色褪せない人たち
2024年が終わりを迎えようとしている。
僕は「青年さん」という名前で活動を始めて、なぜか起業をして1年が経った。
精神科作業療法士の仕事を退職して、「休憩」という仕事を模索しているところだ。
会社など立ち上げる気はなかった。
別に代表取締役会長なんて名ばかりで
何もすごいわけでもないし、資本金が1円でもあれば誰だって社長になれるんだから。
だけど僕は株式会社QKという会社を今やっている。それが揺るがない事実で現実。
僕がまだ20代だった頃に共に過ごした人たちは今でも色褪せることがない。
MAMADRIVE、ジン、mothercoat、アルカラ、クリトリック・リス、QOOLAND、放ツ願い、ラックライフ、bradshaw、いつだってあの頃のカビ臭いライブハウスへ連れ戻してくれる。
音楽から離れてった先輩達は揃って解散前の半年間に書いた曲がひどく良かった。
もう終わりになることがイントロから分かってしまうような、歌詞に詰まっている十数年の歴史が、苦しくてカッコよくて
全盛期、1番売れていたころ
どんな売れっ子バンドとも共演しキラーチューンは客席の全員の手を上げさせることができた。
入るレーベルを間違えたのか、メジャーに行くタイミングをミスったのか、メンバーの怠慢に我慢できなくなったのか、音楽そのものに追い詰められたのか分からないが
やっぱり人が追い込まれたときの表現力はとてつもない。
世の中で認められているものとは全く別の、統合失調症の患者が描く絵のような色彩を放つ。
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深夜になると決まって15年前の時代へタイムスリップする。
好きなバンドの機材車の運転でハイエースを乗り回し、打ち上げで夢が広がっていくのを見届けて、リハーサルで音を確認して、東京は決まって雨で。
月日が過ぎても生きてることに変わりなく、結婚したり子供を授かったり、ライブハウスで働いていたりして
なぜか自分が何者か分からなくなりそうなときにメッセージが届く。
夢に出てきたからとか、元気してるかなーとかそんな理由で。
辞めてしまったら一般の人に戻る。
とはいえ、有名人もミュージシャンもどんな人も別に身内からすれば同じ一般人にすぎない
光り輝くステージやメディアに照らされていた頃とは違う光をみんなすでに持っている。
いつの間にか4年が過ぎた。
知らない土地で、表面的な付き合いで、何のおもしろみもない都会で
音楽はいつもあの頃に連れ戻してくれる
何者になりたいとか、特には無い。
大企業に会社を盛り上げたいわけでも
有名になって人に注目されたいわけでも
大金持ちになりたいわけでもない。
ただどうせやってくる未来が自分にとって自信のある自慢できるものにしたいから
青年さんとしての活動はこれからも本気でやり続けていく。
腐らずに続けてきた仲間が証明してきたように
真っ直ぐにひたむきに無様にダサく
今日が明日に、明日が今日に、未来が今に
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