
「感謝」の表現(5)無私の意識で
私心無き感謝の伝達-信頼の礎
17
💕感謝の心を伝える大切さ

一昨年に行われた東京2020オリンピック
その無観客の会場で多く聞かれた言葉は、
「感謝しています」と「ありがとう」この二つ
の同意語の言葉(日本語)でした。
多くのアスリート達は、
この感謝の持つエネルギーの大きさを
知りその大切さを肌で感じ取っている
故からでしょう。
個人的にですが、今年行われたWBCで
大谷翔平選手が試合後のインタビューで
「もっと大きな声援をお願いします」と
話していたことが印象に残ってます。
アスリートを含め私達が生活出来るのは
様々な環境や先祖や目に見えない人達に
支えられ生かされ恩恵を受けている現実、
人が在ってこそ、現在の自分の存在がある
と受止めることを表す支え合う【人】の文字。
そのことを常々意識し、進んで感謝する
こと大切さを自覚し、表現伝達することは、
「信頼関係」の基礎【礎】です。
そして、
円滑な人との繋がりに必要不可欠な
心身の活動は先ず人として「認める」こと、
何事、何人、何物に対しても「感謝の心」
を意識し、それを表現する態度、言動です。

サービス業従事者は、見ず知らずの人に
いつどんな時にも、一人のお客様として
接客をする出会いは全く未知の世界です。
まだ見知らぬ人が、大切なお客様として
いつ接客サービスするかわかりません。
たまたま、必要外の無視をした相手が
お客様(クライアント)だったらならば⁉
と意識して常日頃から言行することも
社会生活や仕事をする一人の人間として
心掛けて置く必要が有ると考えます。
従って【無視・スルーの行為や態度】
は出来るだけ避けなければなりません。
特に、人に触合う仕事に就く人は
【無視・スルーの行為や態度】は
『百害あって一利なし』
と、いつも心に留め置きましょう。
人は、
いつどこで見知らぬ人のお世話になるか❓
常日頃の心掛け行いがうんろぃを変える!
と今日まで生かされて気付かされました。
一般的に、
「感謝」は相手に言葉やもの、姿勢態度で
伝えるだけもの、と考えてしまいがちです。
その気持ちが自分の中にあるだけでは
心の篭った感謝は伝えることが出来ません。
先ず、自らの心に向かい
「有り難い、お陰様で、嬉しい」と深く
念じてこそ、自然と相手の心に伝わり、
その心に響く真の感謝の表現が出来ます。
よく相手が目に見えない電話口で
「ありがとうございます」と言いながら
頭を下げている人を見かけます。
そのような方は、実際に対面しない
目に見えない相手であっても
「心から感謝を伝えているんだなぁ」、
「素敵な感性を持っている人だなぁ」
と感心させられます。
この様な自然な姿勢で感謝の心を、
相手へ表現すること(≒愛他・利他心)を
自心の中にいつも置いてておくことは、
心で幸せになれる近道だと思います。
そして、
心に響く感謝を表わし示すことは、
大きな感動といつまでも心に残る
素晴らしい「余韻」を創り出します。
心の伴わない形ばかり態度や口先だけの
感謝の表現だけでは、感謝を表す心と
その重みを感じられず、その場限りに
なり伝えるべき相手の心に届きませんし、
人として他者に優しく、豊かで潤いのある
愛を感じられる心(≒利他心)を育めません。
どんな小さなことでも心から感謝し、
それを表わし伝える癖を付けることは、
その人の様々な人間力を育みます。
『報恩感謝』&『報恩謝徳』

この二つの四文字熟語は
私心無き心身の活動を表してます。
己の損得勘定、個人的な好き嫌い、
親交の度合い、年齢や上下関係、
社会的地位などで感謝の表現伝達
の要不要を判断している人がいます。
一個人として相手の心を認めること、
その人へ感謝することとその相手へ
の感情や気持ち見返り≒損得勘定は、
全く別なものであると思います。
一人の人として感謝を伝えることは、
喩えどのような人間であったしても、
心情は度外視して表し伝える活動をする。
また、
特に親しくない間柄でふったとしても、
その人の善意や好意の感じられることは、
ひと言の感謝の言葉であろうとも伝える。
幸せな人になり豊かな人生を歩む為にも、
小さな些細なことにも感謝を表わす言行
を日々少しずつでも積み重ねて行くこと。
人と繋がる感謝のひと言、
『ありがとう・有難い・お蔭様で』は、
大切な重みのある言葉と自覚しましょう。
🌎御縁は五縁

みなさんは、出会い触合う相手に
上図のどの五縁で向き合いますか❓
出来る限り、総ての五縁を意識しながら
向き合うように心掛け取組みましょう。
五縁は五本の指に例えられます。
親指は、自分の心に一番近い
先祖でもある親の縁を現します。
人差し指は、色々な人たちとの縁、
中指は、仲間友人たちとの縁、
薬指は、結婚指輪を表す夫婦の縁、
そして
小指は、子供の縁を指し示しています。
参考)五感の役目-対人関係構築
