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会社に広報、なぜ必要?真剣に語り合っても答えはバラバラ、でも少し似ていた私たち<前編>

企業の広報担当…みなさん、どんなイメージを持っていますか?
プレスリリースを書く人?社内のイベントでやたら写真を撮っている人?たまに取材が来たら対応する人?突然「ちょっと話を聞かせてください」とか言ってやって来る人?

どれも間違っていないけど、あの人たち、何ができたらゴールなの?

私たちは株式会社アールナインnote編集部。世の中に「ひとり広報」という言葉もある中、120人が働くこの会社で、他部署と兼任しながら4人で動かしているチームです。

今日は、そんな現役広報の私たち自身も実は抱いている素朴な疑問、想定外だったイメージ、突っ込まれるとちょっと苦しいこと、それでも日々考えていること・・・言葉にしにくいあれこれ、全力で語り合ってみます。

メンバーは、笑顔と気さくさ、気遣いが光るゆりーか、人懐っこさ120%の変わり者ほりかな、斜に構えているけどたまにそれっぽいことを言うみなお、現れるだけで背景にひまわりが咲くアールナインの太陽・なつきさん。

うちの会社の広報、何しているのかよくわからないよと言う方、自分の存在意義に迷っていますという広報仲間の方、私たちと一緒に、少しだけ考える旅に出ませんか。


■多様性の権化、アールナインの広報チームメンバー


広報チームの4人

なつき(右下):広報チームのマネージャーです。2017年にアールナインにジョインして、前職では社内広報を担当していました。R09の魅力を語り始めたら、つい熱くなっちゃうところがあります。

ゆりーか(右上):2月に中途採用で入社しました。主に社内広報を担当していて、インターンシップ中の内定者ともお仕事をしています。旅行が大好きで、お得に旅をするためにポイントを貯める「ポイ活」に熱中しています!!

みなお(左下):5月に中途採用で入社しました。メインは社外広報で、顧客対応の部署も兼任しています。休日は家で転がって天井の模様を観察しています。

ほりかな(左上):昨年11月に中途で入社しました!営業部で活動する中、今年10月から広報を兼任しています。広報はまだまだ勉強中です。休日はみなおと違ってアクティブです。

■地道?キラキラ?それぞれが描いていた広報のイメージ

なつき 3人とも全員中途入社で、広報は未経験だよね。アールナイン以前に、広報という職種にどんなイメージを持っていた?ゆりーか、どう?

ゆりーか 私はそもそも前の職場に広報というポジションがなくて。見たこともないという意味でまったくの未経験でした。ドラマのようなイメージしか持っていなかったです。

なつき ドラマ??

ゆりーか なんかキラキラしている感じ・・。雑誌の取材を受けたり、CMを作ったり、記者会見の横にいたり…でも、入社後に任された仕事が「社内広報」だったので、印象がガラッと変わりました。

なつき 社内広報って、あまりイメージがわかないのかもね。実際どう?

ゆりーか 営業の方々はお客様に目を向けているけど、社内広報のお客様は、従業員。働きやすさだったり、メンバー同士のコミュニケーションをどうやって促進できるのか、とかそういうことをぐるぐる考えています。

なつき 今は社外広報にも取り組んでくれているけど、大変さはある?

ゆりーか 全然です!むしろすごく好きです。『社内のこの活動はプレスリリースにも活かせるかも・・?』みたいに、社内向きだった目線が社外にも向くようにもなりましたし、とにかく広報って会社の顔だなぁと思い始めています。

なつき これまで営業専任だったほりかなは、今の時点でどういうイメージなのかな?

ほりかな うーん、正直まだ漠然としてはいますが、色んな人と関わりの中で社内外問わず会社のファンを地道に増やしていく!ってイメージですかね。意外とキラキラはしていなくて、粘り強さみたいなものが必要なんだろうなって。

なつき なるほどね。みなおは、主に社外広報を担当してくれていますが、イメージはどうですか?

