♯12 身につけておくと絶対的に自分を助けてくれるスキル
リアルとネットが入り組むことで今まで以上に他人と関わるようになった僕たちは、持ち合わせていたほうがいいスキルがいくつかあると思ってます。スキルといっても本当に特殊な能力なんかじゃなく、いま現実に起きている大なり小なりの問題に立ち向かう一種の武器のようなもので、基本的には誰にでも扱えるものだと思います。
ただこれはカウンセリングをしていても、コーチングをしていても、自分から率先してお伝えすることはほとんどありません。(そもそも、両立場はこちらが何かを教えるとかの作業ではないのですが)
というのも、それを求めていないと中々自分のモノにする感覚が難しく、対話を続けている中で必要とされているのが明確だったり、自分が使用するテクニックを聞かれた場合にお答え、お伝えをしている内容になります。
こういった不特定多数の方がいる環境ならば、取捨選択の自由が基本的に相手側にあるので、誰かのヒントになるのであればそれで良し(善し)、不必要に感じる方はスルーしてもらえればいいだけなので記事にすることにしました。
長々となってしまいましたが、こちらがアンサーです。
問い続けること、理由を探すことです。
『いつ』『どこで』『だれに』が変わると少し効果が変わってくるのですが基本的に内容は同じです。問い続けます。そして、理由を探します。
ビジネスなんかでもwhy(なぜ)を繰り返せ、なんて言われたりすることもありますが要は同じです。
例えばリアルタイムの僕の場合
【なんでクーラーついてるんだっけ?】→【暑いから】→【暑いけど、クーラーしかないんだっけ?】→【扇風機もつけてる】→【なんで扇風機もつけてるんだっけ?】→【両方だと冷たい風になる】→【クーラーだけじゃダメなんだっけ?】→【クーラーより省エネ・電気代を安くできる】→【環境問題とか気にしてるんだっけ?】or【電気代を節約したいんだっけ?】・・これくらいならば瞬時で頭で考えられる範疇かもしれませんね。もちろん、まだまだ問いは続けられるのですが。でも今回の最後は派生してしまいました。ここから先は2ルートの問いが生まれていきます。
他にも
【なんで漫画の並びがデコボコなんだっけ?】→【直してないから】→【なんで直してないんだっけ?】→【面倒だから】→【なんで面倒なんだっけ?】・・この辺のレベルならば考えることより直す方が楽なんでそんな長くは続きませんが。。【なんで直す方が楽だと思ったんだっけ?】
上記の2例は体操みたいなもんです。確かに続けていけば自分の生活の在り方くらいまでは辿り着きそうですが。
例を変えて少し効果を変えていきます。
(街を歩いていたら、知らない人と肩がぶつかりました)【なんでいま肩がぶつかったんだ?】→【自分がよけなかった→なんで自分はよけなかった?or相手がよけなかった→なんで相手はよけなかった?→相手はぶつかったことに気付いているか?→なんで気付いているのにぶつかったんだ?orなんでぶつかったことに気付いていないんだ?】・・ここだけで派生がめちゃくちゃ増えました。派生なんてまだまだ広げれます。
ちょっと書いててゲシュタルト的ですけど読み手の方は大丈夫でしょうか・・。
(Twitterで炎上するようなコメントがあった)【なんでA氏はこんなコメント書いたんだ?】→【本当にそう思っているのか?or誰かに書かされているのか?orこれを書く理由はなんだ?→得があるのか?本心なのか?】
おそらくコチラの実例の方がリアルなんですが、あえて短めにしました。
そろそろ結論です。
答えなんて出ないんです、他人のことなので。ただ可能性を量産する作業です。
言いたいことは、それだけの可能性があるのに盲目的に一次思考に引きづられて衝動的に相手を決めつけてませんか?ってことです。
その決めつけで相手をしてしまうと燃えに燃えてしまって、本質から遠ざかります。そもそも相手の本質を知り得ることは難しいんですが。
少し哲学的ですかね。
ここでは白黒つけるのではなくて『もうなんだかわからないや・・だからこの揉め事から一抜けた』の人数を初期段階で増やすことでくだらない揉め事や炎上とか減らせるんじゃないだろうかということです。そもそもその揉め事はアナタとは無関係・・なんてことも往々にありますから。
ここだけで何かが掴めそうな方は実践していくと深みが増していくと思います。そして同時に無意味さも感じていきます。
対相手のことを自分への問いとして繰り返しても答えには辿り着かないので。
それでも、その経験から生まれた『他人はわからない』は理解を生みます。
やっぱり答えは知りたいモノだし、そのためには本質に触れないといけなくて、その理解に辿り着いたとき初めて建設的な会話が進んでいきます。
よくTVである政治の討論番組にはこれがないのでモヤモヤするんです。
僕は何でも肯定すればいい、否定はいけないというようなことを言うつもりはありません。
議論はあるべきです。
ただ肯定するべきなのか否定するべきなのか本当に理解してコマを進めようとしてますか?と、少し思考を張り巡らせてから動いてほしいのです。
それがスムーズにできるようになる頃、きっと様々な場面でアナタを助けてくれると思います。
では、また。