やる気の出ない日
体調が悪いわけではないのに、やる気が出なかったり、習慣になっていることでさえ少し面倒に感じてしまう日はありますよね。
飽きて退屈しているのか、知らず知らずのうちに疲労が溜まっているのか、何故だかそういう日は来ます。
そういう時に、自分はダメな人間だなと自己嫌悪になるのではなくて、こういう風に考えると良いかも知れません。
普段と違う一日を過ごせるチャンス。
思い切って普段やっていることを、やらないと決める。
今日はアレはできそうにないな、アレも面倒だからできないかなと、後ろ向きにやることを減らすと気分も落ち込んでしまいます。
なので能動的に、今日はやることを「削ぎ落とす」と決意する。
削ぎ落として削ぎ落として、究極にシャープな一日にしてみせる。
これくらいの気持ちで過ごしてみます。
普段ならスマホでいろいろチェックしていたことを削ぎ落とす。
ゲームのスイッチを入れずに削ぎ落とす。
筋トレやランニングをサボるのではなくて、削ぎ落とす。
お風呂から出たら、映画を観ずに削ぎ落とす。
一日のお昼頃の段階で、今日はもう寝るだけの状態に持っていく。
すると、不思議なことが起こるんです。
一杯のコーヒーをゆっくり飲んでいる時間が幸せ。
鳥のさえずりを聞く余裕が出て、耳を澄ましてみたら幸せ。
頭がスッキリして、お風呂がより気持ち良く感じれて幸せ。
あとは寝るだけなのに、こんなに時間に余裕がある、ゆっくり眠れそうだなと普段は浴びることのできない幸せを体感する一日になります。
刺激を削ぎ落とした結果、新しい発見があって、心地の良い刺激が入ってくる。
いつもなら、お風呂上がりに映画を一本観て二時間後に寝ていたのかと思うと、普段の生活が異常にも感じてきます。
普段の生活を客観的に見ることで、それが活力になる。
異常な生活を渇望するきっかけになって、またすぐに戻れる。
いつでも戻れるという自信が湧く。
やる気が出ないからと落ち込んでいる必要はありません。
やる気が出ない日は、幸せの気付きをくれる幸運の日なのかも知れないです。