【報告】2021年 バタフライシーズン
みなさん、こんばんは。禧螺です。
今日もnoteをご覧いただき、ありがとうございます。
私の周囲では、もはやクリスマスを通り越して、お正月の用意に奔走されている方が多くなっているのを感じますが、みなさんの周囲はいかがでしょうか?
クリスマスもしっかり体感してから、お正月モードに切り替わりたいところです。
本日は、知っている方は知っている、
2021年 禧螺の、蝶の羽化プロジェクト(仮称)
について、実績をご報告させていただこうと思います。
冒頭は格好良く「バタフライシーズン」と書きましたが、この活動の名称がいまだに迷子なので、とりあえずこちらの名前も書いてみます…。
度重なる蝶の写真、蝶の記述、何か昨日出てきた蝶が関係する創作に、「え、まだ続くの?」と思われている方もいらっしゃると思いますが、続けます。
では、参りましょう。
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きっかけは、羽化不全で初代蝶の相棒「ラベンダーブルー」を飼育したところから始まりました。
そして、あの子が逝ってしまったその後、出逢いの終わりではなく、出逢いのはじまりでした。
この記事の時点で幼虫が8頭だったのですが、1番多い時で20頭前後いました。
ですので、1日につき、同時に2~4頭がさなぎになるのは当たり前でした。
特に珍しいだろうと思われる光景を言えば、オスとメスの同時刻羽化を見るといった、貴重な経験をさせていただきました。
青虫の間でだと、
仲間がいる葉っぱを食べ尽くしてしまう子、
几帳面に端から食べ始めて、食べ終わった葉の筋を切り落としてしまう子、
別の青虫に乗ってしまって、一緒にすたこらとどこかに行ってしまう子、
修行僧のようにひたすらじっとしている子…
たくさん、いろいろな風景を見てきました。
これだけ書いたのだから、「写真ないの?」と思われている方がいるかもなのですが、蝶を飼育すること自体が久しぶり(小学校のモンシロチョウ飼育以来)で、かつ、飼育するための道具集めに奔走していたので、写真がほとんどないのです…。
来年の夏も、このプロジェクトを進めていく予定なので、その都度お写真を撮って、掲載して延々と語りたいと思っています。
(お写真は結構”虫”って感じのものが並ぶと思いますので、「虫苦手だよ」「嫌いなのごめんね」な人には、向かない記事になるかもです…)
それでは次に、具体的に何頭羽化できたかの報告です。
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●羽化
アゲハチョウ類……31頭 (♂14頭、♀17頭)
アオスジアゲハ……1頭 (雌雄不明)
モンシロチョウ……5頭 (雌雄不明)
●羽化不全
アゲハチョウ類……3頭 (雌雄不明)
雌雄の比率は大体同じ程度でしたが、うちの庭で、卵からいた子は、メスが多かったです。
これだけ見ると、なんとなく雌雄の見分け方が色で分かるようになってきて、
オスは「バニラビーンズ入り系の少し白みがかったクリーム色」
メスは「濃厚カスタードクリーム系のより黄色味がかったクリーム色」
と覚えました。
ちなみに、こんな冬でも、私の手元には、さなぎちゃんがいます。
「…え、さなぎいるのか?!」って思われたそこのあなた!
私もはじめに同じことを思いました。
アゲハチョウ類に限って言いますと、アゲハ蝶のシーズン最終産卵時期が10月です(うちの地域)。
飼育していたうちの2頭が、その時期に卵からかえり、元気いっぱいに葉っぱを食べ、無事にさなぎに変態しました。
チョウも越冬するらしく、その形態は「さなぎ」で、冬を過ごすのだそうです。
と、いったこともあるので、
●越冬さなぎ
アゲハチョウ類……2頭
として、虫が入らないようにしたダンボールの中で眠っています。
こうした状態でも、毎朝「おはよう」と声をかけていて、毎夜箱の中身を見て、外の虫が入ってくる破け部分がないかを見ているので、また温かくなって、羽化しそうな頃に、記事にて改めてご報告に上がります。
★総評
目標を「20頭羽化させて自然に帰す」だったのですが、思いのほかたくさんの子たちの羽化に立ち会えました。
羽化をする場面を見られるのは珍しいと聞きますが、珍しいという概念は、人間の時間軸で考えれば「珍しい」という状態になるのであって、蝶の時間の流れで言えば、来たる時にその時が来るといった状態で、人間と虫との間には、時間に対する大きな認知の違いがあるのではないかと考えます。
ですが、人間の時間軸で感じた「珍しい」「不思議だ」と感じた気持ちを忘れずに、来年の羽化プロジェクトも積極的に取り組みます。
報告は以上です。
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みなさんからのスキに、通知を見るといつも嬉しくなっています。
この記事にお時間をいただき、ありがとうございました!
それでは、今日はここまでです。
みなさんも、よき自然との出逢いを!