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33、身体感覚で赤ちゃんの便秘を見分ける

大人にも言える事であるが、便秘には厳密には2種あって、便は出ているものの、便の量が多い事によって十分に便を出しきれないという状態と、そもそも便が移動してこない状態がある。

前者は渋り腹、後者は便秘と呼称されるが、赤ちゃんにもこの渋り腹が存在している。

この渋り腹の概念がないと、便が出ているから便秘でない、という結論になり、何故泣いているかが判断できなくなることがある。

なので、何故泣いているかよく分からない時は、腹を触ってみる事は非常に大切である。

赤ちゃんのお腹を触ってみると、消化管のガスが動いている感触や便が降りてくる感触がわかる事がある。

他にも右が特に張っていればまだ便は遠いからゆったり待つかという判断になるだろうし、左が張っていればもう排便が近いからおむつの準備と抱っこでもしてみようかという判断になる。

野口整体では身体感覚を磨く事を非常に大切にするが、子育てではこういう身体感覚・・・我々でいう身体診察能力が特に大切になりうるなぁ、と最近しみじみ思う。子供をよく触る、とはこういう兆候を知る、という意味合いもあるのだろう。

排便一つをとっても、子育ては日々発見と勉強である。

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