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仕事で落ち込んだ時の自分の気持ちを因数分解して、できるだけ早くメンタルを回復するように考えてみた
仕事でしょんぼりすること、よくある。
先輩や上司にミスを指摘されたり、直しが入ったり。
良かれと思って作ったものが、あっさり修正されるのは、初心者だから仕方ないとはいえ……やっぱり落ち込む。
どうしてこうも気持ちが沈むんだろう?
「前に進もうとしてるだけで偉い!」ってわかってるのに、どうしてこうも気持ちが沈むんだろう?
考えてみると、こんな理由があった。
少し否定された気がしてしまう
要領の悪い自分に嫌気がさす
未熟さを突きつけられる
アドバイスしてくれた人に申し訳なくなる
このモヤモヤをどうにかしたくて、一つずつ整理してみた。
① 少し否定された気がしてしまう
自分がしてきたことが受け入れてもらえなかった感覚に襲われてしまう。
デザインなんてやったこともなくて、いきなりプロとして仕事を請け負うのだから直しが入るのは当たり前。
分かってはいるけど、指摘項目が多ければ多いほど落ち込む。…これも事前な反応。
否定された感じがして落ち込んで、その沼に嵌ると回復までの時間がかかる。
だから早く復活したい。
なのでこういう時は気持ちの切り替えに集中する。
落ち込みながら、集中する。
集中してるんだって言い聞かせながら集中する。
集中するのは何でもいい。趣味とか、食べるとか、お風呂にゆっくり入るとか、散歩するとか…。
そんな些細な事に没頭してるうちに、そのうち気にならなくなる……はず。
② 要領の悪い自分に嫌気がさす
新たに挑戦している分野の仕事とはいえ、自分が想像していたよりも覚えが遅かったり効率が悪いとやはり落ち込んでしまう。これに対する解決策はもう、シンプルに要領よくなるしかない。
先人の知恵を借りる、できる人の仕事を観察する、自分の作業を見直す…。
地味だけど、確実に解決に近づく方法。
③ 未熟さを突きつけられる
経験不足から来るミスや失念。
何度も経験していることに同じミスを繰り返しているなら別のアプローチで解決策を探すべきだけど、今回のテーマは初心者や経験不足な場合のミス。
ミスの領域までいかなくとも今一つ突き抜けた結果が出せないのは単に場数の問題が占めてるのではないか。
だったら、シンプルに経験数を増やしていけば解決に近づく。
「未熟」は「腐る」わけじゃなくて、「熟す」もの。
経験を積んで、アウトプットできるように整理していけば、少しずつ和らぐ……はず。
④ アドバイスしてくれた人に申し訳なくなる
自分の仕事をしたことへの結果と、そのプロセスを見て助言してくれる人に対して表現しがたいくらいの大きな感謝の念が芽生えるとともに申し訳ないという感情も芽生える。
この人は私の仕事の結果を見て、プロセスを掘り下げ、できる限りモチベを下げさせないように言葉を選びながら私が理解できるようにアドバイスをくださる。
それらを思うと感謝と申し訳なさが同時に湧いてくる。
申し訳なさの方が大きくなると自便の要領の悪さや未熟さを痛感して気持ちの回復に時間がかかってしまうという悪循環…
そんな時、あまり気にせず受け取ったものにだけ素直に感謝して速やかに軌道修正できる人を心底うらやましく思ったりする。
でもこれはもう、性格の問題だから仕方ない。
人に頼るのが苦手なタイプだからこそ、つい「申し訳ない」と思ってしまう。
よく考えたら、時間を使って教えてくれるってことは、それだけ期待されてるってこと。
それだけ育ってほしいと思って目をかけてもらえているということ。
「私、愛されてる! 幸せ!」くらいに思い込む方が、多分、お互いハッピー。
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もし、今の自分が過去の自分にアドバイスするなら?
もし、今の自分が過去の自分にアドバイスするなら?
そう考えたら、ちょっとだけ気持ちが楽になった。
今はまだ未熟でも、それは「成長途中」ってこと。
落ち込む時間を短縮して、前に進めるようになりたいな。