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奥多摩県境尾根縦走
《山行概要》
川乗橋バス停(06:45)⇨百尋ノ滝(07:30)⇨川苔山山頂(08:30)⇨日向沢ノ峰(09:15)⇨棒ノ嶺山頂(10:45)⇨岩茸石山(11:45)⇨高水山(12:00)⇨雷電山(13:00)⇨JR青梅駅(14:15)
総距離:35.9km
累積標高:2,306m / 2,527m
日付:2021年2月6日
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東京には、笹尾根、石尾根などいくつか尾根歩きの名所があります。今回はそのうちのひとつ、県境尾根から高水三山へと抜けるコースを縦走します。そのあと青梅丘陵も踏破する贅沢コースです。
東京を代表するこれらの縦走路は奥多摩に集中していますが、その中でも一番険しく難しいのが、埼玉県との県境沿いに横たわる県境尾根。この尾根は激しいアップダウンが連続し体力が試されるだけでなく、登山者が少なくトレイルが不明瞭なため地図読みとルートファインディング技術が求められる、登山に手練れた人向けの縦走路です。ここを使うと、奥多摩屈指の人気を誇る川苔山と棒ノ嶺(棒ノ折山)の両名峰ををつなぐことができます。
川苔山は、JR奥多摩駅から奥多摩三大急登のひとつ大休場尾根を登り、本仁田山を経由するルートないしはJR鳩ノ巣駅から入山するルートが一般的ですが、今回は名瀑百尋ノ滝を経由し北回りで川苔山へ登頂。そこから、その素晴らしい富士山の眺望で知られる日向沢ノ峰へ向かいます。ここは、春になるとあでやかな花を咲かせるアカヤシオの名所でもあります。
そして県境尾根へ。この日は積雪もありトレイルは真っ白。普段にも増してナビゲーションが難しいコンディション。特に危ないのが、雪に残る先人の足跡を無批判に辿ることです。なにも考えずについていって、同じ谷に落ちて一緒に仏になることは避けなければなりません。地図とコンパスを取り出し、携帯GPS地図(頼りにはなるが100%信頼はできない)の答え合わせをしながら慎重にルートファインディングを行います。無事に県境尾根を突破。
爽やかな沢沿いの道とゴルジュ帯、そして山頂からの眺望で人気の棒ノ嶺で一休みします。ここからは比較的難易度の低いコースになるので、グッと人が増えます。順調に岩茸石山に到着。惣岳山、岩茸石山ならびに高水山は「高水三山」と呼び習わされ、これらをめぐる縦走路は奥多摩人気コースのひとつ。特に岩茸石山の眺望は秀逸で、ここでお弁当を広げる人たちも大勢おられます。こどもたちがにぎやかに、親御さんが作ってくれた美味しそうなお弁当を楽しく食べている光景をみると、こちらも嬉しくなってしまいます。
高水山では名刹常福院へお参り。静謐な空間に身を置き、そして悠久の歴史を肌で感じながら、一旦山を降ります。
そして最終盤、青梅丘陵に取りつきます。青梅丘陵は比較的緩やかで整備も行き届いており、小さなこどもからご年配の方までみんなが楽しめるハイキングコースです。道の多くが南向きの斜面を通るので日差しが暖かく降り注ぎ、常緑広葉樹の森は冬でも緑豊かで気持ちのいい道です。
そして、昭和レトロのノスタルジックな雰囲気漂うゴールのJR青梅駅に到着。盛りだくさんの大縦走ここにて完結です。奥多摩の奥深さを存分に感じそして味わえる旅でした。
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北側斜面は、英語でいうと「North Face」。その厳しさへの挑戦や克服のための高性能というブランディングで、某メーカーが商標に採用しています。
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ご機嫌で棒ノ嶺を出発し、高水三山方面へ歩みを進めます。明るい尾根道を辿り、岩茸石山に到着。
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(注1)
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出典:国土地理院ウェブサイト(地理院地図:電子国土Web)
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