フランスの有名ファッションブランドを語る(第二弾)
こんにちは。
今日は昨日に引き続き、フランスの有名ブランドの一端をご紹介します。🇫🇷
前回は主に創立者について掘り下げましたが、今回はそのブランド自体の特徴だったり、面白い小ネタなどをランダムに挙げていこうと思います。
少しでもお役に立てますように。
◯エルメス
フランス語では語頭のHはほとんどの場合発音されません。なので「ヘルメス」ではなく「エルメス」と読みます。
母体となったのがパリの馬具工房だったことからロゴマークには馬車が描かれています。
乗り手がいないのは、「わがブランドの品質は最高ですが、それを上手く扱えるかはお客様次第ですよ」というメッセージだとか。イカしてますね。
そんなエルメスの看板商品としておそらく一番に挙げられるのが、ケリーバッグです。
台形型のフォルムで、蓋に錠前が付いています。
ベルトで開閉するタイプで、持ち手は一本。
モナコ后妃のグレース・ケリーがこのバッグを愛用したことから、彼女にちなんで「ケリーバッグ」へと名付けられたそうです。
そして、ケリーバッグと並んで人気なのが、バーキンです。
ケリーバッグがフォーマルな雰囲気なのに対して、こちらはよりカジュアルで実用的なデザインです。
マチが広く開口部も大きいので収納力に優れ、たくさんの荷物を入れられます。
持ち手が二本なのも、ケリーバッグと違う点ですね。
このバッグは、イギリスの女性歌手ジェーン・バーキンにちなんで名付けられました。
彼女は整理整頓が苦手で、バッグの中はぐちゃぐちゃだったとか。まさにバーキンは彼女のような人にぴったりです。
◯クリスチャン・ルブタン
クリスチャン・ルブタンは、同名のデザイナーが創立した女性向けの靴ブランドです。
その特徴は、「靴底が真っ赤」であること!!
ヒールも高めで、濃い赤色がセクシーですね。
「レッドソール」というこのデザインは、なんとルブタンが靴底に赤いマニキュアを塗ってみたことから着想を得たんだとか。
レッドソールはルブタンの代名詞で、そのインパクトは抜群。一気に足元が華やかになります。
アン・ハサウェイ、ミランダ・カー、レディー・ガガなど多くの名だたるセレブ達にも愛用されていて、世界中の女性を虜にしています。
◯ルイ・ヴィトン
日本で知らない人はいないほどの超有名ブランドですね。
その歴史は古く、トランク職人だったルイ・ヴィトンが1854年にパリにトランク専門店を創立したのが始まりと言われています。
ルイ・ヴィトンといえば、この「LV」のロゴマークのイメージが強いですが、実はこれは日本の家紋から着想を得たもの。
当時パリでは、万国博覧会の影響で日本ブーム(ジャポニズム)が巻き起こっていたんです。
もしかするとこのことが、日本でルイ・ヴィトンが大人気なことに関係しているのかもしれません。
ロゴマークに星と花を組み合わせたこのモノグラムデザインはルイ・ヴィトンの定番ラインで、ダークブラウンだけでなく色んなカラーが展開されています。
日本のアーティスト、村上隆さんとコラボした際には、「モノグラムマルチカラー」というとってもカラフルなデザインも誕生しました。
ちなみにその時コラボを持ちかけたのが、マーク・ジェイコブズというデザイナー。
『マークジェイコブズ』もアメリカの高級ブランドとして知られていますが、彼は自作のブランドだけでなくルイ・ヴィトンのデザイナーも努めていたんですね。
モノグラム以外にも、ルイ・ヴィトンでは、市松模様のような「ダミエ」、麦の穂をイメージした「エピ」など、様々なデザインのものがあります。
詳しくは公式ホームページをチェックしてみてください!
◯カルティエ
最後は、高級宝飾ブランドを紹介しようと思います。
カルティエは、ルイ・ヴィトンとちょうど同じくらいの時期に宝石細工師のカルティエが創立したジュエリーブティックを起源とする高級ブランドで、長らく王室御用達として名を馳せてきました。
現在ではレザー小物やライターなど幅広い商品を扱っていますが、ここでは特に有名な、トリニティリングを紹介しようと思います。
トリニティリングは、ピンク、イエロー、ホワイトの3つのリングが絡まり合った美しいデザインの指輪で、それぞれが「愛」「忠誠」「友情」を表しています。
(画像はCartier公式サイトより)
とてもゴージャスで、結婚指輪にも大人気なんだとか。
詩人のジャン・コクトーがはめたことでも話題になったそうです。
いつの時代も有名人は影響力がありますね。
ちなみに、カルティエは、プラチナを最初にジュエリーに使ったブランドです。
プラチナは他の金属と違って変色しないため、毎日身につける指輪に適しているんですって。
はい、以上、4つのブランドを紹介させてもらいましたが、いかがだったでしょうか。私自身そこまでブランド物に詳しいわけではないのですが、今回色々と調べて、できるだけ分かりやすくまとめてみました。
少しでも面白いと思ってもらえたら嬉しいです。
(よかったら「スキ」も宜しくお願いします)
今まで私は高級なものを見るたびに、あぁ、世の中には色んな世界があるんだなぁ(遠い目)と思っていたのですが、調べてみるとやはり名のあるブランドにはそれなりの理由があるもんだと実感しました。
巨名に虚名なしってところですかね。
これからは素通りせずにちょっと覗いて…みようかな…(不安)
パリに行くことがあったら、ぜひ本店を(外観だけでも)見てみたいな~と思います。
読んでくださりありがとうございました。
ではまた次回。