<肩甲骨編>この動きって、何筋を使っているんだろうシリーズ〜「肩甲骨」について〜
こんな思いを抱いたことはありませんか?
「この動きって、何筋を使っているんだろう…?」
今とっている”動作”と、その動作を生み出している”筋肉”をセットで学ぶことは非常に大切です。
動作と関連筋肉をひもづけられると「どこの筋肉を中心にほぐせばいいのか」というアイディアが湧いてきます。
本屋で売られている本には意外と載っていない情報です(結構、興味深い内容のはずなのになぜでしょうか…マニアックすぎて売れないのかな)。
個人的にはとても大切な知識だと確信しているので、共感していただける方に向けて発信していこうと思います。
今回は「肩甲骨」編です。
<挙上:肩をすくめる動き>
まずは「挙上動作(肩をすくめる動き)」です。
この動作では
①僧帽筋(特に上部線維)
②肩甲挙筋
③菱形筋
の3つの筋肉が働いています。
メインで使われる筋肉は「僧帽筋」です(特に上側の部分です)↓
僧帽筋の1つ下層には「肩甲挙筋」と↓
「菱形筋」があり、動作に貢献しています↓
日常生活においては
・緊張して肩に力が入る動き
・重い荷物を地面から持ち上げる動き
などで使われています。
肩甲骨の基本動作の1つであり、とても使用頻度が高い動作です。
ストレス環境下にいると、どうしても肩に力が入りがちになってしまいます。
そんな時は「僧帽筋」「肩甲挙筋」「菱形筋」という3つの筋肉を中心にほぐしていきましょう。
<下制:肩を落とす動き>
次は「下制動作(肩を落とす動き)」です。
この動作では
①僧帽筋(特に下部線維)
②小胸筋
③前鋸筋
の3つの筋肉が働いています。
メインで使われる筋肉は「僧帽筋」です(特に中心部より下がよく使われます)↓
この僧帽筋の働きをサポートする形で「小胸筋」と↓
「前鋸筋」が存在しています↓
なかなかイメージしにくい方もいるかと思いますが、これは横から見ると分かりやすいです。
いずれの筋肉も、起始が低くて停止が高い位置にあることがお分かりいただけるでしょうか↓
日常生活においては
・がっくりと肩を落とす動き
・重い荷物で腕が引っ張られる動き
などで使われています。
最初に紹介した挙上動作とは対の動きになっているので、挙上筋群が強いと「伸張性収縮」によって(引っ張られ続けて…ということですね)、硬くこわばりやすくなります(これは逆も然りです)。
肩甲骨周りは、上下のバランスをよく見てほぐすことが大切です。
<外転:背骨から離れる動き>
続いては「外転動作(猫背になる動き)」です。
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