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生きづらさ対策をして社会復帰した方法2

はじめに


以前の記事で私たちのスタッフが社会復帰するまでに取り入れた対策をいくつかご紹介しました。
今回は取り入れた中でも習慣化するのが難しかった「翌日にネガティブな感情を引きずらない」ためにまずどのような事を取り入れ、どのように過ごしたか記事をいくつかに分けてお話しさせていただきます。

前回の記事はこちらから↓


1.自己受容する

今は1日の終わりに「疲れたなぁ。疲れるくらい頑張った私偉いなぁ。また明日頑張ろう。」と思えるようになりましたが、このような思考になるまでネガティブになること、できない事があること、働いてないことなど、あらゆる物事を否定していました。
極端かもしれませんが、疲れたと口に出すことすらいけない事だと思っていました。
プゥドゥメンバーのカウンセリングを受け、まずは現在の自分を否定せず受け入れる(自己受容する)ことから始めました。

当時の私には肯定も否定もせず自分を受け入れることは私にとって簡単なことではありませんでした。
肯定も否定もしない自分を受け入れるという事は、現状と向き合う必要があり、現状と向き合うということは、鏡に映った自分を見るように否定している部分も真正面から観ることになるからです。
私自身、否定している部分を見つめることはとても怖かったですし、受け入れがたかったです。受け入れるということは、改善しようと努力することになるので努力することなんてできないと思っていました。
ですが、怖いと思って何もしなければ何も変わらないですし、変わりたいと思ったから受け入れがたいことも見つめようと思いました。

否定している部分も受け入れようと思えたのは、カウンセリングをしてくれた方にお叱りを受けたことです。
叱られたと聞くと身構えてしまう方が多いと思いますが、私は自分にとって耳が痛いことを言ってくれることは、とても有り難いことだと思っていて、叱られなければずっと「無力だ」という考え方に執着していたと思います。叱ることは、叱る側もとてつもないエネルギーを使うことだと思うので、「自分のためにそのエネルギーを使ってくれるんだ」と思ったら有り難いなぁと素直に思います。

叱られてからは「無力」から「できた」を感じられるようにするために、1日の終わりに何ができたか確認するようにしました。
たぶん健康的な生活を送っている方々からしたら普通にできることも「できた」と思うことで自分で自分を認めるということにもつながったと思います。
朝起きられたこと、ご飯が食べられたこと、一人で外出できたこと、社会とのつながりが薄い間はこうしたことも「できた」と思うことで「無力な自分」から「できることがある自分」へと意図的に意識を変えていきました。

受容することは、何か物事に取り組むうえでとても重要な役割を持っています。

現在の自分はどんな自分か?
客観的に見られるようになることで、どんなことが必要か?分かるようになってきます。


つづく



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