今月の3冊。2023.12
11月末、彼からの提案で、ひと月以内に読む予定の本を互いに宣言し合うことになりました。
何冊読むかは自由。ジャンルも自由。
とにかく、この一ヶ月で読むぞ!という本を選び、先に宣言します。
そして、ひと月後に締め切りを設けて、報告し合う。
初回は3冊の本を選びました。
元は24日に設定されていた締め切り日だけど、
23日の時点で、2人とも最後の一冊が途中で…
24日はM-1も観たかったので、読了は年内まで、ということで収まりました。
私は最後の一冊を、2024年1月1日0時57分に読み終わったのですが、まだ寝てなかったからセーフです。
一人でのんびり読むのもいいけれど、
ある程度の積読を消化するには、誰かに宣言して締め切りを設ける読み方も良いなと思いました。
そこで、読書感想文はめったに書かないのだけど、せっかくだから毎月の月末に、今月の本の感想を書いていきます。
続かないかもしれない…
インスタの手書き投稿も、youtubeの動画編集も、スタエフの収録も、言うだけ言って、続いてない
noteを3年半の間、継続的に投稿できているのは奇跡に近い。
読書感想文、
noteだから続くのか、
それとも一度切りか。
とりあえず、今月の3冊から!
(基本、ネタバレしない方向です)
1.額賀澪「できない男」(集英社)
2023ナツイチに入ってた小説です。
額賀澪さんの作品は「ほろよい読書」という短編集で初めて読んで、他にも読みたい!と思ってたところのナツイチでした。
加えて、表紙を担当したミリグラムさんが好きでSNSをフォローしていたこともあって、これは買うしかない、と。
あっという間に読める作品でした。
主人公は、表紙にいる2人の男性。
お仕事小説でもあり、青春小説でもあり、
新しい挑戦に向けて背中を押してくれる作品です。
額賀澪さんの文体は、主人公の正直な心情を描いていて、それでいて優しくて、「春にぴったり」という印象でした。
ほろよい読書もあわせて、ぜひ。
2.長嶋有「ルーティーンズ」(講談社)
イラストのない、パキッとした緑だけのカバーが目を引く1冊。
名古屋の三省堂書店で開催されていた「妄想本棚」で朝井リョウさんが取り上げていたのがキッカケで知りました。
2022年の春に買ったので、1年半の間、積読本として本棚におりました。
「ルーティーンズ」は、コロナ禍の生活について夫婦それぞれの視点で描かれた作品です。
幼稚園に通う娘がいて、緊急事態宣言で幼稚園が休みになって、毎日のご飯や遊びに頭を少し悩ませる2人。
コロナ禍の話なんだけど、非日常の中でも生活は回っていく様子が描かれていて、暖かくなる話でした。
もっと早く読めば良かったと後悔してます。
今はだいぶ生活が戻ってきたけど、2022年はまだコロナ禍だったと思うので、その時に読めばとても心が救われただろうな、と。
なんといっても、夫婦がどちらも良い人で好き。
当然のように2人一緒に子育てをしている所や、
その都度話し合いをしている所、
娘が寝室で寝てる様子を2人でカメラで観ながら晩酌する所。
私にとっての理想の夫婦関係です。
試行錯誤しながらもコロナ禍で暮らす家族の様子は暖かくて、自分の中のモヤモヤが少し晴れたような気がしました。
穏やかな話を探している方にお勧めしたいです。
3.「ぱっちり、朝ごはん」(河出文庫)
ジャケ買い。
ごはんエッセイとかグルメ小説に去年からハマってまして、美味しそうな本の積読だらけです。
今回の「ぱっちり、朝ごはん」は、色々な作家さんの朝ごはんエッセイを集めたエッセイ集です。
かなり上の世代の作家さんの作品もあって、1冊で時代の変化まで感じられます。
米派、パン派の話。
ホテルや旅館の朝食の話。
海外で食べた朝食の話。
明日の朝ごはんが楽しみになる1冊です。
2024年1月 今月の本
12月は卒論であまり読書時間がとれなかった分、今月はボリュームのある小説を2冊、おいしそうな本1冊、エッセイ1冊にしました。
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