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納豆同様、糖化菌としてスーパーフード酒粕も忘れてはいけません!

腸内細菌が代謝物として生み出す短鎖脂肪酸は免疫機能を高めることは、これまでのコラムで再三再四述べて参りました。そして、昨日のコラムではその過程で「菌のリレー」が行われており、まずは糖化菌が食物繊維を糖に分解するところからスタートすると・・・。

この糖化菌の代表選手が納豆菌であり、納豆には酵素としてや、栄養素としての働きも人の健康に欠かせないものだと述べてきました。

糖化菌は納豆菌だけではなく酵母や麹もでんぷんを糖化し、乳酸菌やビフィズス菌のエサになり、菌のリレーで次にバトンを渡すことになります。

ここで、酵母と麹と言えば、日本酒を思い浮かべる方も多いのではないでしょうか?

日本酒の製造は酵母と米麹を並行複発酵と言って、同じタイミングで発酵させることで、美味しい日本酒が作られます。その際の温度や湿度管理が非常に重要で、毎日毎日、杜氏と呼ばれる日本酒作りの匠が細心の注意を払いながら、作られていきます。

こうして生まれた日本酒は、菌のリレーに乗り、短鎖脂肪酸を作る過程でもその力を発揮していると考えると、何か奥深いものがありますね。

日本酒だと少し違和感を感じるかもですが、そのもろみである酒粕となると腸内細菌のエサになることに納得してしまいますよね。

酒粕も1月最初のコラムでその効能などは書いていますが、レジスタントプロテインとして食物繊維の働きをするため、酵母や麹としての糖化菌の働きに加え、食物繊維というエサとしての役割も担っていることになります。

そう考えると、納豆同様、スーパーフードの位置づけとなる食材ですね!

画像は日本酒で冷酒ですが、切子の器ですね!