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ぷらぷらり日記 2024.5.29 JR神戸駅周辺

そうだ、神戸に行こう。

京都の次は神戸である。京都へも神戸へも日帰りで行けるというのは恵まれていると改めて思う。というか、JR京都線とJR神戸線が直通なのがチートすぎるんよな。

三ノ宮にはこの1年の間に何度か行っているが、その向こうのザ・神戸はかなり御無沙汰である。三ノ宮には世界のすべてがあり、駅周辺をうろついているだけで陽が暮れてしまうので、ついでに元町や神戸まで、とはなかなかならない。

好天の日の海辺の都市は良い。

前に来た時はまだ、例のアレが社会に禍まいていなかったような気がする。ということは5300年ぶりくらいか。

海の上手な撮りかたを教えてくれ。

神戸駅から徒歩10分ほど、クソデカ商業施設をいくつか越えた先には海が広がる。須磨駅や朝霧駅みたいに駅から海まで直通ではないので、電車からはここは見えない。

横浜や湘南ほど観光地っぽさはないので、めちゃくちゃ景観を推しているというわけでもなさげだが、むしろそれがいい。というか、ここに来る人の半数くらい、特に10代未満のお客様は、海よりもむしろ、あの方に夢中だ。

後光が差している。

アンパンマンさんである。

アンパンマンさんのミュージアムを目指して、ここ神戸CITYには多くのちびっ子たちがやってくる。

ここに来るすべてのちびっ子は、アンパンマンさんの姿を拝むと同時に、歓喜と賛美の声を上げる。間違いなくこの地を司る神である。本来は高知県の神らしいが。

むしろアンパンマンさんの建物より目立っとるぞ。

アンパンマンさんのミュージアムの向かいには、宿敵のばんきんまんさんの秘密基地がある。敵陣の向かいに建てるという灯台下暗し的な発想なのかもしれんが、全く秘密にする気が感じられない立地だ。

というかこれはダミーの秘密基地で、実際は神戸に作った別荘なんじゃなかろうか。

確かアニメでは、めちゃくちゃ山奥に基地があった。UFOがないと普段の食料の買い出しにいけないくらいの僻地だったはずだ。本当の秘密基地の所在地は、空を飛べるアンパンマンさんでないと見つけられない。

新神戸駅にちょっと似ている気がする。

神戸駅の反対側。海の周辺はいかにもBIG CITYという趣だが、こちら側もかなり発展してはいるものの、どことなく地方都市のひとつという雰囲気。駅舎が昭和テイストなのも風情がある。

正月は人で溢れかえるらしい。

駅から徒歩5分の湊川神社。あちら側ではアンパンマンさんが奉られているが、こちら側では楠木正成さんが奉られている。

めちゃくちゃわかりやすいところにあるが、入口の手前に歩道がなく、むりやり車道を横断する人が多数。

神道どうこうを私はそこまで深くは信じていないが、神社の前で交通違反はなんか罰当たりな気がしてできんなあ……。神社でポイ捨てとかは言語道断。太古の昔、八坂神社で酒をかっ喰らったことはあるが……。

以前はネオン看板はなかったような。

湊川神社の裏手には湊川公園があり、そのすぐ近くにある銭湯が、この湊河湯。

一度は廃業しかけたそうですが、昨年の夏に松田悠さんという若い方が経営を受け継いで、内部をリニューアル。

プチ2階建て構造で、1階は通常の銭湯と同じく深湯やジェットバスが横にずらっと並ぶ。故障中の電気風呂は6月5日に復活するらしい。

洗い場がよくある横並びではなく、ゆとりのある縦並びなのが嬉しい。みんな横に並んで身体を洗う風景のほうが、いわゆる昔の銭湯っぽい風情はあるのだろうが、私は軟弱者なのでプライベートスペースは確保したい。公衆浴場に来ておいてプライベートスペースとかいうの、なんか大きく矛盾しているような気もするが……。

実はリニューアル前に行ったことがあり、その時はスチームサウナがかなり老朽化していたのですが、見事に復活していました。ゆるめのスチームサウナなのでそんなに熱くはないものの、団扇が用意されているのでプチセルフアウフグースができる。

以前は脱衣場の一部だった部分がばっさり改装され、トイレへの通路になっていました。トイレに入っていないので、和式か洋式かは不明。

というか、リニューアル前が和式だったか洋式だったかも忘れた。番台式で外見も内装も昭和そのものなのに、トイレだけめちゃくちゃ新しい洋式という銭湯が時々ある。確認しておけば良かったな。

大阪の銭湯によくあるこの看板はナニワ工務店の改装。

今夜はハシゴするぞ。湊河湯から新開地方面へと歩く道中にある水木湯。

水木しげる先生のペンネームの由来となった銭湯。かつて水木先生はこの隣でアパートを経営されており、手前の道路が水木通りだったことから、水木荘という名称だったのだそうです。もう半世紀以上も前のことだそうですが、当時は水木先生もよくこの水木湯に浸かりに来られていたそう。

というのを、地図をググっている時にたまたま見かけたGoogleクチコミで知りました。水木湯さん自身はそれを大々的にアピールすることはなく、ただただそこに普通の銭湯としてある。鬼太郎グッズが置いてあったり、ねずみ男のポスターがあったりはいっさいなし。むしろ自◯党をめっちゃ推している。

追加料金なしで入れるサウナは乾式。昭和歌謡が延々と流れる。そんなにガツンと来るような熱さではなく、長く入っていられる優しめのサウナで、10分くらいで退室。隣にいた人は私が入る少なくとも3分くらい前にはすでに中にいたが、ずっと座ったままだ。

水風呂はぬるめ。余裕で2分くらい入れるので、ちゃんと計ってはいないけどそれなりに長く入ったはず。

隣にいた人は、まだ座ったままだ。サウナの滞在時間のひとつの目安は12分とされているが、優に15分は経過している。寝ているのか?それとも妖怪なのか?

その後しばらくして無事に出てこられたが、いったいトータル何分はいっておられたのだろうか。

半世紀前とは内装はかなり変わっているとは思いますが、他のところよりも手摺が多いような気がする。左腕の無かった水木先生にも浸かりやすい湯だったのだろう。

どちらのニーズにも応えている。

おまけ。たこ焼と明石焼の両方を揃えることで、明石人と神戸人との闘争を阻止している店。……いや、むしろ両方のメニューがあることで、闘争が勃発する可能性も微レ存……。

この手のショップはだいたい夕方からの営業だが、ここは朝からやっている。

おまけ2。この手のアダルトショップ自体はどこの地域にもあるので珍しくはないが、堂々と「AV」って言っちゃっているのはちょっと珍しくね?

1988年のアルバムで、ドキュメンタリー映画も作られたという。

おまけ3。マンドリン教室ですが、なぜかU2のアルバム『魂の叫び』ポスター。U2は全く聴いたことがなく、このアルバムも未聴だが、もしかしてマンドリンを物凄くフィーチャーした曲とかある?

いつもアンパンマンさんが見守っておられる。

神戸駅前は路上のいたるところにアンパンマンさんが溶け込んでいる。駅構内にもたくさんのアンパンマンさんが潜んでいます。

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ぷらーな
サウナはたのしい。