〈今月の2冊〉2024.3
忙しいだろうと思って最初から3月は2冊にしてました。
で、感想書いている4月12日現在、読んだのは1冊!
もう潔く経過報告するよ。
感想いくぜ!
1.武田綾乃「石黒くんに春は来ない」(幻冬舎)※読了
武田綾乃さんの本は「その日、朱音は空を飛んだ」に続き2冊目です。
「その日、朱音は空を飛んだ」は、
語り手が変わっていって、真相が明らかになったと思ったら矛盾も出てきて、最後にどかん、となる作品。
私は人間の黒い感情が描かれてる作品に惹かれてしまうので、かなり好みでした。
今回の「石黒くんに春は来ない」は「朱音」よりも前に出版された作品ですが、同じように高校を舞台にしていたので気になって読みました。
高校生の"キラキラ青春"の中に確かに存在していた人間の醜い部分、集団心理の怖いところをちゃんと描いている作品。
「高校生、青春だね〜」なんて呑気に檻の外から言う私たちを、しっかり檻の中に引きずり込んできます。
ミステリー要素もあって、一気読みしてしまう作品。
人間の醜さに触れて「人間味」を感じたい人にオススメです。
2.「神様の罠」(文春文庫)※未読
辻村深月、乾くるみ、米澤穂信、芦沢央、大山誠一郎、有栖川有栖
これね、読み途中です。半分くらい読みました。
初っ端の乾くるみさんの短編から、ちゃんと二度読みしました。
え、そうだったの!勝手に思い込んでた…ってなって最初から読み直したくなります。
多分、そういう短編が続きます。まだ半分だから分からんけど。
3.恩田陸「ドミノ」(角川書店)※未読
2冊じゃなかったんかーい
彼の家の本棚にあって面白そうだったので借りてきました。
半分くらい読んだところです。
もう面白いし、たぶんこっからさらに面白くなります。
20人くらいの登場人物がいて、最初は色んなところで色んな出来事が起こってて、ここから各人物がどんどん繋がっていくところです。
集合していくワクワク感は伊坂さんの殺し屋シリーズ味があるので、好きな方おすすめです。
4.今月の本
引き続き、「神様の罠」「ドミノ」の読了を4月の目標にしようと思います。
3月中に読み切ることが出来なかったけど、なんだかんだ毎日読書してます!
寝る前に少しだけ!1日30分の読書でストレスが減ると聞いたので!
でも寝る前30分はちゃんと眠いので、
1頁だけ!って気持ちで開いて、結局キリが良い所まで読んでます。
1頁だけ!って思うとハードル下がるし、
習慣化も楽にできそうなので続けていきたいです。
がんばるぞっ