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酉の市に行ってきました。

時が経つの早すぎねえか。どうもこんばんは。彗月 漣太郎です。月に1回はなんかしらやらかして身体がぶっ壊れ状態に入るのはさすがによくない。(この記事を書く前後で路上呑みして泣きながら暁人に電話しているうちに酔いが止まらなくなって訪看さんに指示を仰ぐ事になった)(地元までは帰ることが出来たが車で迎えに来てもらった)

時期的にPMS(月経前症候群)の可能性が大いにあるので治療の予定なのだが、これまでこの周期に気付かなかったのが不思議というか、考えてみたら通年壊れていたのがようやく『壊れていない時間』というのがあるから認知できたっていう感じなのだろうか。ぬぬん。


12月の近況。

今年の酉の市のは二の酉最終に行ったのだが、体調的にも月末が一番コンディションを整えやすい時期なのでとてもラッキーだった。し、この記事を更新したりVRoidをいじったりしていたのは12月末である。(そして1月のアタマっからなんやかんやあったから記事をとにかく出したいという気持ちで1月の今やっと修正を入れているところだ)

あと10月だかそこらから、文字以外でお仕事を実は始めた。障害者雇用という形なので稼げる金額に制限はある(というか、制限はないが制限金額以上に働いてもぽんぽんに入ってくる月額は生活保護と合わせると変わらん仕組みになっているため、むやみに稼いで身体を壊したら無意味なのだ)ものの『あとちょっとあれば月末に食事1食と水にしたりしなくていいし暖房もそこまでがっつり我慢しなくていいしちょっとだけならお菓子も買えるんだけどな~~~(BOOTHでアバターと資料本、DLsiteですけべASMRを漁りながら)』くらいを稼がせてもらっている。助かりが過ぎる。

ただこちらが心配になるほどあちこちサポートしていただいているので「ほんとにこれで仕事しているって言っていいんですか……」と不安にはなっている。ヒィ。

ということで久々にPCを使って記事を書いたりしていたのだが、キーボードって打ち込み早いな~~~!!!(触るのが久々すぎてめっちゃ楽しんでいる)基本はスマホで記事を更新しているし、ちょっと勝手がわからないので細かいところはスマホで修正した後に投稿とはなる(そもそも画像類がほぼほぼスマホにあるのでなんにせよ必要)のでそのまま投稿が出来ないのは難点だが、脳内の言葉が文章を考えるのと同じ速度で出力される快感よ!!!

酉の市。

暁人と二人で行ってきた。あとお金を出してもらった。てへ……。きちんと返礼品を約束しております故……。(本当はそっちを先に書くべきなのだが!わ、忘れないうちに!!ね!!!)(ごめん!!!!!!)

高島屋がめちゃくちゃ提灯を使っていたので
1ついくらで金を払うんだろうから
めちゃくちゃお金納めてるんだろうな……

今回は二の酉本番に行ってきた。最終日だからかコロナの第5波明けの大はしゃぎなのか、とにかく人が多かった。

なんというか、台風の日の首都圏の満員電車をゆっくりと歩く(しかも足元は割とガッタガタである)といった感じで、屋台の中を出歩くまでならまだなんとか……いや結構しんどかったものの道が舗装されている分だいぶマシだったのだが、境内に入るとマジでケガをしなかったのが奇跡だな……レベルであった。人込みのドミノはめちゃくちゃに怖いので……。一度お金を取り落としてしまった時に拾おうとして、実はそのまま屋台に突っ込みかけていた。

とはいえ、屋台の前を歩き、牛串を食い、お参りをして、見世物小屋を観るという目標はおおよそ達成できた。残念ながらじゃがバターの屋台がとにかくどこも行列(イモの提供は早いのだが、トッピングの列が人気のラーメン屋さんみたいになっていた)だったのと、去年の酉の市で買った御守りを買えなかったことが心残りではあるが、それはまた来年も酉の市に行く口実になるのでよしとするのだ。

胡散臭い御守り屋さん

これは本当に失礼を承知で言うのだが、その御守り屋さんがとにかく胡散臭いのだ。いや由緒正しい胡散臭さとでもいうべきなのだろうか。とにかく胡散臭いのだ。御守りを買うというよりは『この胡散臭い(本当に失礼)御守り屋さんの胡散臭い口上が聴きてえ~~~』で買ったのだが、そのおかげか昔からお参りしている自然信仰の神社さんか、まぁ当然周りの人間の人の好さなのか去年は1年間それなりに生きているので、お礼参りのつもりもあった。

