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「理想的な腸内細菌叢を作るためには何をすればいいのか!?」シリーズを始めます!

昨日までのコラムで、腸疾患の方に健康な人の腸内細菌を移植するために糞便移植が行われていることを述べてきました。そして、米国ではカプセルにした経口薬まで発売されていると。

また、糞便移植のための便の提供で、‟うんち”の買取制度のことも触れてきました。

この‟うんち”は言うまでもなく、健康な人と言うより理想的な腸内細菌叢を持った人が出す‟うんち”と、言うことになりますね。

私もゆくゆくは、自分の‟うんち”を買い取ってもらうべく、理想的な‟うんち”を提供できるように腸内細菌のラインナップを整えて行こうと思っております。

では、この理想的な‟うんち”というか、腸内細菌叢はどのようなものを言うのででしょうか?

私たちが行っている腸内細菌検査においては、36種類の属レベルの腸内細菌構成比が導き出されます。この36種類には、メジャーな菌もいれば、マイナーな菌もいます。

ただ、いくつかのポイントで見て行くと、その人の腸内が手に取るようにわかって参ります。それらを今後このコラムのおいて何回かに分けて考察していき、理想的な‟うんち”いや、理想的な“腸内細菌叢”を形成するために何をしていくか?を考えていきたいと思います。

ちなみに、私の腸内細菌叢は、全体の種類が少ない傾向にあり、バクテロイデス菌とプレボテラ菌の割合ではバクテロイデス菌が多く、年齢とともに減るビフィズス菌が少ない結果になっています。

このパターンだと、とても理想的な腸内細菌叢とは言えません。

しかし、ビフィズス菌が少ない分、酪酸産生菌が多く、短鎖脂肪酸を常に作れる腸内環境にあります。よって免疫力は高いと思います。

では、わたくしは今後どのような対策を立てていけば、理想的な腸内細菌叢を作ることが出来るのか?

これを、色々な方のパターンで見て行き考察していきたいと思います。