【読書記録】狐笛のかなた
上橋さんの本は、小学校の図書室で守り人シリーズを読んでから大好き。
大人になってしばらくの間、この好きって気持ちを忘れていた気がする。
上橋さんの本は何冊にもなる長編が多いが、この『狐笛のかなた』は1冊完結。
物語の舞台は日本のような、違う何処か全く別世界のような。
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主人公は小夜という不思議な力を持つ少女。
ある日、犬に追われる子狐を助けたことから、隣国同士の争いに巻き込まれていく。
小夜のまっすぐな心が、争いの呪いや周りの人へ向かっていく....。
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なんて淡く切ないんだろう。
読み終えてただ一言、そう思った。
物語すべてが淡い色をしていて、靄がかかったような世界観。
児童文学だけど、どちらかというと大人こそ感じる事があるのでは...なんて。
おしまい。
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