"意味"を纏う生活。
ここ数日、仕事に追われる日々が続いていた。
そして何気なく見上げた夜空に大きな流れ星をみた。
偶然見つけたその輝きはとても大きく、
まさに隕石でも降ってきているかのように
赤く燃えながら青白い線を残して伸びていく。
時間にして1秒から2秒。
最後はスッと消えていった。
かつて見たことのないほど大きな輝きに、心が動いた。
たったこれだけの事で気持ちは切り替わる、ならばこれだけの感情を日々持ち続けられないだろうか?
きっとそれには毎日の小さな出来事に感動する事、一つ一つの物事に意味を感じる。
"意味"を身に纏う生活、がひとつの答えなのかもしれない。
そんな事を書いてみます。
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日常を彩る
仕事中心の生活と自粛の影響で最近は土日も家にいることが増えていた。
あぁ、何か新しいことしたいな。
そこで以前からの趣味にもう一歩踏み込んでみた。
ー 万年筆とインク。
デザインが好きだった友人と再会した時に出会った万年筆。
以来、どんな意味を持ってデザインされた万年筆なのか、インクの色に込めた想いを感じながら普段使いをしている。
例えば、
この"標葉(しなは)のあかり"という万年筆。
福島の地名に由来し、街に少しずつ明かりが灯っていく、その明かりがいつまでも続くように...と願いを込められた一本。
シンプルに素敵だな、と想いに共感し手に取る。
そしてそこに自分が選んだインク、彩りを加えていく。
インクにも星空の情景をモチーフにしたものや植物の温かみ、宇宙の神秘を感じさせるものなど、幅広い。
自分で使うものに自分で意味付けをする。
それが自分の一部になっていく。
そんな工程が楽しい、書くことが楽しい。
趣味の世界でひとつ彩りを感じることができた。
四季を楽しむ
毎日の生活に意味を見出す、すなわち日々を楽しむ為に私の大事な人がよく言う言葉がある。
「四季を楽しむんだよ」と。
春、夏、秋、冬。
それぞれの年の、その瞬間にしか味わえない事がある。
春には柔らかな自然の匂いや風を感じ、
夏には線香花火を手に取ったり、
秋には旬の食材を味わい、
冬にも雪がなければ出来ないことに触れてみる。
当たり前の事かもしれないけれど、
どんな気持ちで向き合うかで出来事の印象、自分にとってしっくりきたか、が変わる。
楽しいことは自分で掴みにいく。
大事な人のそんな姿勢が好きだ。
驚きはすべてに通じる。
個人的な見解だけれど、
人は"驚く瞬間に新たな感性が開く"と思っている。
小説のどんでん返し、
誕生日のサプライズ、
自分の心が動く瞬間には少なからず驚きの要素が混じっている。
そして、その驚きとは必ずしも大きなものでなくて構わない。
ふと見つけた幸せに想いを馳せる、
そこに自分ならどんな意味を重ねるか。
意味を持ち、彩りを持った日常を積み重ねていく。
そんな日々を送りたい。
だから今日も顔を上げ歩いていく。
また何か新しい驚きに出会えるように。
ライ
他にも本や映画、感じた事や学んだことを書いています。