超訳・漏洩・RAND極秘文書01
RANDとは何か。何が人を殺すのか。
【序】これは連載の2つめです。時間が取れた時にのんびり書き足していましたが…気がついた時には3万字を超えていました。それでもここに描いておきたい内容が終わりそうにありません。
だけどnoteの1ページとして3万文字オーバーは明らかに長すぎます。残念だけどその3万文字を使うのは諦めました。
そして少し残念な強引ですが。無理やり幾つかの切り口に分解。それぞれを別の独立したテーマとして再構築し、最初から書き直しています。
その1つめがこれ(01)。それでも1万字を超えてしまいました。ですがこれは(これも)00の延長線で理解しておくべき内容です。
またこの01の続き(つまり02以降)でも暫く「RANDとは何か」が続きます。別の視点から観察し直す感じとなります。
故に切り込む角度と。そこで紹介する事実は毎回変わっていきます。だけど全て密接に絡み合ってます。
それだけ見れば別物に見える。だけど全て1つのRAND。繋がらないと浮かび上がって来ない。見えて来ない。そんな魔物が神座に居ます。
全てが互いに影響を及ぼし融合しています。集団であり単体です。概念であり観念です。枝葉がたくさん伸びた大木です。それがRANDという化け物です。
厄介なのは。こういった対象は。中途半端に書くとやもすれば壮大な陰謀論に見えて(そう貶されて)しまいがちな代物だと言うことです。
ですがRANDは。中途半端で浅学な陰謀論好きから【真実と呼ばれる安っぽいもの】ではありません。厳然たる存在です。
こう言った厄介な存在は往々にして大衆に隠され続けます。隠さなければ効果を発揮できないからです。
ですが全てを完全に隠しきれるものなどこの世には存在しません。大衆への効果を狙った行動であるが故に【テールの一部分】は必ず表面化したまま何処かに残されます。でなければ狙った効果(世界的洗脳)を発揮できないからです。
多くの場合それは。解釈を人工的に造り直した別の事実の部品として忍び込まされます。そうやって大衆の前に鎮座しています。
だから個々の小さな事実を拾い集め。時間軸を慎重に見極めて順番通りに並び替え。積み重ねて見て行けば。そいつは必ず浮かび上がって見えてきます。眼の前の日々のニュースの背景に。魔物が操ってる姿が黒く動き出して見えてきます。
【注】この後の2つの段落。『はじめに&注意事項は蛇足』です。読まずとも構わない内容です。最初から本題に跳びたい人は【●RAND研究所とは何ぞや?】という小見出しが見える行までスクロールしてください【/注】
この01の「はじめに」
表題に01とありますが。このページの前に00があります。このページを読む前に理解しておいて欲しい背景知識(最初のステップ)をそちらにまとめてあります。
この01以降も追加の背景知識ですがカテゴリが異なります。故にできる限り00を先にお読み頂くことをお薦めします。
それとこれとでは以下の同じ文章でも、頭の中に浮かぶ風景がまるで違った色彩に見えてくるでしょう。
また申し訳ありませんが。現物の文書画像は最上段の事例画像のように、表紙以外の「全ページ&全文をモザイク加工」させて頂きます。(超訳・漏洩・RAND極秘分書00でのみモザイク無しの表紙を掲載しています)
さらにこのnoteでは半角英数字の使用を避けています。つまり日本語とカタカナ、或いは全角英数字に(ほぼ)全て置き換えてあります。文書内に出現する各種アドレスも超訳側では全て伏せ字にしました。
理由はこの後の超訳を読み進めれば分かります。この01の最後で超訳の要点だけ纏めておきますが。これが間違いなく本物なのであればヤバイ代物です。私は彼らのフィルターに引っかかりたくありません。
私は注意深き臆病者です。常にそうやって情報を収集してきました。そして現実主義者です。このnoteごときで誰かから監視されるようなリスクは回避します。
上記が理由で読む気が失せたり。信頼性を疑ってしまうのであれば。どうかここでページを閉じてください。読まないでください。