なんでそんなに胡散臭いを連呼するのか。いや本当に出入口付近のめっちゃいい場所を取っている屋台なので多分マジで由緒正しいのだろうが(なんだか酉の市はある程度縄張りが決まっているっぽいのだ)、まず服装が胡散臭いのだ。灰色の、そこまで新品でもなさそうな作業着に、申し訳ない程度の利休帽(あの占い師のおじいちゃんとかがかぶっている千利休みたいな帽子)を被っているのだ。こう、作務衣とか、着物じゃない。いっそお祭りの半被でも着ていた方が胡散臭さが減ると思うがとにかくその、胡散臭~~~がたまらないのだ。効きそう………………。

売られている御守りは親指の先ほどの大きさの小槌の根付に、あかちゃんの爪ぐらい小さい縁起物をいくつか入れたものなのだが、それを詰めていくときにそれぞれの縁起物の意味を説明する口上を謳ってくれる。その口上も中々に胡散臭いのだ。いや、多分ちゃんとした口上なのだが(蛙はお金とか福とかが返るとかそういうやつ)まずお祭りでただでさえめちゃくちゃ騒がしい中でもしょもしょと言っている。そしてその中で強調するかのように余計な一言があったりするのだ。(去年は蛙を詰めるときに若返る若返ると言われたのだが、まだ十分に若いわ!!となっていた。とはいえ、去年一年は精神的負担が減ったからか確かにこう、着飾ったりとか、疲れ切った顔ではなくなりつつあるので……まぁ……そうね……若返ったと言わざるを得ない……くそぅ……)

そんな感じであんまりにもキャラが良すぎるので、なんていうかめっちゃ楽しみにしていた部分がある。ので、来年は買えるといいなと思いつつ、遠目で今年も胡散臭かったのを確認出来てニッコリしている。

見世物小屋

こちらが本来この記事のメインなのだが、とにかく胡散臭くて……紹介したかったのだ……。

酉の市では、日本に現存している唯一の見世物興行『大寅興行社』さんが運営?(まだ見世物文化に疎い部分もあり見世物を創作で扱うのは早い気がするぞ?もっと勉強したい……)している劇団『ゴキブリコンビナート』と『デリシャスウィートス』の見世物小屋を年替わりで観ることが出来るのだ。

私の見世物小屋デビューはゴキコンさんで、これまで酉の市で2回、サディスティックサーカス(真夜中に開催されたR18のサーカス)(2024年秋にやるらしいぞ!!!)で1回しか観たことがなかった。そして去年は初めて後者のデリシャさんを観たわけだが、なんというかゴキコンさんがゲテモノ・攻撃的で派手なサイドショー的なものであるとして、デリシャさんはよくイメージされる日本的というか、露悪的というか、悲劇的ともいえる見世物といった感じであった。と思う。日本語難しいね。

カッパだらけだった

大きく入口に『カッパ御殿』と書かれた看板と入口のおじいちゃんが口上(タンカというらしいよ)で人を呼ぶ様子にわくわくしつつ入っていくと、なんかこう、平成生まれだからわかんないけどォ……昭和のテレビテイストな(恰好だけでいえばコメディ番組でちょっと下品な役割を振られるような)カッパ美女がダバダバと踊ったり騒いだりしていて、頭上には生演奏のバンド(毎回最前でかぶりつきを観るようにしているから1回目はバンドは全く見えず)がドガチャカしている。入ったタイミングがどのへんだったかはっきりはしていないのだが、多分前半部分で、盛り上げムードの段階に入った。その時に演奏されていたのが、吹奏楽に片足突っ込んでいた中でも、割と難易度が高いからと学校では結局合奏出来ずじまいだった『エル・クンバンチェロ』でもうテンションぶち上がりだった。

野球の応援歌とかでたまに聞こえるやつ。全然話変わるけど顧問が指揮者やる場合このノリだと演奏めっちゃ捗る。(途中で顧問が変わって優雅タイプになったマン)

