♪ ~ ドビュッシー 喜びの島、 リスト 愛の夢第3番
ふわ~っと(なるといいなと)。
ドビュッシー『喜びの島』
リスト『愛の夢 第3番』(1年くらい前に録ったもの)
『喜びの島』
ずっと弾いている曲です。
自分にとっては、初めて・1回目というようなことが2回ほどあった曲です。1回目の初めて・1回目は、大学に入って、広くて人が多い中でみつけた所での最初の演奏会。
2回目の初めて・1回目は、大人になってクラシックピアノを再び習ったときの最初の発表会。
たしか高3の頃に、(たぶん)初めてきいて、その頃弾いていたベートーヴェンやショパンなどとは全然違っていて、「大学受験が終わったら弾いてみたい」と思っていました。
高3の途中で近所のピアノの先生のレッスンをやめていました。
なので、(たしか)図書館でCDを借りながら。
楽譜の前方の頁に書いてある分析は、何が書いてあるのか皆目わからないまま。
弾けていたかどうかは?
就職してからは、この曲、その他のドビュッシーの曲がなぜ素敵に聴こえるのかを知りたくて、ジャズを習いにいってみました(クラシックの和声の三分冊を勉強するのだと道のりが相当遠いような気がして……その〇〇年後にドリルのように一応進めましたが、たしかにそうだった)。いい先生方や、いい人達に出会えました。(謎がわかったかどうかはわからないけど。)
それから、クラシックピアノを再び習おうとしたものの、この曲を弾いてもいいというような先生はいないもので。
ジャズの先生に先生を紹介して頂きました。
その先生は寛容で、発表会に何を弾きたいかと聞かれて、この曲を最初から最後まで弾いたところ、少しずつ丁寧にみていくことになりました。
発表会は、緊張していたものの、ピアノを弾き始めると、とても弾きやすく、人前で弾いているのを忘れるほどでした。
しかし、最後の音、一番左端のラを鳴らそうとしたら、黒い鍵盤が並んでいた。え、、、、。一か八か、黒い鍵盤の隣の白い鍵盤を思い切って。合ってた。よかった。
それから、憧れのピアノになりました。
その先生には数年お世話になり、(子どもの頃とは違う)大人な弾き方(?)を教えて頂きました。
それから、和声や対位法を少し習ったり解いてみたりしました(今は記憶のどこかに)。
楽譜に書いてある解説が何を言いたいのかくらいはわかるようになりました。
今回、
ちゃんと楽譜を開くと(音を間違って覚えてた!)と気付いて、長年の癖を取り除いて、どうにか弾き直したりしていました。
色々考えて、上手くいったり、いかなかったり、結局、気軽に弾いてみることにしました。
楽譜立てには、どこかのお店で買った、オーケストラが描いてある五線譜ノートの表紙を置いておきました。 https://www.musenet.co.jp/365473
(間違った……)と思った所や、(もっと落ち着いていけばよかった)と思ったりしましたが。勢いを採って。録音を聞いてみたら、いつものレコーダーの設定だと最後の方が音割れしてしまっていました。(いつもは大きく弾いたつもりでも音割れしないのですが、電子ピアノがこんなに鳴っていたとは。)それで、レコーダーの音量を小さめにして、電子ピアノの録音システムからレコーダーに再度録音しました。
今回は、初めて・一回目ではないのですが、soundcloudに載せて101曲目になった(かもしれない。定かではない。)
この曲を結婚パーティーで弾いたことがあります。新婚旅行のイメージで。
しかし、その後、この曲はヴァトー『シテール島への船出』という絵の影響を受けたらしいですが、その絵の中の女性の服装が正妻のものではなく娼婦のものだと書かれているものを読みました。
それで、結婚にふさわしかったものか……と考えてしまったことがあったのですが…。
今検索できたところでは、’独身者’がその島に行くと伴侶を得られるということらしい。それならいいのかなと。
それと、今は、『シテール島の巡礼』という題名らしいです。島には既に着いていて、これから島を出て帰るところらしい。
行く前か、帰る前か、そういう違いがあるらしい。ただ、これから船が出るということには変わりないのかもしれない。
結婚パーティーでいうと、リスト『愛の夢第3番』を弾いたときもあります。
こちらの曲は、今検索した限りでは、実はリストの歌曲が元らしく、歌の内容は大丈夫そうだった、よかった。死ぬまで愛せみたいなことで、かなり強そうなんだけれども。