返信に対するコメントは返しません。文書の入手方法の説明やその証明も致しません。それ故にこの文書がフェイクだと言われても当方は反論致しません。実際にその可能性はゼロではありません。
このnoteが陰謀論だと言われても。私自身を陰謀論者であると言われても。当方は反論致しません。反応致しません。全て貴方が判断してください。どうぞご自由に。
一方で。どうしてもこの文書の画像(流出したのはページごとにカメラ撮影された画像です)を見たいのであればネットの何処かにまだ転がっているかもしれません。
ここでの超訳とは
【注】超訳は連載の最後に掲載します。敢えて勿体ぶりします。じらすわけではありません。先に背景を何処まで知っているかで見え方が変わってしまうからです。【/注】
ここでの超訳とは。直訳でも意訳(英語的表現を日本語的表現に修整したもの)でもありません。あえて例えれば参考書のようなものだと捉えてください。
例えば。私が必要であろうと判断した場所には。その背景(既知の事実)を様々な手法で追加で文中に盛り込んであります。
この追加に関しては画像や動画の挿入も含みます。誰にでも最もスムーズに(つまり最低限の知識すら持ち合わせて無い人にも)原文の要旨を理解できるであろう手法を選択しています。
しかしこの手法にはデメリットがあります。結果として「私の視点・解釈」というバイアスがどうしてもかかってしまいます。それは事前に含みおいてお読みください。
故に単に私の超訳の全てを肯定的に読むだけでなく、敢えて批判的な立場に自分を置いて何度か読み直してみる作業もお勧めです。
時間があれば周辺知識を自分なりに調べてみるのも良いでしょう。それらの作業を通して理解はより深まって行くと思います。
また英文によくある(日本語文章ではあまり見られない)長い言い回しのセンテンスはあえて短く切り分けて日本人にも分かりやすい文章に書き直してあります。
そのような英語的な長文においては省略されがちな主語なども分割の際には追記してあります。
そもそもこの文書は軍産複合体やネオコンを顧客にするプロ(シンクタンク)から、現場のプロ(意思決定クラスタや実行クラスタ)へのレポートです。
つまり直訳や意訳をそのまま読んでも多くの人にはチンプンカンプンか。或いは直感的理解が難しいだろうと推測します。
例えばそうさせてしまう端的な事例に略称があります。02以降ではそれらの個々も具体的に説明していきますが原文では組織名などの多くが略称になっています。
そしてその幾つか(全てではありません)は一般的な英文辞書だけでなくウィキペディアにすら出てきません。グーグル検索してもヒットしないような代物です。通常は我々が眼にする事の無いアルファベットの羅列です。
つまりそれらを半角英数字のまま転載してしまうと(滅多に出てこないものであるが故に)いずれ何処かのフィルターに捕まって監視されてしまうリスクを排除できません。
故に超訳ではその全てを例え読みにくくても全角(=日本語)に変換して記載しています。ものによっては敢えて日本語表記だけにしています。
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●そもそもRANDとは何ぞや?
今回取り上げていく極秘文書の発行者は表題通りのRAND研究所。ペンタゴン(米国国防総省)のシンクタンクです。
この【RAND研究所の元となる組織】が産声を上げたのは。第二次世界大戦終結(1945年8〜9月←重要)の8ヶ月後(1946年5月←重要)です。
それが【米国陸軍航空隊←重要】の中に設置された【第二次世界大戦後の世界戦略研究部門】でした。
これを起ち上げたのがトルーマン。終戦時の米国大統領。つまり広島と長崎に原爆を落とした忌まわしき魔物です。
この研究のコードネームこそが【プロジェクトRAND】だったのです。
近現代史に詳しい人はここでピンと来たのではないでしょうか?