で、テンションがぶちあがり切ったところで一気に、こう、哀れ・可哀そう・奇妙のパートに入るのがだいぶ衝撃的だった。今回は首だけ少女と双頭の牛のミイラだった。

ここが2つの見世物小屋の大きな違いじゃないだろうか。ゴキコンさんの場合は全体を通して基本的にはバカ騒ぎ!!!ヘイ!!!!!ゲテモノご照覧イエーイ!!!!!!!って感じの(もちろん哀れなエピソード自体は見世物小屋なのでそれなりにあるのだが、とにかく陽気に軽快に皮肉交じりで話すのだ)もう全体を通してビックリ!奇想天外!キモチワルイ!みたいなショーなのだが、デリシャさんはここでバンド演奏が止み、「生まれて何日で死んでしまった頭が二つの牛のミイラです」と見せてまわったり、「現代の医学では治療不可能な……」といったしんみりした声で生首少女に歌わせたりした。当然イエーイな雰囲気は吹っ飛びシン……として、この温度差でヒョエとなるのもとてもよかった。「拍手していいですよ~!」と言ってて変な声出た。

(ゴキコンさんのショーも大好きだし楽しいのだが、創作小説ではどちらかというとしんみり系のイメージから書き起こしていたので「思ったより陽気???」というイメージが濃くなりつつあったのだ)

もーーーちろんアングラでセンシティブでぶっちゃけ時にはめちゃくちゃに差別的な文化でもあるので、個人的なスタンスとしては諸手を挙げておすすめ……というのは難しいのだが、とはいえそういう文化が存在していた、というのと、そういう文化を楽しんでいた歴史があった、ということ。あとはまぁ「(創作で)酷いことがあるのってぶっちゃけ興奮するんだよな!!!!!」という創作者的な気持ちで自分の倫理観がぐーらぐらになる。ある意味で創作者という立ち位置の危うさと自分の立ち位置に信念があるかの再確認をする行事にもなりつつある。ってもまだ3回しか観ていないペーペーなんですけどね!!!

結局、表現に関わる人間って一生そういうバランスを確認しながら、時々ごめんなさいしつつも表現の手を止められないし止めちゃいけないんだろうなぁ。などとこの文化を眺めるたびに思う。僕が考えることをやめてこの文化にワクワクしなくなったら消えてしまうかもしれないし(まあ形を変えて残ったりしていく部分はあると思うから楽観的な気持ちはちょっとある)僕がワクワクしなくなったら、僕から生み出されるワクワクの種……って言い方はなんかファンタジーだけど、そういう文化を知ることすらない人も僕の一生のうちに何人かいると思うのだ。そして逆にこれをなんも考えず迂闊にワクワクしてしまうのもまた、創作をする我々の枷を重くしてしまうかもしれないだろう。考え続けるしかないのだ。

で、まあそんな感じで「これを楽しんでいいのかな」と「すっげー!やっべー!」を楽しんだわけなのだが、最前で1回目で観ることが出来なかったバンド(真上に設置されているのでなーんにも見えない)をどうしても観たかったので、暁人におねだりしてもう一回観に行った。

2回目は最後列で、それでも一番上のバンドは上2/3が見えるぐらいではあるのだが、BGMとして流れていたものが目の前で演奏される高揚感と、すっげぇ力強い歌声から笛から、あの、カーンッってやる打楽器まで全部生演奏だった。生演奏にとろとろしつつ足の激痛にあぶら汗をかきつつ、風船呑みや帽子隠しの奇術やダンス(エアリアルという布切れを器用に上ったり下りたりするやつが大好きで創作でも出したいのだが、それをかぶりつきで観ることが出来たのもとってもニッコリである)をめちゃくちゃに楽しんできた。すっごいたのしかった!!(こなみかん)

とんでもねぇ数の屋台

酉の市の日にはもう本当に、ありとあらゆる屋台が出る。でも今年はタピオカ屋さんが1件しか見つけられなかったのでしょんもり。代わりになんかちいさくてかわいいパリピ酒をお土産に買った。その他に酉の市では毎回でかい缶を1本と、キャップ開栓が出来る缶を1本買って飲み歩くのが我らのお決まりなのだ。

こっちは飲み歩き用の日本酒
たまにクピクピ飲むのだ

屋台から出る煙で燻されながら、値段と量と質と、トッピングやタイミングやごみ箱の距離までをなんかこう、計算しながら吟味して歩くのはめっちゃ楽しい。こればっかりは現地じゃないと楽しめない悦びである。

ゴールデン街だ!!となった図
歓楽街って感じだ!!
夜職と思われる派手なスーツの人が
店に飾るであろうたくさん熊手を掲げていた
路地裏から回り込む様にして入ったのだが
突然目の前がぱあぁ!と明るくなってすごかった
デッカデカ熊手お買い上げの三本締めを聴きながら
「奮発してんなぁ」とか話すも楽しいのだ

