限界をブチ抜く考え方
・あと少しなのに、なぜか目標が達成できない
・あと少しで勝てるのに、いつもそこから逆転負けをしてしまう
・あと10分くらいで仕事が終わるのに、そこから足踏みして、結局いつもの残業になってしまう
どうしても自分の壁に当たってそこからなかなか限界突破ができないと悩んでいる方が非常に多いように感じられます。
前回は【「あと一歩の壁」を超えるための考え方】についてお伝えしました。
今日は湘北VS翔陽戦の話から、限界突破する考え方を見ていきます。
過去の実績よりも、今現在の状態
赤木:いいか!!
ここまできたら去年までの成績なんか関係ねえ!!
目の前の敵がだれだろうとそいつらを倒すのみだ!!
【SLUM DANK新装再編版7巻P209】
翔陽はエース藤真君が出てきて、一気にリードを拡げていきました。
湘北は過去2年続けてインターハイ予選は1回戦負けでした。
もしコツコツやっていくことが大切という考え方であれば、「オレ達はよくやった。一つ一つ段階を踏むのが大事だから、今回はベスト8で終わって翌年決勝リーグ進出してのベスト4、翌々年には3位、3年後に2位に入ってインターハイに行こう」という発言や行動が出てきているはずです。
しかし赤木君は、常に全国制覇を目標に掲げています。
県予選ベスト8が目標ではありません。
赤木君は言いました。
・翔陽に勝って決勝リーグに行く
・オレは花形を抑える。流川と桜木は制空権を取ること。三井は3ポイントシュートを狙っていくこと
決して気合だけでは目標達成できません。
そのために具体的に各自がすることを明確にすることです。
ここに過去の実績や経験が入る余地はありません。
全国大会で優勝するためには何試合も勝たなければいけません。
しかも学生ともなれば、チャンスはそうありません。
超えれるときに超えてしまわなければ、次にいつチャンスが訪れるかわかりません。
いけるときに一気に超えてしまわないといけないのです。
一気に越えるために、日々の練習をコツコツやり続けるのです。
コツコツやることの危険性
失敗を恐れるのは、ほとんどの場合、自己保存の本能が過剰反応しているからです。自己保存がいけないというわけではなく、過剰反応するのが良くないのです。(中略)コツコツではなく、決断したら一気に目標達成するまで駆け上がるのです。
コツコツやることは、一般的によいこととされていますが、その裏には「失敗しないように慎重に進めよう」という自己保存の本能が表裏一体で隠れています。
【〈困難に打ち克つ「脳とこころ」の法則〉より】
ほとんどの方が学校教育などで、「コツコツ一歩ずつすることが大切です」と親や先生から教わってきていると思います。
この教えの裏側には「サラリーマンとして働いていけば少しずつ給料が上がっていく」という高度経済成長期の考え方が染み付いていると、私は見ています。
しかし壁を突き破って未だかつてない目標を達成したいのなら、「失敗しないようにしよう」と考えていても突き破れません。
つまり今までの成績や経験はそれほど役に立たないのです。
大事なことは、以下の2つです。
・今どうしたいのか?
・そのために何をすべきなのか?
私達はつい過去の実績や経験に目を奪われがちです。
ですが過去は過去なのです。
大事なことは未来をどうするか、そのために今何をすべきか。
過去の実績や経験は、未来や今を作るための一つの指標にすぎないのです。
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