GIONの羅針盤！ミッション・ビジョン・バリュー紹介と策定の舞台裏
こんにちは。株式会社ギオンの公式note編集部です。トップページにも書かれているギオンのミッション「運ぶちから、未来をつくる」に加え、昨年末にビジョンやバリューを策定し、この春から社内向けに展開を始めています。その内容や策定に至った背景・舞台裏について、人事部長の須藤さんへお話しを伺いました。
MVV策定しました
ギオンでは2023年10月に、MVV（ミッション・ビジョン・バリュー）を策定しました。MVVは、創業からの理念・価値観を受け継ぎながら、これからのギオンが歩む羅針盤となります。
Mission - 社会に対して果たす使命 -
” 運ぶちから、未来をつくる ”
この言葉には、物を運び人々の生活を豊かにするだけでなく、生産者、販売者、消費者の「夢」や「思い」を運び、未来をつくる。という想いを込めています。
Vision - 使命を果たすための あるべき姿 -
” ギオングループは、総合物流企業として自前主義の現場運営にこだわり、物流業界に従事する人が誇りをもって働ける未来の実現に向けて、業界の変革を牽引します ”
物流業界は多重構造（荷主から一次請けをした会社の下にたくさんの下請け会社が連なっている）業界です。この仕組みは、物流各社が自前で物流を完結させるということを推奨していけば、必ず改善できると思っています。ギオングループでは物流業界の変革を牽引すべく、自前主義にこだわった経営を行っていきます。
Value - 価値観・行動指針 -
” 顧客優先・安全第一・積極果敢 ”
現場での出会いを大切にし、会社やチームが一丸となって風通しのよい文化を創ります。心身ともに健康な状態で働き続けられる環境で、柔軟な思考に基づき、常に新たなチャレンジに挑み行動します。
なぜ、MVVを作ったのか
－ ギオンでは以前から経営方針を示した社是がありましたが、なぜ今回新たにMVVを策定されたのでしょうか？
須藤：
社是の言葉そのものは従業員へ浸透していましたが、言葉の定義が曖昧で、人によって解釈が異なる部分もあったため、行動に落とし込みづらく不十分であるという判断でした。より具体的にギオンの方針を社内外へ共有し、従業員が行動へ落とし込めるよう、MVVの形にいたしました。
－ どういったことがきっかけでMVV策定に至ったのでしょうか？
須藤：
以前より、人事部でも「離職率の改善」や「エンゲージメントの向上」「適切な人事評価」といった人事課題とともに、その課題を解決するための一つのアクションとして、MVV策定というのが挙げられていました。
節目となったのが、新社長の就任です。ギオンは、現会長・創業者の「祇園 義久（よしひさ）」が一代で築き、58年が経過した2023年4月に新たに「祇園 彬之介（よしのすけ）」が新社長として就任しました。その時に抱負として以下のような言葉を述べられました。
「社業発展のために尽力している最前線の人たちを一番大切にする会社であり続けたい。そのためには、私の経営ではなく、みんなで経営する。チームで経営する企業にしていきたい。ギオンは人で成り立っている会社です。」
そのメッセージの通り、これまで感じていた課題「従業員も含めて全社で同じ方向を向く」ことを実行に移すべく、MVV策定が本格的に動き出し、関係者と意思決定が進んでいきました。
決定～社内公開までのプロセス
－ 今回のMVV策定はどのくらいの期間をかけられたのでしょうか？
須藤：
2023年4月から10月までの約6ヶ月という長い期間をかけ、会社の使命、理念、行動指針というのを言語化していきました。
－ 意思決定からMVV策定、社内公開までの具体的なプロセスをお聞かせください。
須藤：
まずは人事として、会長や社長、役員陣にヒアリングから行っていきました。ミッションは元よりコーポレートメッセージとしていたコピーを採用しました。ビジョンは会長や社長、役員陣の想いを形に、バリューは社是を具体的に解きほぐし落とし込んでいきました。会社としてもMVV策定は初めてのことで、周りの方の力もお借りしながら言語化を進め、最終的に資料としてまとめて会長や社長、経営陣に合意を取る形で決定いたしました。
年に一度、全ての管理職が集まる会議を実施しているのですが、今年は3月に130人という規模で行われ、その会議の場で社長から管理職のみなさんへMVVが公開されました。今は従業員への共有、理解を促すための動画を制作しているところで、5月中旬の公開を目指して進めている次第です。
今後の展開・展望
－ 今後、MVVは社内でどんなふうに活用されていくのでしょうか？
須藤：
まずは人事評価の項目に「バリュー体現目標」というのを設定し、人事評価のリニューアルを行いました。5月中旬に従業員へ動画を公開した後、それぞれバリューに沿った行動の目標を設定し、半期で振り返りを行っていきます。このリニューアルによって、人事評価が減点方式ではなく、従業員の頑張りや、前向きな成長・意識を促す評価方式を作り上げていきます。
また今後は、社内報で「どんなふうにバリューを体現しているか」従業員へインタビューを行ったり、人事評価とは別に表彰なども行っていきたいと考えています。
－ 須藤さん、ありがとうございました！
MVV策定に至った背景や舞台裏を人事の須藤さんへ伺いましたが、いかがでしたか？最後にお話しをされていた「どんなふうにバリューを体現しているか」従業員へのインタビューをはじめ、ビジョンで掲げる「自前主義とはどういうことなのか」「こだわる理由は何なのか？」など、今後こちらの公式noteでも、MVVを意識したコンテンツを展開予定です。
最後までご覧いただきありがとうございました！
ギオン公式note編集部 より
“運ぶちから、未来をつくる” 総合物流企業 GION