この【米国陸軍航空隊(計画上の部隊名称は陸軍マンハッタン工兵管区)→現在のRAND研究所】こそが。
◉原爆をプルトニウムから開発し。
◉広島(リトルボーイ←ウラン型←1945年8月6日)と
◉長崎(ファットマン←プルトニウム型←1945年8月9日)に投下した
◉マンハッタン計画(1942年6月開始)の核であり。
◉最初から最後までの司令塔であり。
◉実際に投下した組織です。
◉それがRAND研究所と名を変えて
◉ペンタゴンのシンクタンクになっている。
エノラゲイ(B29)に機長として乗ったポールティベッツはこの米国陸軍航空隊(後に空軍へ移動)に所属する大佐でした。
実は…このエノラゲイ(広島に原爆を投下したB21爆撃機)はポールティベッツ(機長)の【母親の名前】です。
ティベッツの母親が産み落とすリトルボーイ(ウラン型原爆のコードネーム)がヒロシマにキノコ雲を描き出す…と言う…日本人としてはもはや吐気を催すブラックジョークから来たネーミングです。
米属国に成り果てた日本の義務教育では絶対に教えないトリビアです…
いずれにしてもRAND研究所とは。日本に2つの原爆を投下するために必要な全て(研究〜開発〜投下)を計画し。実行した組織そのものだという事を(この後の話をより深く混乱せずに理解する為に)ここで頭に叩き込んでおいてください。
◉そしてプロジェクトRANDとは。
◉米国トルーマン大統領の命令(←下記【注】を参照)により。
◉日本に原爆を投下した米国陸軍航空隊が。
◉日本に原爆を投下した【8ヶ月後】に開始した
◉新たな戦後の地政学を【米国都合で建造する為の世界戦略プロジェクト】の事です。
良く誤解されているのですが。マンハッタン計画を開始(1942年6月)した大統領は(確かに)ルーズベルトです。
ただし当初は(明確なターゲットとして)日本に投下する為に開発が開始されたものではありませんでした。あくまでも戦時下の武器開発競争の一環でしかなかったのです。
そんなルーズベルトは1945年4月12日(終戦約4ヶ月前)に脳卒中で突然死してしまったのです。
実はルーズベルトは原爆の完成を知らずに死んでしまったわけです。つまり日本に原爆を投下したのはルーズベルトではありません。
ですが実は。原爆は(その時に)既に完成していたのです。陸軍航空隊(=後のRAND研究所)の中ではルーズベルトに提出する為の原爆投下計画が練られていました。
結果として陸軍から原爆の完成を知らされた大統領はトルーマン(ルーズベルトの死に伴い副大統領から昇格)でした。
つまり原爆を日本に投下(1945年8月)する事を決定した大統領はトルーマンです。
ですが内情を明らかにするとトルーマンは広島や長崎に大勢の一般市民が居ることを明確には認識していませんでした。
基地が集中した単なる軍事都市だと陸軍航空隊(後のRAND研究所)から報告を受けていたのです。
実際にトルーマンは【陸軍航空隊が最初に提案した候補先の京都】を無差別大量殺戮に該当するとして却下しています。
つまり(原爆の大量殺戮効果を示したくてしかたなかった)米陸軍航空隊・レズリーグローヴス中将(マンハッタン計画の指揮者)が次に提出した計画書にトルーマンはまんまと騙されたわけです。
さらに原爆の恐ろしさも彼は過小評価していました。明らかに勉強不足だったと言わざるを得ません。
しつこいほどに繰り返しますが。そんな米陸軍内部に出現した戦後プロジェクトがRANDです。
このRANDの遺伝子が。今の我々を取り巻いている戦後の地政学を建造しています。
それはつまり。西側に生まれ育ち、そこで暮らす我々の脳に今もなお埋め込まれて続けている価値観です。
日々の報道番組を通じて【今も書換えられ続けている偽の東側情報】と表裏一体です。
まるで偽物の世界常識を疑いもせずに受け入れてきた西側国民。特に日本人。都合よく造り上げられてきた悪の枢軸国という物語に熱中し、いとも簡単に染め上げられてしまう扱いやすく素直な国民。それが我々の本当の姿です。
