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高尾歳時記 2023年3月21日(火・祝)

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天気:曇り。遠景は限定的。
気温:15.0℃(高尾山山頂 11:00AM)
人出:混雑。山頂は渋滞。
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今日は春分の日で祝日。

祝日なので人出は多く、山頂はすわる場所もないほどの大混雑でしたが、やはり高尾山はこうでなきゃ。みなさん本当に楽しそう。今日は特に年配の方々の登山ツアーと子供連れのご一行を多く見かけました。

そういう日でも、いつもどおりひとの少ない、静かなトレイルがあちこちにあるのが高尾山のいいところ。そのなかでもひときわ花の多いトレイルを巡ってきました。

本日天気は曇りで、午後以降今週の天気予報は下り坂。週末に向けて雨天の予報が出ています。ですが、この時期、季節を進めるのは暖かい晴れの日ではなく、植物にとって恵みをもたらす雨です。今週後半、高尾山の季節はさらにグッと進むでしょう。

小仏川の河原は、ナガバノスミレサイシン祭りになっています。ナガバノスミレサイシンはスミレのなかでも大ぶりの花を咲かせますが、あちこちでその見事な姿を見つけることができます。高尾山の山中は麓より若干スミレの開花が遅いのですが、蛇滝コースならびに高尾山2号路南側と3号路で開花が始まりました。タチツボスミレとナガバノスミレサイシンが中心です。また、山頂近辺ではエイザンスミレとヒナスミレが開花のピークを迎えつつあります。

ハナネコノメは終わりかと思っていたのですが、なんと蛇滝では遅咲きの第二陣ともいうべき集団が咲き始めており、見頃を迎えつつあります。可愛い濃い紅色の雄蕊をつけた花をたくさん見つけることができました。高尾山6号路のハナネコノメはほぼ終了。

高尾駅至近の大光寺の境内の江戸彼岸桜は満開で、見事です。高尾山の麓の桜は二分咲き程度で満開はおそらく今週末ぐらいでしょうか。山中の桜はまだ開花前です。

大光寺の江戸彼岸桜としだれ桜は満開です。京王線高尾駅のプラットフォームから撮影。
小仏川の河原にて。クサノオウが咲き始めていました。
同じく小仏川の河原にて。高尾では春によく見かける、ムラサキケマン。咲き始めの個体を多く見かけました。
同じく小仏川の河原にて。先日の雨がきっかけでしょうか。カキドオシの花があちこちで一気に開花しています。
同じく小仏川の河原にて。アズマイチゲはピークを過ぎていますが、まだ見頃の花が残っています。
同じく小仏川の河原にて。キバナノアマナ。
同じく小仏川の河原にて。ヤマエンゴサクが一斉に咲き出しています。
ヤマエンゴサク群生地。あちこちで開花していました。
こちらは、タチツボスミレのなかでも葉の葉脈が深紅に染まる、アカフタチツボスミレと呼ばれる品種。
小仏川遊歩道はナガバノスミレサイシン祭りになっています。純白にやや桃色がかかった個体。
こちらもナガバノスミレサイシンですが、濃いめの紫の個体。
アオイスミレも花のピークを迎えつつあります。このように集団(クラスター)を作ります。小仏川遊歩道にて。
ミミガタテンナンショウもあちこちで見かけるようになってきました。小仏川遊歩道にて。
カントウミヤマカタバミも花を次々とつけはじめています。小仏川遊歩道にて。
蛇滝のニリンソウは花のピークを迎えつつあります。
蛇滝のハナネコノメはもう終盤だと思っていたのですが…早咲きの集団がすでに雄蕊を落としている一方、第二陣というべき集団が花をつけはじめました。
今春二度目の見頃を迎えています。
蛇滝コースのスミレの開花が始まりました。今日見かけたのは、タチツボスミレ、ナガバノスミレサイシンそしてヒナスミレ。こちらはヒナスミレです。
霞台十一丁目茶屋脇の眺望スポットから、相模湾方面の遠景。今日は曇りで、遠くまで見通すことはできませんでした。
高尾山3号路でもスミレの開花が始まっています。ナガバノスミレサイシン。
このナガバノスミレサイシンは複数の花をつけていますが、高尾山3号路ではこのような個体を多く見かけます。
高尾山3号路では、ヒナスミレも見つけました。もう少しすると、エイザンスミレもよく見かけるようになります。
ここにもヒナスミレが。色といい形といい、かわいらしいスミレです。
高尾山山頂より、富士山方面の遠景。残念ながら、富士山は見えませんでした。
同じく高尾山山頂から、丹沢主脈方面の遠景。今日はあちら方面も曇り空ですね。
立派なエイザンスミレ。高尾山6号路にて。
高尾山6号路のニリンソウは花のピークを迎えています。
高尾山ケーブルカー麓駅(清滝駅)前の桜は、二分咲き程度です。見頃はおそらく今週末ぐらいでしょうか。


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