SIDSについて
とても怖いけど、大事な話。
出産して入院中のこどものベッドに
何かの装置が取り付けられていた
「これって何の機械?」
「赤ちゃんの呼吸を常に見る機械なんだって」
「へぇ~」
「ほら、SIDSも怖いし…」
「SIDS…」
久しぶりに聞く単語に過去の記憶がよみがえる。
当時、まだ高校生だった僕が
親戚のお葬式に参列したんだけど
誰かのおじいちゃん・おばあちゃんが
亡くなったのかと思いきや
どうやら状況が違うらしい。
「いつものように”おやすみ”って言って翌日起こしに行ったら呼吸が止まってた」
嗚咽しながら説明する様子が
とても痛ましかった。
そう、親戚のこどもは1歳ほどで”SIDS”で亡くなった。
SIDSとは、(SIDS:Sudden Infant Death Syndrome)乳幼児突然死症候群というもので、何の予兆や既往歴もないまま乳幼児が眠っているときに死に至る原因のわからない病気のこと。
欧米では乳児死亡の1位を占めており、アメリカでは毎年7,000人ほど。日本でも令和4年には47名の乳幼児がSIDSで亡くなっており、死亡原因としては4位。
有名アーティストのこどもが実際にこれが原因で亡くなったこともある。誰にでもなる可能性があるものなのだ。
しかもこの病気の怖いところは明確な原因や
予防法が確立されてないこと
ただ、3つのポイントを守ることで
発症率が低くなるというデータはあるらしい
うつ伏せに寝かせない
母乳で育てる
子供の近くで喫煙をしない
それでも、睡眠中に呼吸が止まったらすぐには
気付けないことだってある。
実際、SIDSで亡くなったケースのほとんどは
気付いたときには心肺停止の状態なのだ。→
→昔聞いた親戚の話が”他人事”には感じられず
そう思うと夜も眠れないくらい不安だらけに
なりそうだったので僕はその場で
”ベビーモニター”を購入した。
これは赤ちゃんの姿勢や呼吸の状態を
リアルタイムで確認できるもの
カメラで監視するタイプや
マットレスで動きを感知するものもあるけど
密着させるものだと姿勢なんかもみれるので
”寝返り”なんかをするようになってからも
使えるのでこのタイプを選んだ
退院したその日から妻と一緒に設定や付け方、警告画面なんかを確認して今もリアルタイムでこどもの状態には気を配るようにしている。
最初は取り付けることが面倒になるかも?
とか心配だったけど、妻も毎回
忘れずにきちんと
つけてくれているので僕としても
少しだけ安心だ。
”防止”という観点とは少し違うかもしれないけど、”何か”あったときにすぐに対処できるようにこうして対応しておくのは大事なことだと僕は思う。
ちなみに、こんな感じでオムツにとりつけて姿勢とかをリアルタイムで確認でき、うつぶせや胸の動きが検知されないと警告が表示されます。
この装置自体は呼吸を監視するもので、予防するものではありません。なので、いざ”そういう場面”が来た時は早急に心肺蘇生をすることで助かる可能性が少し増えます。何かあったときのためにこちらを頭の片隅に入れておくと安心です。
SIDSについての詳細はこちら
こども家庭庁HP
https://cfa.go.jp/policies/boshihoken/kenkou/sids
amzn.to/3Btxdz8
ちなみに我が家で使っているのはこちら。リアルタイムで姿勢とか呼吸状態(胸の動き)を監視しており、”うつぶせ”になったりするとすぐにアラームが鳴ります。また、呼吸状態が止まる(止まっている)と判断すると大きなアラート音と真っ赤な警告画面になるので気付きやすい。
デメリットとしては、オムツ替えの時とか一時的に外すと”呼吸が止まっている”と判断されること。逆に言えば、それだけ精度高くモニタリングしてくれてます。
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家の中が広い、別部屋で寝かせている場合はカメラ付きのオススメです。
少しでも参考になれば幸いです。
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