例えばイラク戦争・湾岸戦争で米国がバラ撒いたフセイン大統領に関する捏造。リビアのカダフィ大佐に関する完全に出鱈目な報道。これらは一般常識として今では広く認知された捏造です。それらを数え上げたらきりがありません。
これらの捏造報道は常に(その時には)米国都合の正義の戦争が開始される理由とされて来ました。専門的にはこれを認知戦と言います。立派な軍事的戦略の1つです。
ある日突然。米国が大きな嘘をつくのです。聞いたこともない自分自身の行いが捏造され。悪の枢軸国と蔑まれ。持ってもいない大量殺戮兵器を所有しているとされ。その証拠とされる偽の動画が撮影され。世界中のマスメディアがそれを報道し。それが真実とされ。数カ月後には西側世界が大挙して襲いかかってくる。その時のフセインはまるで映画を見せられているような気分だったでしょう。
これらの捏造を疑いもせずに。性懲りもなく。本当に何度でも。それが正義だと信じ込まされてきた学習能力の無い西側国民。
後にそれらが米国の捏造だったと知ることになるのに。過去を忘れて同じ事を繰り返す。その時のマスメディアによる報道が出鱈目とは思いもせず。頭から疑いもせずに信じ込んでしまう人々。それが我々です。
つまりRAND研究所とは。そんな認知戦を計画し(実際の実行部隊は多くの場合CIA)西側の人々の脳内を洗脳してきた組織です。
さて。プロジェクトRANDのコードネームであるRANDには様々な意味が込められています。
表面的にはリサーチ&デベロップメントの頭文字を取ったものとされています。また初期の研究項目は長距離ミサイルの弾道計算だったと表明しています。
ですがそれを「そのまんま信じる御花畑な専門家」は何処にも居ません。
実際は。地政学的な意味での米国防ラインの内側(防衛エリア)と。その辺境(戦闘エリア)と。その外側(仮想敵国)を引っ括めた全体構造の事です。
そしてこの全体構造は。第二次世界大戦後の世界で米国が覇権を牛耳る為に計画されたものでした。
つまりプロジェクトRANDとは。そんなRANDを実際に建造する為の【戦略&戦術&CIA工作の設計図であり行動計画】の事なのです。
RANDを直感的に理解したければ。日本の戦国時代における城と城下町の関係を思い浮かべてみれば良いかもしれません
日本の城と城下町。その内側と外側には幾重にも張り巡らせた防衛用・反撃用・攻撃用の壁や堀がありました。そしてその中の各地に武器や兵糧を備蓄した各種の施設が建設されていました。
その全てを生々しくイメージしてみてください。それがRANDです。
辺境の外から発射される長距離ミサイルが絶対に届かない(←今は届きますが)ど真ん中に米国本土があって、それが「城」です。そんな城を中心に幾重にも取り囲んでいる小さな島国や隣接している周辺国、それが「城下町」です。
そんな周辺諸国の軍隊は様々な政治的手法でがんじがらめにされていて。自らの意思は制限され。宗主国である米国が(結果として)自由に操れるようになっています。
そしてそれは。条約などの書面によって縛られた(契約としての)効力だけでなく。実際の軍事力(絶対的優劣関係)を根拠とする効力の結果として。米軍をボスとして組織化されています。
例えばNATO・日米同盟・韓米同盟などは米国の為(RANDの為)に存在しているものと言っても過言ではありません。
各国トップや外務大臣や。広報担当責任者が選挙を意識してどのような政治パフォーマンスを繰り広げても。最後は必ず現実の鞘に収まってしまう風景を貴方は浴びるほど見てきた事でしょう。
つまり。これらを互いに平等な同盟関係などと信じ込んでいる人の頭の中は永遠の御花畑です。(それは第二次世界大戦の詳細が証明しています)
そもそも今の我らは(彼らは)。米軍から提供される各種情報や、米軍事衛星からのリアルタイムなデータ転送に頼らなければ飛んでくるミサイルを迎撃する事すら叶いません。
