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かわいいおばあちゃんになるために、心のメンテナンスをする。

可愛くて、素敵なおばあちゃんになりたいと思っています。

のっけから、なんのことやら分からない文ですみません(笑)
ただの願望でもありますが、今からできる心の在り方の話なんです。


こうあるべき、な自分と本心は違う。

よく、”いいひと”だね、とか”やさしいね”とか言って頂きます。
ありがたいと、思います。
単純に、そう言って頂けることは嬉しいです。
これまで、いろんな人に色んな表現をして頂きました。
天使、菩薩、マリア、聖人。。。
声が高めで細いので、フェアリーボイスと言われたこともあります。

いやいや、そんなことないんですって。
些細なことで思い悩んだり、人の気持ちにすぐ揺らされてしまう、ただの人です。

思うに、自分の中で「こうありたい」「こうあるべきだ」という自分像があって。
それに忠実であろう、としながら生きてきたように思います。
なので、言ってしまえば自分が望んで、勝手にそれがいいと思っているだけなんです。
それが、外側から見た時に”きれいなもの”にみえる、だけなんです。

今までその自分像を目指しながら努力し続けた自分も、結構好きだったりします。うんうん、私がんばってきたよね、って。

後悔はしてません。

でも、ちょっと軌道修正をし始めています。

清く正しい人が、いいなあ、と思ったのはいつだったのか。
こうあろう、と頑張っているうちに、諸々の事情から自己犠牲を余儀なくされる状況下に陥り。
気が付けば、自分の気持ちの一部を常に欠落させた状態が通常運転になっていたんだと思います。
でも、段々とそれが変わってきました。
心に受けたダメージがある程度回復してきたからか、以前のように自分を滅して誰かに奉仕することに対して違和感や疲労感を覚えるようになってきたんです。

他者を優先したり、心を傾けることは、自分が望んでしていることでもあるし、そうすべきな”善い”ことなのに。

なんか、しんどい。
すごく、心が疲れてしまって動けない。

なんでなんだろう?
と考えて・・・思い至ったのが、自分の本当の気持ちは「そうじゃない」ってことでした。
これまでにたくさん、たくさん誰かのために尽くしてきました。
自分を差し置いて。
だから、今はもう自分のことも優先させたいと思っているんだなあって。

その感覚が芽生えたからこそ、自分に余裕がなかったり、自分を犠牲にして他者を優先させることに対して、”しんどいな”と感じるようになったんだと思います。
自分で、自分の気持ちを見てあげられるようになったんだと思います。

自分のことも大切にしようとしたら、葛藤も抱えるようになった。

そうしたら、今までは許せたり黙ってやり過ごせたことが、そうはできなくなりました。
例えば、長男に言われた言葉にムカってするようになりました。
その時は黙ってとりあえず受け止めたとしても、心の中にモヤモヤしたものがたまるようになったんです。

あれ??
なんか、これはよくない。

そう思って、その日のうちに長男と話しました。
「あのさ、さっき君はああ言ったけどさ・・・」
当然、長男は不機嫌そうに言い返します。
「その話はさっき終わったやん。なんでまたイライラさせるん?」
そうでしょうね。
まるっきり、蒸し返してますからね。
その点については内心謝りつつ。
「いや、とりあえず聞いたけど、やっぱりそれは違うと思ったからだよ。それでね・・・」
と自分の気持ちを表明しました。

すると、途中の不穏な空気を経て互いに落ち着くところをみつけました。
私も、気持ちがすっきり。
重苦しかったモヤモヤは消えていました。

なるほど。
話し合う、ということはこういうことか、と思いました(苦笑)

何しろ、これまで意見の衝突なんてしてきてませんから。
本当に、長男は私にとってある意味でいい先生です。

将来のために、心のメンテナンスを。

長男だって、心に秘めて言わない気持ちくらいあると思いますが、
ちゃんと自分の気持ちをその時に言葉にしているように思います。
なんか、それって大事だなあと改めて思ったんです。

それで、ふと思ったのが、自分の本心を表に出せずに秘めてばかりだと将来、不機嫌でわがままな可愛くないおばあちゃんになっちゃうかも、ということでした。

なんでか、というと。
年齢を重ねたり認知症などで人格が変わる、とか以前までの性格とは違って攻撃的になったりする、みたいなことがあります。
前頭葉などの感情の抑制機能が弱くなることで起こる症状だと言われていて、身体的、精神的な病気でも起こりうることかなと思います。

確かに、そういう機能的な問題という側面はあると思います。
だけど、それだけじゃなくて。
今まで言えなかった気持ち、心にため込んだ感情がたくさんたくさんあるからなんじゃないかな、と思ったんです。
それが、様々な理由で抑制しづらくなって、表出する、と。
本人の意思とは関わらず、心のゴミ出し期間がやってくる、みたいな。

専門学校で老人ホームで研修させてもらったことがありましたが、
いつも朗らかにこにことした方もいれば、いつも眉間に皺が寄っていてコワい方もいました。
もちろん、そういう状態であることには様々な要因があるのでしょう。
でも、もしかしたら、不機嫌な人はそれまでにたくさん我慢し続けてきた方なのかもしれません。

ちなみに、うちの父は概ね変わってません。
常に自分の思う通りに生きてきた人なので、心にため込んで我慢してきたことが少ないのかもしれませんね(笑)

自分が認知症になるかどうかはわかりませんが、もしそうなっても、不満を抱えて、抱えきれずにまき散らすようなおばあちゃんにはなりたくないな、って思ったんです。
だから、今のうちに心の傷も重荷も色々ひっくるめてメンテナンスして、
可愛い朗らかなおばあちゃんになりたいな、と思いました。

読んで頂き、ありがとうございました。
気遣いや思いやりは大切ですが、我慢のし過ぎはほどほどに。





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