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人の心を動かす施術・問診とは?

そもそもどんな施術するにも問診が全て

問診をちゃんとしていない施術は、施術者本人の自己満足でしかありません


※今回はわかりやすいようにあえて問診という言葉を使っています
予診もしくは医療面接だろという方もいらっしゃるかもしれませんが、このnoteではご容赦くださいー




心(感情)について考えてみる

他人の心を動かすきっかけというのは、僕ら施術家が意識しなきゃいけない事トップ3に入る事かと個人的には思っています

なぜなら、その人が悩んで相談に来ている事っていうのは、今までの考え方ややってきた事では解決しなかったからですよね?


そもそも、人の心(感情)はいつ動くのか?と言われたら、その人が考えている期待値を良くも悪くも外れた時に心(感情)は動く


例えば、


おお!これ見た目以上にめっちゃ美味い!
うわ!これ見た目良さそうなのにめっちゃ不味い!

みたいな感じです




考える必要性

心の動きをなぜ意識する必要があるかと言うと、

信頼関係を築いてケアが必要な方に必要なだけのケアを届ける為に、施術家として必須な能力なんですよ

それはこちら側からの説得ではなく、本人の納得という形での継続ですね

信頼関係を築く前に患者さんが離脱して来なくなってしまう(依頼されなくなってしまう)と、折角の良くなるであろう道筋を1つ無くしてしまい、結果的に患者さんの目的が遠ざかってしまう可能性が大きいからです



通わせるのは悪だ!とかどこかで聞いたことがあります


確かに無計画に通わせる事には思う所しかありませんが、言うならば必要な回数を伝えられていない事も悪かと

その人の為を思うのであれば、しっかりと回数とプランはお伝えすべきですね..



心(感情)を動かす問診・施術とは?

今回は施術方法とかではなく、マインドの部分です

手前味噌の話で申し訳ないですが、僕の出張施術での初回リピートは97%、計測している5回目までの複数リピート数は94%を開業してから維持しています

結論から何を意識しているかというと

問診での聴き方、提案の仕方特に初診

1回の施術中に5回以上は心を動かさせるようなアクションを心がけ楽しんでもらう(変化を感じてもらう、感動してもらう、笑ってもらう)

の、2点です




~問診~

僕の流れとしては

・どんな事で悩んでいて今回頼ってくれたのか
(ペインスケールや不快度NRS等の尺度も交えて)



・その悩みに対して今までどんな事をしてきたのか
(例えば、痛みを取る為にマッサージや鍼灸をしてきたとか、トレーニングはこんな事をやってきた(やっている)とか、セルフケアはこんな事に氣をつけてます...等)



・そのやってきた事(やっている事)で良かった点、あまり良くなかった点、
※なぜ悩みが解決できなかったのか客観的にお伝え



・僕(施術家)を介す事で、どんな結果を望むのか
(傾聴からのオープンクエスチョンやクローズドクエスチョン等で)



・その人の目的や目標に対して僕が出来ることをお伝え
(施術なのかトレーニングなのかセルフケアなのか=必ずしも術者が手を加える訳ではなく、ご本人が出来るフェーズで変えていく)

全く介入しなくて良い場合はその旨もちゃんと伝える

・介入出来ない もしくは自分では介入が難しい場合, 医師に紹介した方が良いのか、他の同業仲間等にふるべきなのか考える=自分1人で全て抱え込まない


こんな感じでしょうか

冒頭でも述べましたが、

・まず何について悩んでいるのか
・臨床家(施術者)、もしくは自分を介す事で何を得たいと思っているのか

この2つを確認するのが大まかな流れになると思います



~施術中~

1回の施術中では、絶え間なく心に変化をつけられるよう、毎回5回以上は相手の心が動いて揺さぶられるようなアクションを心がけています


変化を感じてもらう、感動してもらう、笑ってもらうなどのアクションです


なぜか?

心を感動の閾値に持っていくには1回のアクションだけでは到達しえないからです

イメージではこんな感じです

思いがけないことが1回起きた後、その心の揺れが治まる前に、立て続けにアクションを3回は起こさないと"少し印象に残る程度"の閾値にしか届かないのです


強く印象に残る閾値(=共感から感動の閾値に入る辺り)が大体5回以上のアクションを起こすとようやく入るかなと思っています


◆身体の変化を感じてもらう理由として、

まず施術家が頭の中にいれておいてほしい事ですが、患者さん本人が、自身の身体が今現状としてどんな状態になっているのか、わかっていないという事実
(僕らも客観視するのは本当に難しいですよね)


なので、その人の現状把握を一緒に確認する為≒共感覚を得る為に必要なんです


だから何の説明も無しにいきなり施術をしたとしても、ご本人の納得を得られるはずもなく、術者の自己満足で終わってしまいます

それはお互いの時間も患者さんのお金という対価も無駄にしてしまうので絶対に止めるべきです


まずは患者さんに施術する意義を納得してもらい、



言葉なのか体性感覚なのか視覚なのか、その人がどの五感を優位に使うのかを見定め、



現状の身体の状態を互いの共通認識として確認し、



プランニングやおおよその到達期間も含めお伝えしていく
(お伝えの仕方として、タイプ別72パターンでおおよそ話し方や語彙のチョイスを分けています
理路整然と話した方がいいのか、擬音語や感覚的に話した方がいいのか、例え話を多用したほうがいいのか...等)

例えば介入時間(施術時間)が同じだとしても、納得度を掘り下げられるかで密度が違ってきます

イメージとして

こんなイメージを僕は持っています

 
 

◆笑わせる理由として、

・相手が緊張している状態で施術するより、口角が上がり緊張がほぐれた状態の方が及ぼせる効果が大きい

・施術やトレーニングが楽しい事, おもしろい事と思ってもらえる(はず)

・心を動かせるアクションの1つ(だと思っている)

 
 
 
 
 

介入をするとなったら

どんなに施術者が良いと思った介入だとしても、必ず向かわせたい方向に動くとは限りません


どのような介入だとしても確実に負荷はかけるという事はぜひ認識として理解しておくべきかと
 
その辺りはこちらにまとめております⬇



どの意識層にアプローチするのか

その辺りはこちらのnoteにまとめていますので
良かったら↓

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まとめ

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