酉の市といえば熊手らしいのだが(なんか熊手って毎年少しずつ大きくしないといけないらしいので怖くて手を出していない。わはは。)熊手以外の屋台も景気が良かったり悪かったり、その年の流行り廃り(ちいかわのおめんとかね!)を見比べたり出来るし、エンタメだ。

チーズをパリパリで巻いたやつ

なんかめっちゃようわからんけどすげー技術(ベビーカステラをピンピンと跳ね飛ばして作っていったりとか、スパペペンと平たいなんかを裏返したり)を眺めたり、小粋な会話を楽しんだり(釣銭の細かいのがなくってお隣に両替を頼むときの、威勢のいいおじいちゃんがおねだりするような声になるときとかかわいかった)、めちゃくちゃキャラが濃い屋台主を楽しんだり(冒頭の胡散臭い御守り屋さんとか、頭に千円札を何周も巻き付けて気合の入ったおばちゃんとか(???)、すっげー真っ赤な髪の熊手屋さんとか)、写真だけじゃどうしてもつかめない『匂い』『音』『眩しさ』を全身に浴びるのだ。もうこれだけで栄養である。もちろんしっかり栄養(物理)も食べた。屋台のクッソしょっぱい牛豚串サイコー!

オデ、肉、好キ
エビと鮎は暁人のだが、ふと目を離したら
頭も尻尾も骨も綺麗に消えていたので二度見した

帰路

は、死にかけだった。半泣きで休み休み帰らせてもらった。いやもう本当に人混みがとんでもなかった……。焼きそばが降ってきたりした。そもそも今めっちゃ引きこもりなのもね……来年は鍛えないとなぁ……。よちよち歩きで暁人に応援してもらいながら、そのくせセブンイレブンにしっかり寄り道してちょっと物足りなかった分の宅呑み二次会の酒と肉と、次の日絶対動けない(最低でも夕方までは身動きできないと覚悟)のでパスタとかも買った。おいしかったし、次の日に帰る予定だったのをもう一日泊めてもらった。ごめんなさいが過ぎる……。

パリピ酒とタンパク質とクエン酸

すかさずダイマ

ということで見世物小屋に興味があるぞ!って人は是非我の推しの悪嘘アシデマ トヰトイさんのバーチャル見世物屋を観るがいいよ!!!!!!

今年の酉の市ではお手軽に観られるショートもでたよん。ちなみにこれまではお代は後払い制(いわゆる『お代は観てのお帰りだよ!』形式)だったのだが、今年は先払いになっていた。(修正あり)

↓はちょっとロングバージョン。

そして今年の酉の市配信は………………ド見逃した………………(師走ってたのと心身ともにメンタルがやられていたのと気が散っていた………………ぐやじい………………)(まとまった時間が取れなくてまだ観られてない………………)1年間ワクワクしてても見逃すものは見逃すのがおれだ。がはは。来年こそはリアタイするんだ………………。だから来年も行く。

ちなみに環客さん(誤字ではなくトヰさんのファンネームである)の方と仲良くしていただいているのだが、見世物小屋の前でキャッキャしているのを目撃されていたらしい。えへへ。

次回予告。

MIU404の感想を!書くよ!(めちゃくちゃに気になっているし大好きなんだけど、観るときには考察含め5周ぐらい連続して本気で観ることになるのでそこに体力を用意しなければならない)

誤字してるんじゃないよ。これを呟いてちょっとしてから暁人に「なんで2話までしか観てないのに6話の考察をしているんだ……?」といわれるなどした。おれの考察力(こうさつぢから)がすごいばかりにセルフネタバレをしてしまうところだった……危ない危ない……。



………………と先月末に書いたのをそっとお目目逸らしながら、泣きそうな文字の濁流から目を逸らす避難所になりたくて、今月はコンテンツを増やしたいから、『何も考えずに文字をだぱぁ出来る』という理由で私の創作についての記事をだぱぁしている………………が………………何も考えずにだぱぁするが故に辻褄合わせとか“それっぽさ”の文章にまとめようとするせいで………………1万文字を超えても終わる気配がないよう。

設定だけを聞いて誰が楽しいんだ………………
という不安の中で
『俺!!!!!』と書いている

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