米軍に頼らなければまともな戦略・戦術をたてる事すらできない状態です。つまり。本音に蓋をして従わざるを得ないと言うのが現実です。これを世間では属国と言います。
最も外側の城下町(例えば日独韓など)には巨大な米軍基地が数多く置かれています。そこには大量の米兵が駐留しています。
彼らは日本の出入国管理など全く気にせずパスポートすら持たずに基地経由で日本国内に自由に出入りする特権を所持しています。軍も政治家も工作員もそうやって出入りしています。
米軍基地に降り立つバイデンを見て喜んでいる人々は阿呆です。属国の証明を見せられてる事に全く気づいて居ない。これを世間では洗脳と呼びます。
いずれにしても米国はRANDによってその地(日本・韓国・独国・伊国など)を恒久的な自国の為の要塞(地政学的占領国)にしてきたわけです。
米国はこの圧倒的に優位な地政学的ポジションを建造する為に様々な工作を行いました。それは今も継続されています。様々な工作が世界中で展開され続けてきました。
例えば第二次世界大戦の終結直後は。個人の戦後責任を不問とする事で。日本や独国のような敗戦国の様々な人材が工作員(政治工作・経済工作・メディア工作)に仕立て上げられました。
そして彼らを国家の重鎮へと祀り上げ。裏で彼らを自由に操る事で。それらの国の政治を実態的に乗っ取り。表面的には同盟国へと格上げし。これらの要塞を建造してきたのです。
例えば日本では。死刑確定が(ほぼ)必至であった巣鴨プリズンに集められた何人ものA級戦犯とGHQは裏取引をし。彼らの罪を不問とし。各方面の重鎮に据えるかわりに。CIA工作員として働かせています。
日本の場合。その中で最も有名なのが正力松太郎と岸信介でした。
実は…これと同じような既知の大物CIA工作員(日本人)は他に山ほど居ます。余りにもドラスティックすぎるのと、数が多すぎるのと、余計なリスクを私自身が抱えたくないのでここでは割愛しますが。そこには日本人なら誰もが知る大企業の名前がゴロゴロ出てきます。
その殆どがGHQが実施した「公職追放の後釜人事」として任命される形で、突如として各方面の重鎮に収まっているのです。彼らはまさにアメリカンドリーム(←皮肉ですが)を地でいく連中です。ただし従わなければ直ぐに殺されていたのでしょうが…
ただ…ここでもう一人だけ。絶対に忘れてはならない人物を紹介しておきます。それが電通の吉田秀雄。以下に引用したTW連載は必ず読んでおいてください。
【注】電通に関しては過去に様々な情報を私のツイッターで記載しています。是非検索してください【/注】
要するに米国は。米国の新たな属国(軍事的占領国)に仕立て上げた日本という国家と。そこで飼い慣らしてきたイエローモンキーたる日本人の脳味噌に「果てしなく格好の良い御主人様としての米国」を浸透させ。嬉々として受け入れさせる為の洗脳をも実行して来たのです。その為の戦略・戦術・CIA工作も全て含めてプロジェクトRANDです。
洗脳は。対象者の脳味噌から都合の悪い情報を消し去り。替わりに都合の良い情報を埋め込む事からスタートします。
故に大手メディア(日本ではキー局と大手新聞社)の掌握と管理は必須です。読売新聞・日テレ・読売テレビに君臨した正力松太郎。汎ゆる民間メディアの喉元を牛耳った電通・吉田秀雄。そして…という構造。
それらは電波法(総務省)や再販制度(公正取引委員会)を通じて政府に首根っこを押さえられています。その政府は日米安保条約・日米地位協定・日米合同委員会の下で管理されている存在です。政府がNHKを手放さないのも同じような理由です。
つまり。イザとなれば彼らは大政翼賛会に変化させられるように【構造的に成っている】のです。そしてそれらの裏の裏と、その他の裏にも米国が控えてる。
同時に。義務教育の教科書に記載する歴史的事実すら大胆な取捨選択が行われています。消す事で。書き変える。
例えば皆さんは。ソ連がサンフランシスコ講和条約の前に日本を永世中立国にしようとして走り回っていた事と。その後も折に触れて主張し続けてきた事を御存知ですか?
