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Qosmo Lab

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「Qosmo Lab」では、Qosmoのメンバーの実験的な取り組みやプロジェクトの技術解説、制作の裏話などを個性豊かに配信しています。 Medium (English) htt…
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#Qosmo

Neutoneを使うミュージシャンの声(3) ー 音楽制作の未来における偶然性 【音楽プロデューサー Scott Young 】

Qosmoで開発されているAIを用いた音色変換プラグイン、Neutoneを実際に使用しているミュージシャンの声を届ける企画の第三弾。 2023年9月、Scott YoungがQosmoオフィスに訪れて開発チームに対するフィードバックを提供してくれた。 Abletonによるインタビュー記事でも触れられた、彼がNeutoneを使用して作ったアルバムA Model Withinについて及び、今後の音楽業界の展望に関する彼からのコメントを以下に掲載する。 “A Model With

Neutoneを使うミュージシャンの声 (2) ー RAVE bird モデルは、クラシック音楽で鳥のさえずりを使う歴史の論理的な進歩【作曲家 Darragh Kelly】

Qosmoで開発されているAIを用いた音色変換プラグイン、Neutoneを実際に使用しているミュージシャンにインタビューを行う企画の第二弾。 AIを使った作曲を多く行なっているDarragh Kelly に、AIをクラシック音楽の文脈で用いることにおける可能性についてインタビューを行った。 ➖DarraghはこれまでAI用いて多くの作曲を行なってきましたよね。なぜ自身の作曲にAIを用いているか、また、AIを用いるようになったきっかけなどについて、詳しく教えていただきたいです

Neutoneを使うミュージシャンの声(1) ー AIを使うことで起こった、新しいゲームチェンジ。グラニュラー以来の全く違う種類のシンセシス方式が出てきたな、という印象だった。【サウンドデザイナー 中岡将二郎さん】

Qosmoで開発されているAIを用いた音色変換プラグイン、Neutoneを実際に使用しているミュージシャンにインタビューを行う企画の第一弾。 サウンドデザイナーとしてご活躍されている中岡将二郎さん(https://linktr.ee/shojironakaoka)に、Neutoneをご使用になっている経緯や感想についてお話を伺った。 ➖中岡さんの普段のご活動について、教えてください。 自分の作家活動もしながら、依頼を受けて、映像コンテンツ、デジタルサイネージ、アプリケーシ

AI DJ Project#2 Ubiquitous Rhythm — A Spontaneous Jam Session with AI リアルタイムに音楽生成するAIとの即興演奏

<<< 2021年にQosmoのwebサイトで公開された記事を転載 >>> PERFORMANCE OVERVIEWAI DJ Project#2 Ubiquitous Rhythmは、AIを用いてリアルタイムに音楽を生成しながら行う即興的なDJパフォーマンスです。音楽のシーケンスを事前に用意することなく、その場でAIが作曲(生成)した音楽をDJがコントロールし、AIがそれに反応することで、一連のパフォーマンスが展開していきます。複数のAIモデルとDJが織りなす複雑な相互

NAMM2023にて、Neutoneの展示を行いました。

4月13日から15日にかけてアメリカ、カリフォルニア州のアナハイムで開催されたNAMMショーに、Qosmoとして初めて展示に参加してきました。NAMMショーは、楽器やレコーディング機器、音楽ソフトウェア関連の展示会として世界最大といわれる展示会で、会場となったアナハイム・コンベンションセンター(幕張メッセをさらに大きくした会場を想像してください)には、ドラムやギター、ピアノから、シンセサイザー、DJ機器、音楽ソフトウェアから、スタジオ家具、ライティング機材まで、音楽の演奏や曲

Dawn Patrol EP — AI音楽生成モデルとのサーフィン

ここ数年の私のAIを用いた音楽制作の試みをまとめた作品として、12インチのレコード、Dawn Patrol EPが発売になりました!以前そのリリースをアナウンスして、プレオーダーを開始し始めてから一年近くが経過した今日...ようやくレコードが手元に届きました。コロナ禍によるプレス工場の作業の遅れと予想外のレコード需要の高まり、ウクライナ情勢の悪化による原材料などのロジスティクスの問題。さらにはレコードのプレスの手配を頼んでいた仲介会社の倒産(!!)と度重なる不運に見舞われ、遅

AIは音楽を変えるか? リアルタイムの音色合成/音響処理を可能にするAIプラグイン・プラットフォーム『Neutone』の紹介

2021年の初頭。私は、人工知能(AI)を用いた人間の創造性の拡張の可能性について説く『創るためのAI—機械と創造性のはてしない物語』を上梓しました。この本で、AIは単なる人の模倣ではなく新しいアイディアを与えてくれる存在として描かれています。中でも、自分が最も興味がある表現領域=音楽におけるAIの活用や新しい音楽の可能性について、自分でも意識しないうちに一番多くのページを割いていました。私自身もこれまでAI音楽生成を用いた音楽作品やパフォーマンスなどを実践しています。 A

AI研究と音楽表現 - テクノロジーの「誤用」をめぐって

このところ少し時間ができたこともあり、音楽の領域で新しいテクノロジー(サンプリング、シンセサイザー、ターンテーブル etc)がどのように使われてきたか、改めてその歴史を振り返っています。 音楽とテクノロジーの歴史の中で繰り返し現れるモチーフ。それは、アーティストがテクノロジーの開発者の意図からは「ズレた」使い方をすることで、新しい表現が生まれるというサイクルです。音楽テクノロジーの歴史は「誤用」の歴史である、そのことを痛感しています。 ‘The history of te

世界的ダンサーと人工知能 - AIはダンサーの創造性を刺激できるか

--- 今回は人工知能(AI)によって、ダンサーの創造性を拡張しようとしたプロジェクトのお話。 "Israel & イスラエル - Israel Galvan + YCAM"2017年末から筆者は、ある著名なフラメンコダンサーとのプロジェクトに関わっています。フラメンコ?と不思議に思うかもしれませんが、AIを用いて、フラメンコというダンス表現をどう拡張できるかという試みです。山口県にある国内屈指のメディアアートを扱う美術館、研究機関であるYCAM(Yamaguchi Ce