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#103 医療・介護、賃上げ遅れ!?

こんにちは
tatsuyaです。

本日は、「医療と介護分野の賃上げ」についてのニュースを紹介したいと思います。

医療・介護、賃上げ遅れ 全産業平均以下の3% 医労連調べ 病院経営の苦境映す

医療や介護の現場で、働き手の賃上げが遅れている。医療機関に関連する労働組合のベースアップ(ベア)や定期昇給などを合わせた2024年の賃上げ率は3%ほどで、5%を超えた全産業平均を下回る医療・介護の人手不足に拍車をかける可能性もある

病院の経営悪化が影響している。高額な医薬品の仕入れコストや光熱費が増えるなか、新型コロナウイルス禍で病院経営を支えていた関連補助金がなくなった。

国立大学病院長会議の発表によると、全国の国立大学病院を合わせた2023年度の経常損益は60億円の赤字(22年度は386億円の黒字)だった。

ベアを実施した医療機関は限られる。医労連の調べで、実施した組合数は98と全体の2割ほどにとどまり、引き上げ率は平均で1.45%だった

介護の賃上げ幅も大きいとはいえない。全国労働組合総連合(全労連)によると、社会福祉・介護分野のベアと定昇を合わせた賃上げ率は2.97%だった。

厚労省は24年度に診療報酬と介護報酬をともに改定した。診療報酬では医療従事者の賃上げの原資として新たに「ベースアップ評価料」と呼ぶ加算を設け、介護報酬でも処遇改善加算を増やした。医療、介護とも24年度に2.5%、25年度に2%のベアをめざしている

2024/08/06 日本経済新聞

 
 医療と介護の賃上げが全産業平均を下回ったというニュースです。

処遇改善加算など加算などにより、職員の給料に反映させるシステム作りがなされてきており、賃上げになりやすい状況にはなってきていると感じます。

反面、経営者の視点からみると基本報酬は減額になっているものもあるため、利益を出しくい上で賃上げをしなければならないため、設備投資や新規事業への投資がしにくい状況になっているのではないかと予想されます。

利益が出にくくなっている分、新しいコトにも挑戦したいが余裕がない。
そして、自分のスキルの上達ではなく、物価高騰を理由に従業員は賃上げを要求する。

このようなことが起こらないようにしていきたいと思いました。



以上です。
最後まで読んで頂きありがとうございました。

それではまた、次回お会いできれば嬉しいです。

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tatsuya@(通所介護×介護報酬)/理学療法士
「制度に関して興味がでた」「介護保険をもっと知ってみたい」と思っていただけましたらサポートをして頂けるとありがたいです! 今後も介護報酬の改定が施設にとって少しでもプラスになるように継続して行なっていきたいと思いますのでよろしくお願いします!

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