そしてそれ(永世中立国)を蹴りつけて日米安保条約を選択したのは日本であって。世論を無視してそれを強引に実行したのが総理大臣・岸信介を含むCIA工作員達であった事は歴史の教科書には記載されません。
上記に出てくる藤山外相(外務大臣)とは藤山愛一郎の事。彼は岸信介内閣(CIA内閣)の外務大臣でした。
つまり。「日ソ中立条約が〜」という言葉は日米安保条約を締結する為の詭弁でしか無いのです。
魔法円としてのRAND
このようにして造られていったRANDを観念的に表すならば【米国の為の魔法円】のようなものと言えるでしょう。
伝統的な魔法円では。術者(米国)が魔法円(RAND)の中心に立って呪文を唱えれば。魔法円の外側に。術者(米国)の指示通りに動く魔物(NATOやその他の軍事的同盟国)を召喚する事ができます。
同時に魔法円は外敵に対するバリアとして常に働いて術者(米国)の身を護り続けます。
で…ここで。重要なので理解の確認をしておきますが。魔法円(RAND)の外側の国は最初から敵国なのではありません。
術者(米国)の呪文(イデオロギー)によって。RANDの外側は敵国であると「勝手に規定された=勝手に烙印を押された=勝手にそうされた」のです。
上記はRANDを経済的視点からも理解できるようになるまでは非常にナンセンスな話に聞こえると思いますが。ここではこのまま読み進めてください。(←00にヒントがあります)
要するに。RANDの外側を敵国(悪魔)として設定しておかなければ。そこ(内側と辺境)は米国を核としたRANDではなくなるからです。つまり魔法円として成立できなくなってしまうのです。
それでは世界の軍隊を、米国中心に【主従の秩序】で纏め上げてしまう為の大義名分すら成立し得なくなってしまう事に気付いてください。敵が居なければ求心力が失われ、魔力も消滅してしまいます。
そしてRANDは同時に。米国を中心に【基軸通貨・米ドルが高速回転】する巨大経済圏を形成する為に必須の構造である事にも気付いて欲しいのです。
米国が採用した経済学は。経済発展の為なら戦争すらも積極的に肯定するケインズ型の経済学でした。つまり恒久的な世界平和は米国経済を貶めてしまうのです(←00を参照)
何が人を殺すのか(三位一体の魔物)
個々の国家(実はそこでの支配者)の都合で選択されている【個々の経済学】と。個々の社会を覆い尽くしている【個々のイデオロギー】は鶏と卵の関係です。この2つを繋いでいるのが個々の【マネー】です。(←00で詳しく述べました)
これは要するに【個々のイデオロギー】【個々の経済学】【個々のマネー】が三位一体の関係であると言う事です。
その三位一体によって維持されている【個々のパラダイム】こそが【国家という集合体】の構成要素です。
しかしこのイデオロギーが変わってしまうと全てが別のパラダイムへとシフトしてしまうのです。
何らかの理由で、何らかの革命が発生し。別のパラダイムにシフトしてしまうと。そこでの経済学がまるで異質の存在へと変化を始めます。そして従来とはまるで異質のマネーが生まれるのです。そして異質のルールの下で流通するようになってしまいます。(←00を参照)
この辺りは仮想通貨に詳しい人なら直感的に理解できるでしょう。求める社会が変わるとマネーの機能が変わり。そして交換手段まで変化してしまいます。
故に個々の国家はメディアと義務教育をフルに使用して。この3つを社会全体に浸透させ。この3つによって社会を運営し。この3つに背くものを悪として罰する為の法を制定し。それを正しい秩序とし。国民の思考を固定化させ続けようとするわけです。
そして個々の国家は。この全体構造こそが唯一無二の正しいパラダイムであるかのように国民を洗脳し続けます。
そして同時に。自分達以外のイデオロギーで形成されている国家(敵対するパラダイム)は非常識であり。狂気であり。トチ狂った指導者は忌むべき独裁者であり。倫理的に許してはならない(生かしてはならない)敵国であると自国の国民を洗脳します。
敵国で生まれ育ち暮らしている敵国の国民は不幸であり。救い出すべき人々であり。そのまま放置することは神や人類愛に背く行為である…と言う大義名分で自らの軍備を増強し続け。いずれ戦争を始めてしまうのです。
汎ゆるイデオロギーは表向きを綺麗な愛で飾ります。しかし本音は富を求めて拡大し戦争を始めます。そして最後には互いに人を殺し出すのです。
