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1. 銅とは?

銅は、体内でごく少量しか必要とされない必須微量ミネラルで、エネルギー生成や鉄の代謝、コラーゲンの生成、抗酸化作用など、さまざまな重要な生理機能に関わっています。特に、赤血球の形成や免疫機能の維持に不可欠です。

2. 効果

銅は、エネルギー代謝、赤血球の生成、抗酸化酵素の活性化に寄与し、体内の有害な活性酸素を除去する役割を持ちます。また、神経伝達や免疫系、コラーゲンの合成、皮膚や血管の健康維持にも関わっています。

3. 摂取後の体内の作用

摂取された銅は、血液中で輸送され、肝臓で貯蔵されます。銅は多くの酵素の構成成分として作用し、細胞のエネルギー生成や抗酸化作用を支えます。また、鉄の吸収を助け、赤血球の形成やヘモグロビンの生成にも貢献しています。

4. 過剰症と欠乏症

過剰摂取は、肝臓や腎臓にダメージを与えることがあり、悪心、嘔吐、下痢、肝機能障害などを引き起こす可能性があります。欠乏症では、貧血、疲労感、骨の脆弱化、免疫力の低下、神経障害などが現れることがあります。

5. 1日の必要摂取量

成人男性・女性ともに、1日の推奨摂取量は0.7~1.0mgです。妊娠中や授乳中の女性はやや多めに摂取することが推奨されます。通常の食事で十分に摂取できる量なので、過剰摂取に注意が必要です。

6. 多く含まれる食材

銅は、レバーやシーフード(特に牡蠣)、豆類、ナッツ類、全粒穀物、ダークチョコレート、ジャガイモなどの食品に豊富に含まれています。特にレバーやシーフードが効率的な銅の供給源です。

7. 同時に摂取してはいけないもの

亜鉛の過剰摂取は銅の吸収を妨げるため、亜鉛サプリメントを長期的に服用する場合は銅のバランスに注意が必要です。また、ビタミンCや鉄の過剰摂取も、銅の吸収を阻害する可能性があります。

8. 継続摂取の影響

銅を適切に摂取することで、エネルギー代謝や赤血球の生成、抗酸化作用が維持され、免疫力や皮膚の健康が向上します。ただし、過剰摂取は健康リスクを引き起こすため、バランスを取った摂取が重要です。

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Ryo院長【24万人以上を救った治療家が贈る健康知識】
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