「YouTubeをやってみようかな」 ずっとどこかで思っていたような気がした。 それにたまたま留年という出来事が重なって勢いで始めた。誰に薦められたわけでもなく、自発的に始めた。 とにかくずっと死にたかった。もう捨てるものがないと思った自分は最初は出していなかったが顔も出した。多分わかる人には大学もわかる。 自分のような「大学生YouTuber」と言われる人たちには高学歴が多い。そこと比べると自分は下の下の下だ。周りと比べることが多い自分はどこにいっても劣等感にまみれて今すぐ
飲みなおし 留年が決まって1年が経った。 ショックで人間関係をブチブチ切って、バイトも飛びまくった。めちゃくちゃ痩せていたので多分人生一番追い詰められてたと思う。 ラーメン屋さんのバイトを1年続けて先輩と関係も悪くはなかった。 ダメな人間だということを向こう側が理解してくれていたので今までの職場とは違い、怒られることも少なく、店長や他の人も寛容だった。半分諦められていた部分もある。食券制だったので食券を無くしたり、気付かずaイヤホンをつけたまま働いていたり、漬けてあった味玉
引きこもり兵 自分はバイトが嫌いだ。いや、労働が好きではない。仕事ができない。 高校生の頃、帰宅部で家に帰ってきては荒野行動(銃を撃つゲーム)をしまくる毎日だった。米兵のような生活を送っていた自分は流石に親に怒られてしまった。 「ゲームして時間を無駄にするくらいならバイトしたら?」 この一言から地獄の労働生活が始まってしまった。銃を向けそうになった。 夏、ガキと労働 高校2年の夏、まず手始めに地元の汚いスーパーの建物内の端にあるタウンワークを持って帰ってきた。気になった
焦燥 成人式に行かなかった。 数か月前から結構な頻度で地元の友達から誘いの連絡が来ていた。 「どうしようかな」 の一点張りの返事で適当にあしらっていた。 本心を言うと全く行くつもりはなかった。なぜなら高校を卒業してからなにもなし得ていない自分が本当に嫌いだった。 理想の自分はこの時点でなにかで結果を残している予定だった。 直前に仲が良かった彼女と別れたダメージも少しあったのかもしれない。 元カノは基本的に自分を否定することはなかった。 否定されなさ過ぎてそこに甘えてしまって