要するに米国は。自らのイデオロギー(大義名分)を西側世界(=RAND)共通のイデオロギーとして規定し。自ら勝手に世界の警察と名乗り。それを西側以外の世界に対して強制することで敢えて敵を造り。敵を造る事で自らの求心力を周辺諸国(同盟国)に対して高め。それによって西側経済圏を固定化させ。そこに基軸通貨・米ドルを強制的に流通させる事で繁栄して来たわけです。
それ故にRAND研究所は「西側世界の全てを産み落として支配している研究所」と評されています。
同時に。我々と我々を取り巻く全ての概念と観念は「RANDの落し子と隠し子によって形成されている」とも言われます。
このシリーズを(或いは私の過去のTWを検索して)読み続ければいずれ理解できるようになると思いますが。(これだけで一冊の本が書けちゃうので省きますか…)
それ(RANDの存在)によって成立している基軸通貨・米ドルは【通貨の形態を利用した世界的上納金制度】と言って良いほどの存在として、世界に(特に西側で)君臨して来たわけです。
基軸通貨・米ドルは。米国にとって。莫大な利益を国内に還流させ続けてくれる打ち出の小槌です。
世界中で日々行われ続けている信用創造(ケインズ型経済による信用創造)が。最終的に米ドル債に化けて各国の外貨準備金として蓄積され続けてきました。もう笑いが止まらない状態です。
しかしその一方で。基軸通貨・米ドルの生命とは。RANDが継続的に維持され続けていなければ消えてしまう宿命を抱えた生命です。
故にニクソンショック後(度を過ぎたケインズによる金本位制の崩壊)の亡霊(ペトロダラー)は。その生命を灯し続ける為に戦争を必要としてきたわけです。
ケインズは言い放ちました。「限界が来たなら破壊しろ。片っ端から破壊しろ。そうすれば再び需要が生まれる。マネーが更に必要になる」
ニクソンショック後にペトロダラーへと姿を変えた基軸通貨・米ドルは。そしてケインズは。こうやって世界中の生命を喰らい続ける事で生き長らえて来たのです。
RAND流・東西冷戦の作り方
いずれにしても。全方位に渡る緻密な工作を積み重ねて来た結果。これらの国々(日本・韓国・独国・伊国など)は実態的な米軍防衛ラインとされ。かつ【戦闘の前線基地】にされていきました。
具体的に示すと。アジアでは朝鮮半島〜日本〜台湾〜インドシナ半島〜マレー半島を結ぶラインの米国側がRANDであり。
同様に欧州ではドイツ〜ウクライナ・トルコなどを結ぶラインの米国側がRANDです。
で…ここで再び気づいて欲しい事があります。それは…
このRAND計画が米国陸軍航空隊の中でスタートした1946年5月の地球には【東西冷戦というイデオロギー対立概念】などまだ【表面化していなかった←造られていなかった←存在していなかった】と言う事です。
だってまだ第二次世界大戦が終わったばかりの時期なのですから当然です。
第二次世界大戦後の。日本の(主に)南側の戦後処理を勝手に決めてしまったカイロ会談(米英中←中華民国)は1943年11月の事でした。これは終戦1年9ヶ月前です。
さらに第二次世界大戦の。日本の(主に)北側の戦後処理を勝手に決めてしまっていたヤルタ会談(米英ソ)は1945年2月の事でした。これは終戦6ヶ月前です。
分かりますよね?何方にも「米英が参加」しています。そして何度も繰り返しますが、カイロ会談には中華民国。ヤルタ会談にはソ連が参加しています。
戦勝国(連合国)によって国際連合が結成されたのは1945年10月(終戦2ヶ月後)です。常任理事国は米国・英国・中華民国・ソ連、そして仏国です。仏国以外はカイロ会談とヤルタ会談の面々です。そしてこれらはそのままその後の東と西です。
要するに。戦後直ぐの時期(1946年5月RAND計画開始)に東西冷戦と言う概念など表面化するはずはなかったのです。
なのにRAND計画はトルーマンによって米国陸軍航空隊の中で秘密裏に開始されていた。
つまり東西冷戦構造は米国によって意図的に造られたイデオロギーの対立であったと言っても外れではありません。
そもそも東西冷戦を実際に表面化させ。スタートさせたトルーマン・ドクトリン(演説)は。米国陸軍航空隊がRAND計画をスタートさせてから8ヶ月後の1947年3月の事でした。
トルーマンは…実に恐ろしい男です。
【補足】RAND研究所という名称の由来ですが。上記とは別の説。と言うよりブラックジョーク的な皮肉を込めたものと言えますが。暗にRANDOM(手当たりしだい=米軍が世界各地でRAND固定化の為に戦闘してきたから)と言う意味も込められていると事情通には揶揄されています。【/補足】
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