石尾根縦走
《山行概要》
鴨沢バス停(06:45)⇨ヨモギノ頭(09:10)⇨雲取山避難小屋(09:40)⇨雲取山山頂(09:45)⇨七ツ石山山頂(10:45)⇨鷹ノ巣山山頂(12:00)⇨六ツ石山・石尾根縦走路登山口(13:45)⇨JR奥多摩駅(14:00)
総距離:34.4km
累積標高:1,847m / 2,046m
日付:2022年1月7日
冬、日本列島の上空が典型的な西高東低の気圧配置になると、関東地方には冷たくカラッと乾いた空気が吹き込み、空は抜けるような青空になります。このような日は湿度による遠景のゆらぎがなくなるため視界はクリスタルクリア。山頂から見えるのは、雲ひとつない紺碧の空。そして、遠くの峰々の稜線の輪郭が、まるで紺一色のキャンバスに筆を走らせたかのようにくっきりと浮かび上がります。
東京で雪が降ることはあまりありませんが、ここしばらくは、毎年二三回ほど降雪があります。街に雪が積もることは稀ですが、関東平野周辺の山沿いでは雪が積もることがあります。
この日も街で積雪はありませんでしたが、奥多摩の峰々は積雪予報。また予想天気図によれば、雪を降らせる低気圧は早々に東の空に抜けていくとのこと。このような気圧配置の日は、まるで台風一過のごとく、翌日は抜けるような快晴が期待できます。期待に胸を膨らませながら、前日、スノートレイル用のウェアとギアをしっかりと準備し早めに就寝。未明に車で自宅を出発し、JR奥多摩駅すぐ近くのコインパーキングに車をデポ。始発バスで鴨沢へ。そして、夜明けとともに登山開始です。
目指すは、東京都唯一の百名山、雲取山。その眺望の素晴らしさはもちろんのこと、雲取山を起点とする長大な石尾根は、箇所箇所で森が切れ、縦走登山の醍醐味であるダイナミックな眺望をそこかしこで見せてくれる、首都圏近郊屈指の縦走路です。
その素晴らしい眺望だけではなく、新緑の芽吹き鮮やかな春、生命の営みを育む夏、貴重な原生林が錦を飾る秋、そして白銀の冬など、季節ごとに違う表情を見せてくれることも、石尾根の魅力です。
ここは、何度繰り返し行っても飽きることがありません。あまり機会のない、うっすらと雪に彩られた石尾根を歩いてきました。
注1
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出典:国土地理院ウェブサイト(地理院地図:電子国土Web)
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