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今年の7大テーマの第3位「漢方の生薬と腸内細菌が結びついた!」

今日も私が今年書いたコラムで“これ!”というテーマのランキングしたものを取り上げます。今日は第3位になります。

さすがにベスト3に入ってきましたので、心動かされたものがランキングしています。あくまでも、私の個人的な感想ですので、ご了承ください!?(笑)

タイトルにもあります通り、色々と詳しく調べていくうちに、漢方の生薬と腸内細菌が結びついたことです。

そもそも、漢方薬が効く人、効かない人がなぜいるのか?については、以前からの疑問ではありました。漢方薬は日本での呼び名で、中国では方剤の意味ですが、方剤はいくつかの生薬が配合されて、最大限の効能が引き出されています。

最大限の効能を得るために、生薬同士の掛け合わせや分量は、長い年月(それこそ遡れば二千年前くらいの場合もあります)をかけて、実際の人に投薬することで決められてきました。

この一つ一つの生薬がどうして人の身体に作用しているのか?は気血津液の巡りを良くするとか、五臓六腑に作用するなど、古典的な解釈はされてきましたが、腸内細菌との関連性は言うまでもなく古代においては承知していませんでした。

しかし最近では科学技術の進歩により漢方薬と腸内細菌の関係は解明されてきています。

11月12日のコラムで、両者の関係性については詳しくまとめていますのでご覧いただきたく思います。他にも大建中湯とラクトバチルス菌の関係も8月20日のコラムを中心に書いておりますので、ご参考にされて下さい。

そして12月中のコラムで時間栄養学について考察した際、体内時計と陰陽太極図が関係しているのでは?と言うコラムも書かせていただきました。

これに関しては腸内細菌というよりも、人が持つ生体の見えざる機能と中医学(東洋医学)の陰陽学説が結びついたものだと私の中では解釈いたしました。

このように、今年の7大テーマの一つとして、中医学(東洋医学)に基づいた漢方の生薬と人の生体機能を含めた腸内細菌の関係性を第3位にあげさせていただきました。