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裁縫道具

小学生高学年の時代を「日本で」過ごしてきた人は、
大人になっても
小学校の時に買った裁縫道具を持っている人が少なからずいるらしい。

そんなことが言われたのは、
コロナという感染症がはやり始めた頃でした。
世の中がマスクを必要としているときに、
使い捨てマスクが入手できなかったことを覚えているでしょうか?

日本では布マスクが普及したのは、
小中学校で「家庭科」という時間に
裁縫を経験していたことが大きいのではないか?
と言われました。

得意かどうかは別にして、
やったことがあるという経験は生活をずいぶん楽にしてくれます。

但し、日本の教育を受けた人は、それが当たり前だと感じやすいです。
かくいう私もプロジェクトひまわりの講座で
「布マスク作ったでしょう?」
とずいぶん強気発言をしました。
当時、仲間に布マスクを作った人はいなくって寂しい想いもしましたが、
裁縫道具があることも当たり前ではないし、
縫うことができることも当たり前ではないんですよね。

「ゼッケンをつけてください」って
入学(入園)説明会ではよく聞くけれど、
最近はアイロンで貼り付けるゼッケンも見かけるけれど、
裁縫道具もアイロンもないご家庭ではどうするんだろうか?

どこの学校に行く子どもでも、
裁縫道具を持っている人とつながっていてほしいなぁと切に願います。

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