リスト『愛の夢 第3番』は一年前くらいに録ったものです。(改めて聞くと、隣の音も鳴らしてしまってたりしてるのですが。)
気持ちを懸命に抑えつつ、大きな声を出したくて声が出なくなってしまっているみたいな感じで弾きました。
この曲も、小学校高学年~中高生くらい?いつだったか忘れたけど弾いてから、ずっと弾いていて、たまに弾く曲です。
ピアノを弾き続けると、
手指は動くようになるかもしれないけれども、
首・肩・腰、ひいては体の各部が凝ったり固まったりしてきて、痛くなったり、血(栄養、酸素など)が(臓器、頭などにも)通わなくなったり。手指腕にも支障が出るので。
根詰めず。体や神経の各部を意識したり、動かしたり。
感謝したりしながら。
こちらに色々載せています。よろしかったら~。
作曲家別
https://pixabay.com/photos/sea-water-ocean-light-deep-rock-2606582/
『喜びの島』
今回気付いたことを、’てきとー’に書いていきますと、
この曲は、#ド(#レ) シ #レ ソ ♭シ ラ #ド ファ ♭ラ ソ シ #レ ソで始まります。
G#5 F ♯5 5音目が半音上がっています。順番に弾くと全音階。曲の中で出てくる全音階のメロディーにつながっていくのでしょうか。
それと、下の音が半音ずつ下がっていってます。
始まっていくような感じなのでしょうか。波の白いところのようにも思うし、キューピットの囁きなのかもしれないし、心の動きなのかもしれない。
それから、シソ シソ ラファ~と左手でメロディのような、始まりのような音がします。
曲の中で、三度を押さえながらメロディや、三度をばらしてのメロディーなどが出てくることになります。
全音階の下行の後、
始まりのを繰り返して、
そして、#ド #ド ラ 汽笛のようなイメージなのでしょうか、リズムをとるアクセントのような音がします。
そして、左手が、ラミラミ~と若干アクロバティックに弾き始めます(ちょっと難しい、いや、けっこう難しい。手指の大きい人はそんなでもないのかもしれませんが)しかし、波の雰囲気でしょうからいい感じに弾いていきたい。
(尚、この曲のおかげか、メンデルスゾーンの『春の歌』が子どもの頃より弾き易くなっていました。こちらの記事へ https://note.com/pulchraflow1111/n/n85d4e4a977e6)
始めの方は、単音が多いですが、少しずつ和音が多くなって、緩やかなところもあれば、静かにキラキラしていそうなところもあれば、急に波が来るようなところもあれば、最後は華やかになっていきます。
符点のリズムやその他、うれしいような、たのしいような、なるべく軽やかにしたいようなそんな感じもします。
そして、一番上のラの後、一番下のラで終わります。
今回弾いていて気になったことは、
A13
和音、二音のクラスタで。 A9 13
始めに出てくるシ #レ ソに、ソ #ド ファが付けられた。バスAが省かれた A7 ♭13
緩やかなところで、左手にド#はないが右手で弾いている。 A13
最後の華やかなところで、右手と左手で (右手でメロディーに合わせて音を下げているだけかもしれないが)A9 13
和音の中に七度
A /G #5 全音階
少し曲調が引き締められる感じもします。
バスが長く続いていたり少しだけ動いたりしていますが、曲の節目で(C、ハ長調でいうと)ソ―ド、ファ―ド、シ―ド、♭レ―ドなどが入っています。
流れ過ぎない感じもするかなと思ったりもします。
wikiを見たらリディア旋法と書いてありました。
そういえば。ずっとこの曲を弾いていると(変わってる)と思わなくなっていました。
通常のA(イ長調)は、ラ シ #ド レ ミ #ファ #ソ ラですが、たしかに、この曲では、レが#レになっています。
ただ、始まりは(別の理由からか)#ソでなくてソです。(なので、#ソ―ラのはっきりしたちょっとキツめの感じはないように思います。)
緩やかなところで、行き(上に)は#レだけども、帰り(下に)の和音はレだったり。楽譜の解説によればロクリアンらしい。
いずれにしろ、#レになってると、明るさが増している感じもします。
©pulchraflow