手元の一冊から拡がる世界
家族と談笑中、テーブル上に置いていた一冊の本
『わかりあえないことから 平田オリザ』を手に取った。
するとふと家人が。
オリザってどんな意味があるんだろ?
『オリザ油化』って会社があるんだけど関係あるのかな…
『オリザ』とはラテン語で『稲』という意味。
本の著者の平田オリザさんは、一生食べ物に困らないようにと両親からこの名がつけられたらしい。
先の『オリザ油化』は、米油を主力製品としている会社。
昭和初期に、米油を国策事業として作るため起業された。
当時戦時中であったため、大豆や菜種といった油の原料が輸入できない状況であり、米糠より油を得る必要が生じたというのです。
そしてこちら
漫画『もやしもん』で『オリゼー』として知られるニホンコウジカビの学名はAspergillus oryzae (アスペルギルス オリゼー)。
米麹からみつけられたことから稲すなわちオリザが名前につけられました。
1人だけでは及ぶことのない展開。
こういうことが『三人寄れば文殊の知恵』みたいなものなのでしょうか。
気づきのベクトルが増えたり多方向に及ぶ。こんなプロセスが思わぬところで講義のネタになったりするので面白いものです。
おしまい
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