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寛永寺輪王殿にて執り行われた、享年91歳の伯母の🕯お通夜に参列した話と寛永寺周辺の思い出
皆さんこんにちは、ラグマスター(ラグハウスの親方)のPikaichiです。ラグハウスとは古着のリサイクル工場の事です。常日頃より、古着のリサイクルや回収にご協力下さり有り難うございます!!
今回は、先日享年91歳で永眠した伯母のお通夜に参列した話と、ラグマスターが小さかった頃の寛永寺周辺の思い出の話。
享年91歳で永眠した伯母のお通夜は、令和6年1月7日に菩提寺の上野寛永寺輪王殿において執り行われました。
伯母は三女四男姉弟の三番目の三女。昭和8年生まれで私の父より3つ上、戦前戦中と家族は東京都荒川区東尾久で暮らしていたようだ。
父親(私の祖父)は裁落屋(注1)などをしていたようだが、父親の酒癖の悪さも有り暮らし向きは苦しく、姉弟ともども苦労して育ったようだ。
注1、洋服を縫製する際に出るた断ち落としの繊維屑をリサイクルする仕事でラグハウスの一業種。裁断くずの繊維は色や素材ごとに選別された後、反毛原料問屋に売り渡される。その後反毛工場に運ばれ、再生ワタにリサイクルされたり、紡績されてリサイクル糸などに再生されていた。現在では原料価格の下落等により裁落屋は皆無になってしまった。
戦中の空襲や東京大空襲を生き延びた姉弟は、独立してそれぞれの道を歩んで行きましたが、伯母だけがその後も尾久で暮らしていました。晩年は病を患い闘病生活を続けていましたが、令和5年12月29日に享年91歳の長い生涯に尾久の自宅で幕を下ろしました。🙏🏼
病と闘いながら終活もしていたようで、葬儀の祭壇も花屋さんと相談しながら伯母自身が構想し決めた物だそうです。その祭壇がこちら▼
![](https://assets.st-note.com/img/1704677676635-C8NSYoBBfg.jpg?width=1200)
ちなみに遺影に使用した写真も自分で選択したもので、それはラグマスターの結婚式で撮った一枚のスナップ写真だったそうだ。
それにしても最近の葬儀は楽になったものだ、昔なら畳に正座させられ、御焼香の際には痺れた足で立ち上がり、焼香台や祭壇の周りであちこちに一礼し、焼香後に一礼して元の席に戻ってまた正座。早くお経が終われと、心の中で呪ったものだ。
それが今では椅子に座り足は痺れず、焼香台を係の人が運んでくれる、至れり尽くせりの葬儀なのだ。
それもそのはずだろう、檀家不足で寺じまいや寺の解散が後を絶たないらしいのだ、参列者が難儀するような慣習は改められて当然なのかもしれない。
ラグマスターの寛永寺周辺の思い出
この寛永寺周辺はラグマスターにとっても思い出深い地域だ。小さい(3~5歳)頃に良く両親に連れられて散歩していたあたりだ。
東京国立博物館や国立科学博物館の庭に有った鯨の骨格標本(注2)、上野動物園のおさるの電車(注3)に上野公園不忍池の弁天島(注4)などの記憶がよみがえってくる。このあたりには、以外と穴場の散歩コースやデートスポットが数多くあるのだ。
注2、その頃(昭和38~40年)の国立科学博物館の屋外には大きな『ナガスクジラの全身骨格標本』が展示されていた。
![](https://assets.st-note.com/img/1704682043815-s94CN5KwoY.jpg?width=1200)
注3、おサル電車(おサルでんしゃ)とは、恩賜上野動物園で運用されていた遊具施設。
![](https://assets.st-note.com/img/1704703734062-I9uqqdSFyZ.jpg)
注4、弁天島(べんてんじま)は、上野恩賜公園内の不忍池に有る人口島。
![](https://assets.st-note.com/img/1704704147563-MfprCQrxqz.jpg)
🍀ラグハウスとは🍀
ラグハウスとは古着のリサイクル工場の事で、和名は襤褸屋(ぼろや)です。ラグハウスでは、回収された古着を主に次の3種類の用途に選別しています。
①ウエスの原料(工業用の雑巾)
②反毛の原料(フェルトの原料)
③中古衣料(国内国外向け古着)
![](https://assets.st-note.com/img/1704679845027-DlhXppvj8K.jpg?width=1200)
🍀このブログをお読み頂く上での注意点🍀
私のブログや記事の中では、古着や古布、古繊維の事を総称で古着と表記したり、またリサイクルやリユースの事を総称でリサイクルと表記している事が有りますのでご注意下さい。そして、その古着をリサイクルする業者の事を、ラグハウス(Rag House)あるいはボロ屋と表記しています。ラグハウス業界用語で、選別前の古布の事を込ボロ(こみぼろ)と呼ぶので、こちらもそう表記する事が有ります。
また、古着のリサイクルについてのご意見や疑問、ご質問などが有りましたら、コメント欄より是非お寄せください。丁寧に分かりやすく返答させて頂きます。
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★フェイスブックで【古着とSDGs】と言う、古着のリサイクルを考えるコミュニティーを運営しています。古着やSDGsに興味のある方は、是非ご参加ください。
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