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ラヴェル ソナチネ、 何故かモーツァルト ソナタ K.331(トルコ行進曲付)とともに、それと、ラヴェル 水戯れ




(作業用BGM? 長めで、軽めです)

大人になってからピアノを習っていた時に「発表会に『水の戯れ』を弾きたい」と言ったら、先生(長くお世話になった、寛容な先生)に「『ソナチネ』を弾いたことがある?」と聞かれ、ラヴェルを一曲も弾いたことが無かったので、まずは『ソナチネ』を弾くことになりました。(ドビュッシーが好き過ぎて弾いていたことはあるのですが、ラヴェルは他の人が弾いているのを聞いてはいても弾いたことはありませんでした。)

何故か、先生が、ラヴェルのソナチネ、特に第3楽章の出来を気に入ってくださいました。
自分的には、(あぁ、なんか、速いし、練習曲じゃぁないんだろうけど、よぅわからん感じもあるし)と思っていました。
今回も、第3楽章は自分的には不得意で、練習時間も一番長いし、録音の失敗回数も多いのですが、何故か、3曲の中でLikeが多目ということになっています。
(曲をよくご存じの方は見つけると思いますが、タターというのの一つを音を間違えました。和音に馴染んでるから、そこまでいい感じに進んでいるから、そのままいい感じに進めようと最後まで弾いています。)
自分が弾くのと、他の人が聞くのとでは、印象が違うらしい。

何事も、そんなことはあります。
自分がやってること、意識しているかどうかに関わらず、他の人から、意外なことを言われたり(もちろん良い意味で)することがある、ということが。


さて、「ソナチネ」という名称は、子どもの頃、バイエルやブルグミュラーを終えると、ソナタの前に、ソナチネを弾きますので、簡単な曲のように思いますが、
この曲のソナチネは、そういう簡単な感じではないようだと思います。

今回、改めて楽譜をみると、曲ごと曲のパーツごとの性格や拍があって、一つ一つはばらばらで、まとまらなさそうだけれども、全体としてまとまっていく。
そして、無機質なのか、感情的なのか、移り変わるような、どっちでもないような…。





ラヴェルを弾いていると、なぜかモーツァルトを弾かないといけないと思い始め、弾いてみることにしました。(そんなことは、ドビュッシーを弾くときには思わないです。目を閉じて、どこか他の世界に行きたくなるくらいで。あるいは、こんな曲が作れたらいいなと、てきとうに掻き鳴らしてみるくらいで。)
モーツァルトは子どもの頃(「ソナチネ」の次の「ソナタ」集の頃)から全く好きではありません。大人になって習ったときも、先生に「モーツァルトは?」と聞かれ、「バッハとベートーヴェンは好きですが、、」と断ったりました(今思えば、嫌々でも、一曲くらい習っておけば良かったかと)。
それに、モーツァルトというものは、熱心なファンがいらっしゃるものという印象があり、弾くのをためらうところもあります。
ただただファンの方が弾く個性ほとばしる演奏を聞いていただけの時期もありました。大人になってから習った音楽教室での発表会でも(めちゃくちゃ好きなんだろうな)という方が弾いていらっしゃいました。そういう演奏は、プロ・ピアニストのCDや演奏よりも、偏りはあるでしょうが、楽曲が何かしらわかるような気もしました。

さて、それで、ソナタ集を開いて、モーツァルトのソナタで(”気持ち”的に)弾けそうな曲を選んで、練習してみました。
試行錯誤してみて、部屋の片隅で録音しているので、邪魔が入ることもあるのですが、最初から最後まで無事に録音できたことが何回かあって、その中から選んでsoundcloudに載せてみました。
そうしたところ、これも、自分と、他人の印象が違うのですが、Likeがついたり、再生リストのようなものに入れられたりしました。
もしかしたら、この電子ピアノの音と相性がいいのかもしれない。というよりも、o-danで選んだこの緑の画像が良かったのかもしれない。

尚、第2楽章と第3楽章は、「誰かのコピーではないか」と判定されて、異議は通りましたが、誰かに何か言われるのもあれなので念のため取り下げて、noteの音声に載せています。


ラヴェル『水の戯れ』

上の話で出てきましたので、こちらの記事に載せておきます。
(一番盛り上がるところが少々短くなってしまってますが)

大人になってからピアノを習っていたその頃、『ソナチネ』を半年くらいして、それから『水の戯れ』をレッスンしました。発表会の日に自分の生徒達がホールと同じようなピアノで指鳴らしできるように練習室を借りてくださったりしました。本番では、あまり覚えていませんが、最初から最後まで弾けてよかったです。

最近は、せっかく弾いたことがあるから録音をしておこうと思って弾いています。改めて楽譜をみて、前とは違うこと、音だったり、こうなのかなと考えたり感じたり。
この水の戯れの録音のときは、もしかしたらラヴェルは一人で噴水を眺めていたりしたのかなと考えたりしました。
そして、録音を最初から最後までそれなりに出来たら、今回は終わりにして、次の曲をして。また、そのうち、改めて弾こうかなと思っていたりします。




こちらに色々載せています。よろしかったら~。

作曲家別



https://pixabay.com/photos/piano-grades-teacher-gradebook-7541170/

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