みなお 前職で社外広報と関わりがありましたが、泥臭いイメージでした。数字などで結果が出ないから、社内で理解されなくて孤独という声もよく聞きますね社内の協力で成り立っている、内側が整って初めて外に出せる仕事と思います。

ゆりーか 確かに、メンバーが居てくれてこそだもんね。

みなお なのでアールナインに来て一番ありがたかったのは、コミュニケーションが取りやすい会社だったことです。壊れているものをいくら脚色して出しても、身内が読んだらしらけるじゃないですか(笑)
広報で大切な業務を聞かれたらまずは身内の信用を得ること、と答えますね。

なつき アールナインのみんなは亮さん(代表)含め、すごく広報の活動に協力的だから本当に恵まれているなと、私も日々思うよ。ちなみにみなおは、社外広報に関してはどんな印象を持っているのかな?

みなお 「会社」と「社会」の間に立って、接点を作る仕事でしょうか。時々社外からアールナインに派遣され、駐在している特派員?みたいな。ある時はまた反対なのかもしれない、そういう感覚。

なつき 色んな意見があるね。私も少し語ってもいいですか?私は新卒で入社した大手企業で社内広報をしていました。そこでは経営層と現場、横と横、全方向のコミュニケーションを作るのがミッションだったんだけど、社内外関係なく、人と人を繋ぐことが仕事の根幹にあると考えるようになりました。

だから、今の会社に居ることに誇りに思ってくれたり、会社の関係者やその家族にまで安心を与えられたり、関わる全ての人の「活き生き」をつくることが私のやりがいかなあ。そして、アールナインを世の中から応援される会社にしていきたい、って気持ちがずっとあります。

■つながり、信用、ファン、売り上げ?広報の目的

なつき ところで、広報の目的ってなんなんだろうね?意外と定義が難しくて色んな会社の人が悩んでいる気がする。ゆりーか、どうかな?

ゆりーか やっぱりアールナインに関わる人達に、この会社が好きだなという気持ちを作ることは目的の一つですかね~。あらゆる業務のベースのような面があって、色んな役割を期待されていると思います。

なつき 例えばどんな期待?

ゆりーか 亮さん(代表)から「これやってみたら?」と日々提案される時は期待を感じるし、採用チームから採用活動のことを相談された時も、会社の顔だと思ってもらえている気がして嬉しいなぁと思います。

なつき ほりかなはどんな目的があると思う?

ほりかな 私は、会社が色々な意味で拡大する上で、内側からきっかけを生み出していくことかなと思っています。例えば、広報で書いた記事を就活生が見てエントリーしてくれたり、プレスリリースを見た法人の方が顧客になったり。間接的ではあるけど周囲に与える影響はすごく大きいですよね。

なつき みなおはどう?

みなお 会社の信用を作って売り上げに貢献することが目的と思っています。信用は、認知度とは違うと思います。広告を打って有名になっても、信用が付随するわけではない。商品の良さだけでなく、売り手が何者かも厳しく見られる時代です。聞いたこともないベンチャー企業だけど大丈夫?って、初めてのお客様や学生さん、そのご家族を不安にさせたくない。

なつき 信用…安心感とも言えるかな。

みなお そう、不安の払しょくというか。メディアという第三者を介して発信されることも一つの手段かもしれませんね。社会的信用が売り上げだけでなく、誇りという形で社内に還元できれば一番だと思います。

なつき この会社に任せて大丈夫なんだ、っていう。モチベーション向上と働きがい、内側から組織の強さを支えることも広報の目的だよね。

みなお ちなみに私はアールナインに来るまで、こんなに社内広報に力を入れている会社があると知らなかったんです。なつきさんは前職でも、社内広報としてすごく求められている立場だったんですか? 

なつき それで言うと前職は会社の変革期だったの。とにかく数字を!KPI達成を!と外部のコンサル会社に指摘されていた時期で、現場からは「一体いつからうちの会社は、こんなふうになっちまったんだ!?」って抵抗感がすごかったんだよね。コンサル会社の指摘は、間違ってはいなかった。でも正しければ受け入れられるわけでもないよね、人間って

ほりかな 確かにそうですね。

なつき そこで意見交換の場を作って、経営層と現場をつなぐ仕事をしていたんだ。アールナインでも亮さん(代表)がどう思っているのか、皆にわかりやすく伝えることは大きなミッションだと思っているし、逆に現場の温度感を経営層に伝えたいと思ってる。

みなお 組織内のハブ的なところですかね。透明な潤滑油。

なつき そういう存在として認識されたいと思っているのよ。 

「つながり作って、それで何?」。広報のおもしろさ、戸惑い、それでも探しているもの。 後編につづく・・

https://note.com/r09r09r09_/n/nc3b9cf6160df

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