【心理機能】INFPはどうして生きづらい? 〜宙に浮いた芸術家〜
みなさんこんばんは!きじるんです。
昨晩、初投稿をしましたが、多くの方に見ていただけてとても嬉しいです☺️ありがとうございます。
私はMBTIが好きなふつうの大学生です
(16Personalitiesの診断でINFP-T)。知識は浅いですが、これからも自由に書いていけたら嬉しいです✨
今回はINFPの具体的な心理機能とそのつながりを考察して、どうしてINFPは生きづらいと言われるのかというテーマで持論を書いていこうと思います。今回もシャドウの4つの機能は省いて、Fi-Ne-Si-Teの4つの機能に絞って考えていきます。
生きづらい理由① 主機能がFi
INFPが当たり前に使っていて、ベースにある主機能、Fi(内向的感情)。Fiが強いと感受性が強くなると言われています。小さなことに深く感動できる一方で、傷つきやすく繊細な面を持っています。
私のFiのイメージは心という容れ物の中に浜の細かな砂を敷き詰めたような感じです。小さなことに対しても、ゆっくりと水をろ過するように、心に染みる感動をすることができます。その一方で、傷つくことを経験すると、その砂にナイフが突き刺さり、くっきりと跡を残します。
良くも悪くも、心にはぎっしりと感情が詰まっています。感情を乱されると、その痛みが尾を引いてしまいます。主機能がFiであることはINFPが生きづらいと言われる大きな理由だと思います。
生きづらい理由② 代替機能がSi
INFPの第3機能はSi(内向的感覚)です。Siは過去の経験を大切にして、そこに安心感を覚えたり、具体的に回想したりすることができる機能。
Siは安心感や記憶力に結びつくとても便利な機能です。前回の記事で、INFPは「感情の蓄積」にSiを役立てているということを書きました。しかし、便利な一方で、繊細なFiを持つINFPが不健全なときには、Siが暴走して、感情のトラウマ経験が繰り返し鮮明に思い出されてしまいます(Fi-Siループ)。
繊細で傷つきやすいFiと鮮明に記憶を残すSiの相性は不健全なときには相性が悪いのです。どのタイプでも一般的に、代替機能が強く反応してしまって機能のバランスが崩れていると、不健全であると言われています。
生きづらい理由③ 補助機能がNe
それでは、第1機能と第3機能のループ状態から抜け出すにはどうしたらいいか。それは第2機能(補助機能)を効果的に使うことです。INFPの場合はNe(外向的直観)。物事を俯瞰的に見て、新たな可能性を広げていく機能です。
しかし、INFPは補助機能がNeであることが厄介…。N型はよく「地に足がつかない」「宙に浮いている」と表現されますが、INFPが不健全なときに、補助機能をうまく使おうとして使い続けると、どんどん宙に浮いて、現実離れしてしまうのです。そして、次の理由がさらに生きづらさを助長してしまいます…。
生きづらい理由④ 劣等機能がTe
INFPの劣等機能はTe(外向的思考)。世の中のルールを把握して、合理的に思考し、実行していく機能。
Teは現代社会で生き抜くには必要不可欠な機能の代表だと思っています。Teを主機能に持つタイプはESTJ(幹部)とENTJ(指揮官)。いかにも「しごでき(仕事ができる)」な方々。それなのにINFPはTeが劣等…。こりゃ生きにくいわけです。
その一方で、INFPと似た配置を持つENFPの機能はNe-Fi-Te-Si。繊細といってもSi劣等で鮮明なトラウマ体験は少ないし、Teが少しはあるので、仕事の実行能力もあります(羨ましい…✨)。
以上の4つの理由をまとめてみると
主機能(第1機能)がFiで繊細な性格。傷つきやすくネガティブになりやすい。
代替機能(第3機能)がSi。Fiと結びつき、過去のトラウマの感情を繰り返し鮮明に呼び起こしてしまう(Fi-Siループの不健全状態)。
補助機能(第2機能)がNe。不健全状態から抜け出そうとして、Neを使うとどんどん宙に浮いて現実離れしていく。
劣等機能(第4機能)がTe。仕事を実行する上での重要な機能が苦手。現代社会を生き抜くには生きにくい。
心理機能とそのつながりをみるだけでも、INFPは宙に浮いて自己の世界観の中に生きてしまう、生きづらい性格タイプだなと感じます。もし、読んでくださってる方がINFPさんだとしたら、私と同じように生きづらさを感じていらっしゃるのでしょうか?共感するところがあれば嬉しいです☺️
INFPさんもそうでない方も日々お疲れ様です、ご自愛ください😌
INFPは宙に浮いた芸術家?
INFPはしばしば芸術家タイプと表現されます。その理由は感受性の豊かなFiが芸術の動機を生みやすいから。そして、Neによって新たな可能性を広げるようにして表現することができるからだと思っています。
INFPは芸術的センスには優れているのですが、不健全状態から脱しようとするとどんどんと宙に浮いていく。まさに「宙に浮いた芸術家タイプ」だと思っています。
そんなINFPが現代社会を生き抜くにはどうしたらいいか。劣等機能であるTeを苦手ながらも使っていくしかない…。INFPはどのタイプよりも劣等機能の負担が重いタイプだと思っています。それゆえに生きづらいのかな。
INFPの可能性
今回はINFPの「生きづらさ」に焦点を当てて、考察を書いてきました。そんな生きづらい性格タイプですが、私自身はこの性格タイプに生まれて良かったと思っています。
これから様々なジャンルの記事を書きたいと思っていますが、その中でINFPの魅力や存在意義について、ゆっくりと持論を書いていけたらなと思っています。
今回は長くなってしまったので、この辺で。
ここまで読んでくださった方がいらっしゃいましたら、本当にありがとうございます!!
自己表現が生きがいのINFPにとって、自分の考えていることを読んでくださることは深い喜びです。
今日もありがとうございました!
寒い冬、お身体にはお気を付けください!またね!☺️✨