐りやすい生ごみは土を掘って埋める、③菜園の残渣や間引きした野菜や雑草は山積みの3通りで、土(堆肥づくり)づくりをしています。

生ごみ処理機

発酵成功のコツ
 発酵堆肥作りも何度か失敗しましたが、①微生物が活動しやすい光を通さない、②腐敗の原因となる水気を抜く蛇口がある生ごみ処理機を使い、③生ごみは、米ぬか、茶・コーヒーかす、オリーブ・ごま油、卵から、野菜くず、果物皮に限定することで、スムーズに発酵するようになりました。
 発酵が進むように、土、菌力アップ、納豆パック、ヨーグルトパック等も活用して、多彩な微生物を増やし、発酵を助けています。
 試したことはありませんが、災害時には便の処理もできるかと思っています。

生ごみ発酵液肥

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